今年は花粉症が一時きつかった。
東京の母いわく、今年は花粉の量が少ないらしいと聞いて、そして3月に入っても症状が来なかったから大丈夫かと鷹をくくっていたのだ。
が、4月、全然暖かくならない春のくせに、花粉だけは大量に飛んでいたのか、ある日突然くしゃみを連発したと思ったら、頭から足の先まで怠くてしんどい。
やっぱり来たね。
あまりにしんどいので東京の母に電話ついでに聞いてみると、甜茶を飲めば、と言われるが、そんなものこっちには売ってないよ、と新宿のマツキヨなんかの店頭に山積みになってたお茶のパッケージを思い出してみたりして。
でも思えば花粉症はドイツにも存在するのだ。日本程の騒ぎにはなってないけど、でも話には聞く。
ということはドイツにもそういう薬やお茶があっても不思議じゃないよな、と思い立つなりネットで検索してみると、あった。
西洋イラクサのお茶。英語のネトルティーから翻訳してみると、独語ではBrennesselteeというらしい。
その場で立ち上がって早速近くのドラッグストアに直行すると、あった、ティーバッグが12袋入りの箱が1つ60セント。安い。
一日に2〜3回飲めと書いてあるから3〜4日分といったところか。取りあえず1箱試しに買って帰る。
早速お湯を沸かして煎れてみると、匂いといい味といい、なんか子供の頃親に飲まされたゲンノショウコみたいな味がするなあ。
いかにも漢方!という味。
あっ、Brennesselteeだ!いいなあ、と言う夫は、なんで?おいしいじゃん?とのこと。
別に花粉症などでなくても普通に飲むよ、だそう。
しかしたかがお茶。そしてネットで検索した体験談によると、本来は花粉症が発症する数ヶ月前から飲んで準備しておくものらしい。
でも何もしないよりはまし、と思って取りあえず夜と朝の2回飲むことに。
半信半疑で始めたお茶療法なのだが、これが私には即効だった。
飲み始めて2日後くらいから症状がぐんと軽くなったのだ。
怠さがなくなり、くしゃみの回数がだいぶ減った。この効き目には驚いた。へええ。
イラクサってこんなに効果があるものなんだ。
ふと気がつけば、このイラクサ、あちこちにわさわさ生えている。道の脇や公園の茂みなど。
わざわざ買うのがあほらしくなるくらい、実は普通に生育している植物なのだ。
ちなみにギリシャなどではこのイラクサ、茹でて青菜炒めにしたりパイに入れたりして食べるらしい。
私も料理してみたいなあと思って、これさあ、取ってもいいんじゃない?と散歩の最中に夫に言うと、血相変えてやめろ、と止めてくる。
犬がウンコしてるかもしれないんだぞ。得体の知れない奴が立ちションしてるかもしれないんだぞ。はては、ジャンキーがドラッグ捨てたり、コンドーム捨てたりしてるかもしれないんだぞ。
まあ、この国だったらあり得るモラルだな、と納得して引き下がるが、それにしてもあんなに生えているのにもったいない。
むしろイラクサの浄化作用できれいになりそうなものだけど?
そういえば子供の頃読んだアンデルセンの物語にあったっけ。
呪いをかけられて白鳥の姿になってしまった兄たちを救う為に、エリサはイラクサで服を編み続ける。その服を兄たちに着せれば元の王子の姿に戻る、と言われて。編み終えるまで口をきいてはいけないという約束で、とげで指を荒らしながらも編み続けるエリサ。
そんな話、あったよね、と母と話した。
イラクサは魔法を解く草、悪いものを取り払ってくれる聖なる草ってところかな?
その効果は体で体験済みの私としては、この物語はすんなり腑に落ちるのであった。
そのイラクサの写真は取り忘れた…。代わりにといってはなんだけど、最近よく作るのがほうれん草のポタージュ。ほうれん草よりは春菊なんかが好みの私。母の甘い胡麻和えが苦手であまり好きではなかったのですが、昨年マルクトでわさっと購入してスープやナムルなんかを作って以来、その味に惚れ直しました。こちらのほうれん草は日本のそれより小降りで茎や根の部分が短い。量り売りで買うのです。多めに買って一度に茹でては冷凍しておくのが賢い手。鉄分が多いから女子の味方でもあるよね。