’60年代の音楽、ファッション、文化にこだわりを持ち続けて数十年!!

昭和レトロなるものが、ブームになっている昨今。
少し違った観点から、マイ昭和レトロともいうべきスタイルを、
〜遠い〜記憶をたどりながら綴りたいと思う・・・・・・。

2006年6月15日

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“ I care you ” [2006年10月11日(水)]

マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング 株式会社
日本法人代表取締役社長 柴田励司氏。
毎週、配信戴いているメールマガジンから、特に10月8日付けの内容に感銘しましたので、一部割愛して御紹介します。

『部下を大切に思う気持ち』

ロンドンです。思ったよりも寒く、ホテルの部屋では暖房をいれています。
さすがに、朝日が昇るのも遅いです。朝の6時半頃にロンドンタワーの辺りを走っていますが、その時間では真っ暗です。
昨日はこちらのお客様にご配慮いただき、Queen劇場で「レミゼラブル」の20周年記念講演を観てきました。「レミゼラブル」は大好きな作品の一つで、これまでもニューヨークで2回、
サンフランシスコとシカゴでそれぞれ1回、ロンドンで2回、アムステルダムで1回、日本で2回観ています。

今回のロンドン版は、やや演出に荒いところがありましたが、ジャン・バルジャンとエポニーヌの出来が素晴らしく、全体としては十分に満足です。まだ一度も観たことがない、という方はぜひ!(「ミュージカル=宝塚」という方のイメージを一新できると思います。)

さて、このミュージカルの底辺に流れるテーマは「他者へのCare」です。ストーリーをご存知でない方にとってはチンプンカンプンでしょうが、銀織機を盗んだジャン・バルジャンに対する神父のCare、ジャン・バルジャンのコゼットへのCare,エポニーヌのマリウスに対するCare、ジャベールのジャン・バルジャンに対するCareなどなど、自分以外の人間に対するCareが目白押しです。ここに20年にわたって、世界中で人々の心をつかんでいる秘訣があると思います。

楽曲がすばらしいミュージカルは他にもたくさんあります。作曲のクロード=ミッシェル・シェーンベルクの作品としては、ミス・サイゴンの方が楽曲的には優れていると思います。しかし、テーマの深さでレミゼラブルに及びません。

人はやはり、誰かをCareしたいし、Careされたいものです。組織運営上、みな、それぞれ役割があります。
上司という役割、部下という役割、派遣という役割など、関わり方は多様です。しかし、お互いにお互いをCareするような組織運営ができれば、そこに信頼を超えた強い結びつきが生まれるのではないかと思っています。

プロの仕事集団にはCareはいらない。そこに必要なのはMissionの共有だけだ・・・というハードボイルドがお好きな方もいらっしゃると思います。それを否定はしません。しかし、長くつき合っていく組織であれば、私はそこに「相互の結びつきと信頼」を求めたい。

Careというのは「そのヒトのことを大切に思う」ことです。「大切に思う」からこそ、そのヒトの体調や精神状態などを気にします。仕事で悩んでいないか、困ったことは起きていないか、自然に気を配ることができます。

組織を引っ張るリーダーというのは「あのヒトと一緒に働きたい!」と思われるヒトであるべきというのが私の持論ですが、その秘訣の一つに部下を大切に思っているかどうか、があると思います。
これまで、何故「あのヒトと一緒に働きたい」と思われるかというと、「わかってくれるヒトだ」と部下に思われるから、と説明してきましたが、そのベースにあるのは「部下を大切に思う気持ち」だと思います。


パフォーマンス上問題がある、ケミストリー(相性)が合わない、ひどい失敗をしでかした、文句ばかり言う、問題ある部下の典型的な状況です。もし、この部下が倫理的に問題ある(嘘をつく、一生懸命やらない)のであれば「大切に思う」必要はありません。しかし、そうでない場合は、問題があっても「大切に思う」気持ちと態度で接するべきだと思います。そうであれば、仮に組織の外に出てもらうことになったとして、そこには「感謝」こそあれ「憎しみや怒り」は生まれないはずです。

組織が集団皿回し状態になると、上司も自分の仕事をこなすので精一杯になって、とてもヒトのCareなどしていられなくなります。みな、ヒトのCareはできないけれど、こんなに仕事をしているから自分はCareされるべきだと考えます。
でも結局誰もCareしてくれないので、常に不満に思うようになります。そうなると組織がギスギスします。
同じ組織でありながら、できるだけ双方向のコミュニケーションを避けようとします。コニュニケーションを強く望んでいるが故に、反動的な態度をとるようになってしまいます。

この場合、皿回しを解消するか、それが短期的に難しい場合には、皿回しの状態でもヒトのCareができるヒトを投入します。それは経験豊かなリーダーかもしれませんし、外部のカウンセラーかもしれません。または、癒し系の若手社員かもしれません。
いずれにせよ、Careのない状態を長らく放置してはいけません。これは、組織の一番上の人間(社長)と人事責任者の責任です。

“ I care you ”、部下に対してそう言えるリーダーの集団をつくりたいですね。

柴田励司氏が、週一回発行しているメールマガジンへの登録はこちらから。

『柴田励司の人事の目』

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