| ☆トミサチと再会 |
久し振りの当直明けだった。
帰宅して2時間ほど休んでから夕刻に茅ヶ崎に出掛けた。
数年前たった一度知り合ったトミサチが、
チェロのデュオコンサートを開くからだ。
「チェロのデュオコンサート」は初めてだった。
帰宅してから私の行ったコンサートの案内をするサイトがあった。
数年前、沖縄・海と風の宿でスタッフをするつもりでやって来たトミサ
チと知り合ったが、スタッフをするのはやめて「北海道のゲストハウス
で働く」と言いだしたのだった。
どんな理由があったか知らないけれど、海外留学帰りのトミサチは坊主頭だった。
高速バスでは那覇空港からのフライトに間に合わないというトミサチを
空港まで私が送ることになった。
数回メールをしてそのままだった。
3月の初めにメールが来て、上記のコンサートを茅ヶ崎で開くことを知らせてきた。
茅ヶ崎はもう一人のサチの故郷なのだった。
二人は、現在金沢でチェロの修行を師匠に付いて続けているのだった。
師匠の名前は、ルドヴィート・カンタ(オーケストラ・アンサンブル金沢
首席チェロ奏者)とある。
コンサートプログラムと金沢土産の俵屋の飴
コンサートは70人程入れるミニコーサートだった。
料金2000円で2時間弱。チェロのメロディーが心地よかった。
帰り際、出口でトミサチに言った。
「とにかく元気で生きていたのがよかったね」と。
トミサチは京都市立芸術大学音楽学部を卒業していたので、
私の好きなソプラノ歌手の菅英三子先生を知っている?と
尋ねたら、当然ながら知っているとのことだった。
音楽で身を立てて行くことはさぞ大変だろう。
だが、好きな道を究めている姿には敬意を表したい。
なんとか頑張って欲しいと思った。
沖縄でただ空港まで送っただけだったけれど、
あの頃のトミサチのやや悲愴な、行き場を求めているような表情が
なかった。前を向いて歩み出しているのが分かり嬉しかった。
ささやかなな親切は、やはりしておいてよかったとも思った。 |
2009年3月14日(土) 11:14 [ 音楽 ]
この記事のURL / / |