前田治Fサッカースクールは2003年に開校。
土日に練習や試合をしているサッカーチームの子どもたちが
技術向上できるようにと平日にレッスンを行う。
「サッカーの楽しさを知ってもらえたら…。
楽しいというのはダラダラおしゃべりしながらプレーすることじゃない。
真剣に取り組んで、技術ができるようになった時に感じる気持ちが
本当の意味での楽しさだと僕は考えています。
そして、コーチに任せきりにせず、自分がグラウンドへ出て行って、
直接指導を行うことも僕のこだわり。
自分の名前だけ使って、受講生と直接関わる機会のないスクール
にはしたくないんです」

前田さんがこのスクールや日本サッカー協会主催の子どもの夢を
育むプロジェクトなどの活動を通じて残念に思うのは、子どもの意思
とは関係なく、
親が「この子はサッカーの才能がないから、塾へ行かせるためにサッカー
をやめさせます」などと、子どもの進路を勝手に決めているケースがあること。
「それはその子が本当に望んでいることなのか疑問。
夢を叶えるための努力はたとえその夢が叶わなかったとしても、何かの
形で役に立つことがある。僕の場合でいえば、日本代表にはなれたけれど、
目指していたワールドカップには出場できなかった。
でも、その経験が現在の解説や指導などに生かされていると信じています」
文/高井みわ
来週は最終回
「女性には輝いていてほしい」