| 初 釜 |
新年が明けて一週間、七日の朝は七草粥を召し上がった人も多いと思います。北海道ではお雑煮に入れて七草餅を食べる風習があります。お雑煮は醤油ベースで具材も東京とあまり変わりませんが、おせち料理は大晦日からテーブルに並び、正月を通して豪華絢爛な料理の食卓を囲みます。北海道のお正月風景です。
昨夜NHK教育で、千利休を継承する京都の”武者小路千家正月の初釜を楽しむ”という番組を観ました。私も東京に、茶道具一式があるのですが、本格的に炉を切る住居環境がないので、いつしか茶釜はオブジェのように飾り物になっています。これはこれで味わいがあるのですが、今年は日本のわび、さびを楽しむべく、武士の心得でもあった茶道を極めようかと考えるのです。そして、茶系とグリーン系の渋い和服も揃えたいなあ・・・(凝り性です)。
私が好きな白金台の八芳園には、5万m2の広さを誇るという、緑が深くて落ち着ける日本庭園があり、池のほとりの茶室「夢庵」では、庭園内の散策と茶室で抹茶とお菓子を味わうコース(1人840円)があります。
私が尊敬してやまない、故 田中一光先生も茶道を嗜んでいた方でした。1月10日は先生の七回忌です。
「田中氏の山中湖の別荘には茶室があり、そこで偶然、手作りの道具を用意して茶会をすることになりました。
”そのしつらえがすごく良かった”と田中氏。”利休が生きていたら、きっとやりたかったであろうというような新しい茶会だった”と振り返ります。
”明治以降、お茶は女性に占領され、振り袖を着て、花嫁修業の一つとして…。というのが主流になってしまった。それをアート領域に取り戻したい”。」
田中氏のこのような感性にも憬れました。

田中一光氏(左)

永井一正氏(左)
日本デザインセンターの先生方は一見、ビジネスマンのようですが、芸術家然とした嫌味なファッションではなく、ダンディーなルックスも尊敬に値するスタイルでした。 |
2008年1月8日(火) 19:40 [ Culture・Scene ]
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