’60年代の音楽、ファッション、文化にこだわりを持ち続けて数十年!!

昭和レトロなるものが、ブームになっている昨今。
少し違った観点から、マイ昭和レトロともいうべきスタイルを、
〜遠い〜記憶をたどりながら綴りたいと思う・・・・・・。

2006年6月15日

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”定年後の人生を考える” [2007年06月18日(月)]

先日更新した、「インテグリティ」の追記的に、久しぶりに”団塊世代の心と暮らし”を更新します。
一部の、閣界、官界、大企業の経営陣などの不祥事を通して、“社会全体の軽薄化 ”を感じますが、早急な処方箋としては『大人の英知を磨く努力』に尽きると考えます。

(新聞コラムより)

”生きる”「団塊世代の心と暮らし」<5>
明治学院大学教授 佐藤 眞一

脳年齢の測定が中高年に流行っている。ゲーム機で暗算を繰り返すと、画面に脳年齢が算出される。その結果に一喜一憂する中高年の姿が、ニュース映像に流れたことも記憶に新しい。このゲーム機を待合室に置く病院もあるそうだ。

”脳トレ”人気は、高齢社会に生きる私たちの老いの不安を象徴している。美容やサプリメントなど、アンチエイジングも同様だが、これらはどうやら単なる「老いへの抵抗」ということでもなさそうだ。たいていの中高年は、実年齢よりも若いと感じているからである。実際の年齢と、実感している年齢との隔たりを埋めようとする気持が、老いへの不安と相まって、私たちをアンチエイジングや脳トレに駆り立てるらしい。

自分の年齢を何歳程度に感じているか―それを、心理学では「年齢アイデンティティ」と呼ぶ。私の調査によれば、50代の男性で11歳、女性で17歳ほど若く感じていた。60代では男性15歳、女性では何と、20歳以上も実年齢を下回る結果が出た。つまり、50代や60代の中高年は、年齢を40代にしか実感していないのだ。事実、最近の中高年は一昔前に比べ、服装も髪型も若々しい。高齢社会は、老いのテンポを遅らせる社会でもある。

いつまでも若さを保つことは、人々の理想だろう。だが、若さの追求のみが価値あることなのだろうか。計算の速さは、いくら頑張っても小学生に勝つことはできない。ゲームで高得点を出すことが、大人の知能として大事なはずはない。

心理学者・キャッテルは、パズルを解いたりすばやく計算する能力を「流動知能」と呼び、言語能力を背景にした洞察力、理解力、判断力などを「結晶能力」と名付けた。
流動知能は脳の性能を示す能力で、青年期がピークである。その一方、結晶能力は、脳の成長が停滞する青年期以降も経験の累積によって高まり続け、80代、90代でも伸び続けることができる。

結晶能力はまさに「大人の知能」である。そして、この結晶能力がより高次の「知恵」や「英知」の基礎となることが、最近の研究で明らかになってきた。
若さにとらわれるばかりでなく、成熟した大人の英知を磨く努力は、脳トレ以上に、高齢社会に生きる中高年にとって必要ではないだろうか。

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