ミラノ発、あれこれ。

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夏休みの計画。 [2008年08月29日(金)]
最初の計画では、南フランスの町を廻りながらスペインへ向かい、
バルセロナからEXPOが行われているサラコザまで行くつもりだった。
でも結局、私たちが訪れたのはバルセロナのみ。
計画なんて、そんなもの。
南フランスの町々やサラコザのBridge Pavilion (ザハ・ハディッド設計 / bd online にてイメージが掲載されています)は、
次回のお楽しみ、ということで。。。

私たちの欠点は、せっかくのヴァカンスだというのに、
『趣味≒仕事』が災いして「建築見学ツアー」と化してしまい、
なんだか仕事みたいになってしまうこと。
それはそれで楽しいのだけれど、
本当の休息を求めるなら、リゾート地に行かないとダメかもしれない。

バルセロナの街をちゃんと見て廻るのは6年ぶり。
その間に多くの建物が出現し、今もなお建設中・計画中だったりして、
まだまだ目が離せないバルセロナ。
刺激的で元気のいい街です。

午前中にニースを車で出発して、バルセロナに着いたのは夕方。
翌日からトラムに乗って、早速ツアー開始!

※バルセロナに着いて、一番最初に思ったこと。
イタリアみたいに落書きがなくて、街が美しく保たれてること。
ミラノ住民としては、うらやましく思ってしまいます。
結局、ニース。 [2008年08月20日(水)]
結局、私たちはニースに来てしまいました。
ちょこっと仕事して、
やっぱり海に出てしまいます。

ニースはいい。
活気があって、街が生きてる。
日曜日だって、スーパー開いてるし。

少し仕事が一段落したので、
1週間ほどバルセロナへ行ってきました。
報告は、またのちほど。
今はバルセロナからまたニースに帰ってきて、
お仕事の続きをちょこっとして、
やっぱり海に出かける毎日です。
出遅れ。(8月のミラノ) [2008年08月05日(火)]
今年は出遅れている。
ヴァカンスに。

私たちはまだミラノにいて、
旅行の計画もまだ立ててない、という有様。
だいたいのプランはあるのだけれど、
今回は車で移動することにしたので、
電車も飛行機も予約していない。
どの町にどのくらい寄るかもまだ決めていないので、
宿泊先も決まっていない。
こんなんで、旅立てるんだろうか…。

「二足のわらじ」の片足は、
ボスが事務所を閉めて夏休みなんだけど
前回書いた私たち(gk architetti)の物件が、
「実質の設計は9月からかな〜」と思っていたら、
意外にものんびりしていられない状況で、
この時期に、何故か普段以上に忙しく働いている。
これが一段落するまでは、私たちのヴァカンスもおあずけ。

仕事に集中してしまい、料理をする気も起きなかったので、
外食でもしようと思ったら、いつも行く中華料理屋もピザ屋さんも、
みーんな、お休み。
以前に比べたらいくらかマシになったけど、
まだまだ寂しいヴァカンス時期のミラノ。
すでに、ほぼゴーストタウン化。
(写真は今日の午後。シャッター、みんな下りてます…

8月に働くのは、嫌ではない。
お仕事があるなら、それは有りがたいことだし、
作業には、かえって集中できるし。
ただ、イタリア人であるG氏にとっては、
「この時期にまだミラノにいる」ということが、
どうにも耐えられないらしい。
「ヴァカンスに行きたい!」というよりは、
「8月のミラノに居たくない」という感じ。
最初はその感覚がよく分からなかったけど、
最近はなんとなく分かるような気がする。
確かに活気のないミラノは寂しい限りだし、
子供の頃からヴァカンスのある生活を送っていた彼は、
「お盆休みは土日を含めて4日」などという生活を送ってきた私とは、
やっぱり感覚が異なるんだろう。

「とりあえずニースに行って、そこで仕事しよっか」
と、ここ数日、かなり本気で話している。
施主の了解を得て、設計の方向性が固まって、
パソコンさえあればそれもアリかもしれないけど、
海なんかに行ったら、仕事しないんじゃないかなぁ…。

