Just A Little Sip

キッチンで綴る美味しい話

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雪の日のドリンク

2012年1月17日(火) 04:52


朝目が覚めて窓の外を見ると、
向こう側の丘に立つ家々が見えないくらいの粉雪。




snowy seattle.jpg




温かいドリンクが飲みたくなる季節。

クリスマスの頃ぐらいから、我が家の食卓によく登場するホットドリンクがある。それは、ホットワイン。仕事から帰って厚いコートを脱いでキッチンに立ち、冷えた体を温める為に、お鍋にスパイスを入れてかるく炒って、そこへオレンジ、レモン、蜂蜜と赤ワインを入れて、弱火で温める。仕上げにリキュールを少したらす。


部屋中にスパイスとオレンジの甘い香りが広がる。この香りだけで、部屋の温度が何度か上がったようなあったかい気分になる。


巷には、数えきれない種類のホットワインがある。生姜の利いたピリリとしたものから、アップルの甘さが隠し味のもの、たくさんのスパイスが入ったもの、あと白ワインのホットワインとか。今まで色んな所でホットワインを飲んでみたけど、ひとつとして同じ味はなかった気がする。だから、私はフェスティバルなんかでホットワインを見かけると必ずどんな味がするのか試してみたくなる。


私が好きなホットワインは、オレンジを効かせたワイン。冬ってオレンジがとっても美味しく感じる時期だし、私は焼きオレンジとか、ホットオレンジドリンクとか、あったかいオレンジが結構好き。


だから、ホットワインもオレンジを効かせて作ることが多い。



mulled wine1.jpg




ゴクリとひとくちホットワインを飲むとふぁーッと体の中が温まって、凍っていた体がゆっくりと溶けていくような気分になる。いい香りのスパイスにオレンジとレモンのシトラスが混ざり合うと、夢見心地になる。


この時ばかりは、寒い日に感謝。
だって、夏だとこんなに美味しいホットワインは飲めないもんね。


お家で飲むのはもちろん好きだけれど、ホットワインってやっぱり外で冷たい手に湯気の立ったコップを握りしめてってふぅふぅしながら飲むのが一番美味しいと思う。 だから、時々は水筒にホットワインを入れて、散歩に出かけて公園で飲んだりとかすると、(あぁ、これこれ)ってなる。


普段はコーヒーの街シアトルも、
こんな雪の日はホットワインが似合うね。




mulled wine2.jpg


オレンジホットワイン
(2人分)

クローブ 4個
カルダモン 1房
ナツメグ(すりおろし) ひとつまみ
オレンジ(無農薬) 1個
レモン(無農薬) 1/2個
バニラビーンズ 1/2本
蜂蜜 大さじ1(お好みで調節)
赤ワイン(Zinfandel) マグカップ2杯分
グラン・マルニエ 小さじ1


小鍋を弱火で温めて、そこへクローブ、房から出してつぶしたカルダモンの種、すりおろしたナツメグひとつまみを入れて焦げない程度にかるく炒る。

そこへ適当な大きさに切ったオレンジを絞り、ジュースと、残ったオレンジの皮も一緒に鍋に入れる。次に適当な大きさに切ったレモンを“搾らず”に鍋へ入れる。

次にバニラビーンズ、蜂蜜をワインの順に鍋に入れていき、ゆっくりと沸騰させないで火にかける。ワインが温まり、スパイスとシトラスの香りがワインに移ったら、味見をして、もしもう少し甘い方が良ければ蜂蜜を足す。

最後にグラン・マニエルを入れて仕上げる。

(私は、赤ワインはZinfandelを使いますが、お手頃価格のフルーティーなワインならどんなものでも美味しく出来ますよ。)



***




シアトルは、今週は木曜までずーっと雪がちらちら降り続けるお天気だそう。
こちらの学校はけっこう簡単に休校になるようで、職場のお父さんお母さん達は、家にいる子供が気になってしょうがない模様。

車通勤が多いアメリカだから、こんな日は仕事を早め終わらせて帰る人が多い。夕方の4時過ぎぐらいから、私の働くビルもほとんどの人がいない状態になって、ビル全体がシーンとしていた。

いつもとは違う静かな空間を独占している私は、
ちょっとだけ得をしたような気持ちになった。



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