予定は、未だ未定。。。
現場へGO! [2008年07月31日(木)]
先日、とある現場で測量してきました。
久々の現場。新しいお仕事です。

現状(設計前)の図面を描くために、
なるべく細かく各所の寸法を取っていきます。
この作業、夏でも冬でも、とにかく大変。
肉体労働です。

今回は暑い中、ダラダラと汗を流しながら、
少々アバウトなG氏に文句を言いながら、
埃にまみれて咳こみながら、
とりあえず、なんとか終了。


この資料を元に、現在図面を描いています。
わずかな誤差でちゃんと図面が描き上がると、
パズルのピースが合ったような、
嬉しさがあったりします。
いや、合ってて「然り」なんですが…。

イタリアへ来てからは、内装の仕事が当然多いのですが、
相手はなんせ「築何百年」とかいう物件ですから、
壁がまっすぐじゃない(水平・垂直方向ともに)ことが多々あります。
こっちが勝手に長方形の部屋だと思っていても、
微妙に台形だったりするワケです。
日本で働いていた頃には想像も出来なかった
「ゆがみ」と遭遇するワケです。
ちょっとしたカルチャーショックでした。

さてさて、この物件、この先どうなっていくことやら…。
施主と相談しながら、これからアイディアを出し合っていきます。
今後が楽しみ…、
なんですが、もうすぐ7月もオシマイ。
イタリアは、そう、ヴァカンスです。
さながら、『夏休みの宿題』ってトコでしょうか。
ぼんやり海辺で、アイディアを捻り出したいと思います。
祝日。 [2008年07月22日(火)]
今朝、用事があってミラノ日本領事館へ行ったら、
「今日は休館日です」との張り紙が…。

そっか。
海の日の振り替え休日ってヤツなのか…。
日本の祝日、すっかり忘れてた。

近いからまたすぐ来れるけど、
朝からなんだかとってもガッカリ。

ところで、ミラノの街はもうだいぶヴァカンス・モード。
じわじわと人が街から居なくなっていくのを感じます。
仕事の電話でも、
「もうヴァカンスに行っていて、いません」と言われたり…。
途中で放っておかれても困るんですけど…。
こうなってしまうと、もう9月まで保留です。。。
新しいボローニャ駅。 [2008年07月15日(火)]
もう知っている人も多いだろうけど、
新・ボローニャ駅のプロジェクトの国際コンペの結果が発表された。
世界中から52の候補者が参加し、最終予選に残った12組の中から、
磯崎新氏のグループが優勝したらしい。
以下のサイト(ラ・レプッブリカ)で、
ちらっとプロジェクトを見ることができる。
http://bologna.repubblica.it/multimedia/home/2470301/1

イタリアで日本人建築家が評価されるのは、
同じ日本人として、なんだか嬉しい。

この新駅、総額3億4000万ユーロの一大プロジェクトで、
2015年までに完成予定なんだそうだ。
2015年といえば、ミラノでEXPOが開催される年。
近い将来、新しい建築を近場で見られることになりそう。
結婚しました。 [2008年07月05日(土)]
仕事のパートナーでもあるゴレッリ氏と、
1週間前の土曜日、結婚しました。
公私ともに、助け合って前進していこうと思います。

私たちを今まで支えてきてくれたみなさん、
お祝いをしてくれたみなさん、
(式に出席できなかった、そこのあなたも含めて!)
本当にどうもありがとう。
これからもどうぞよろしく。
(写真は友人1045ちゃんのデータを拝借。)
続きを読む...
ドバイへの切符。 [2008年06月24日(火)]
先週、ボスのもとに1本の電話が入った。
ボスの友人で、仕事でドバイにいるという。
「ホテルの内装をデザインしてくれないか?」
降って湧いたような、オイシイ話である。

建設ラッシュに沸くドバイで、
高層のホテルを建設したのはいいけれど、
内装のデザインがまだ全く決まっておらず、
あわてて建築家を探しているという。
見切り発車というか、なんというか…。
日本人の私には未だ付いて行けない発想である。

結局ウチのボスはミラノに残ることにし、
ボスの相方が日曜日、ドバイへと旅立って行った。
もしも話が進んで、設計スタッフが必要になった場合、
私達も駆り出される可能性もある、、、という。

夏のドバイ…。
どのくらい暑いのやら、想像も付かない。
以前、ドバイへ行ったことのある友人は、
「汗の水分でビデオカメラがフリーズした」と言っていた。
恐るべし。。。

ドバイへの切符。
ちょっとばかりワクワクする。
きのこのごとくニョキニョキと乱立する高層ビルの現場を
見て歩くだけでも、きっとすごく刺激的に違いない。
大きな期待を抱かずとも、心のどこかで吉報を待つとしよう。
環境とか省エネとか。 [2008年06月15日(日)]
前回、「環境を大切に…」なんて書いていたら、
友達から「省エネを考えた建築の講演会と展示会」の
お誘いを頂いて、金曜日に行ってきた。
彼女が働く事務所のボスが講演する、というもの。
場所はよく分からなかったのだけど、
ミラノの南東へ車で1時間ほど行ったところで、
会場はとても美しいヴィラだった。
(例の如く、またカメラを忘れてしまった。

講演会の内容は、とても興味深いものだった。
夏の日差しが強いここイタリアでは、
日よけを設けることはよく行われているけれど、
とある集合住宅では、西側の壁の開口部を一切なくす、
なんていう例もあって、ちょっとびっくり。
低いところから強烈に入り込む西日は、
室内に相当な熱を送り込むので
それをシャットアウトするのが目的なんだとか。

空気の循環を考えた設計とか、
今後取り入れたい技術とか、
いろいろ考えさせられる課題だとか、
とにかく盛りだくさんだった。

今回の内容は「エコ」とはちょっと違う。
自然素材を使う、というわけではない。
「目的に相応しい素材を選んで、エネルギー効率を高める」
といった感じだ。

今、この手の話題が注目を浴びるのには、理由がある。
最近、住宅にエネルギーレベルを表記することが決まり、
今後、省エネ効率によってそのレベルが決められるようになる。
当然、「クラスA」の物件が「クラスE」の物件より
人気が出るだろうし、値段も高くなるだろう。
省エネレベルを判断する資格講習は順番待ちの大人気で、
技術者達はこぞって情報を集めたりしているのだ。

なにはともあれ、悪いことじゃない、と思う。
私も置いて行かれないように、もっと勉強しなくては…!!!
ホタル。 [2008年06月11日(水)]
先週の土曜日に友達の結婚式があって、
トスカーナの方へ2泊3日の小旅行をしてきた。
ミラノから友達の車で移動して、遠足みたいな楽しさ。

結婚式は、あいにくの悪天候だったけど、
ロケーションはうっとりするほど素敵な場所で、
美男美女の新郎新婦は本当に絵になっていた。
予想をはるかに上回る美味しさのトスカーナ料理に舌鼓を打ち、
ずっしりしたモンテ・プルチャーノの赤ワインも堪能して、
お腹も満足。

結婚式の終わった日の夜、パーティーが催された。
場所は新郎の親戚が所有する広大な畑の一角で、
周りにはオリーブやブドウなどの畑が延々と続いていた。
そこは普段からみんなが集う場所になっているらしく、
プール、サッカー場、ブランコ、子供が遊ぶ小屋、
さらに屋内にはビリヤードなどが揃い、
立派なキッチンや長い長いテーブルなんかもあって、
畑小屋というよりは、ほとんど別荘といった趣きで、びっくり。

そこで、何年かぶりに、ホタルを見た。
真っ暗闇の中、点滅し、浮遊する無数の光。
「ホタルって、こんなに明るかったっけ?!」
と思うほど、力強く光を放っていた。
なんだかたまらなく愛しく、懐かしく、その光景が単純に嬉しかった。
イタリアでも都会ではまったく見ることのできないホタル。
こんな光景が見られるような環境を大切にしたいと、
季節はずれの雨が続く異常な天気を思いながら、考えていた。

結婚式のあった場所。午後、やっと晴れ間が覗いた。
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