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いろはにこんぺいとう

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欧州の春
寒い。もう5月も半ばを過ぎたのにまだ寒い。

今年はドイツ史上、今までにない冷えこんでいる5月だとか。
4月の終わり、2日間だけ初夏日和になって夏気分になったのも束の間、天気予報通りあっという間に気温が下がっていって、以来2週間以上、まるで初冬のような日々が続いている。昼間は15度程度だから朝晩はもっと冷え込む。晴れても空気は冷たいままときた。
おかげでせっかく本葉が出てきたシソの育ちが遅いこと。他の花の種も蒔けやしない。
いつになったらあたたかくなるんだろう。

それにしてもドイツ、というか欧州の春は日本のそれと全然違う。
3月に入り、4月の半ば過ぎまでえんえんと、雨や風が吹き荒れる嵐の日々が続くのだ。
イギリスの諺に「春は獅子のごとくやって来る」というのがあるけど、まさにその通り。
ストラヴィンスキーの「春の祭典」も、日本の漢字から浮かぶ優しげな漢字からはほど遠い、不安定でときに荒れ狂う曲だけど、あれもまさに欧州の春そのものだ。
言語もしかり、文化もそうだけど、それはその地に根ざしたものだから、そこでの暮らしを体験して初めてわかるものでもあるよなあ。
日本の春だけでは「春の祭典」がなぜああいう曲なのか、決して理解できないと思う。

逆に言えば、「サクラサクラ」の儚げな旋律は、欧州の春や桜を見ただけでは理解できないと思う。

そんなことに、数年暮らしたあとに気がつき始めたりするのだった。

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ドイツにもあります。桜は。でももっと色が濃くて華やかなんだよね。あのソメイヨシノの白く霞むような桜をときどき恋しく思いつつ、花見だけはなんとかしようと思う毎年です。
2010年5月19日(水) 03:37 [ ブログ ]
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魔法を解く草
今年は花粉症が一時きつかった。
東京の母いわく、今年は花粉の量が少ないらしいと聞いて、そして3月に入っても症状が来なかったから大丈夫かと鷹をくくっていたのだ。
が、4月、全然暖かくならない春のくせに、花粉だけは大量に飛んでいたのか、ある日突然くしゃみを連発したと思ったら、頭から足の先まで怠くてしんどい。
やっぱり来たね。

あまりにしんどいので東京の母に電話ついでに聞いてみると、甜茶を飲めば、と言われるが、そんなものこっちには売ってないよ、と新宿のマツキヨなんかの店頭に山積みになってたお茶のパッケージを思い出してみたりして。

でも思えば花粉症はドイツにも存在するのだ。日本程の騒ぎにはなってないけど、でも話には聞く。
ということはドイツにもそういう薬やお茶があっても不思議じゃないよな、と思い立つなりネットで検索してみると、あった。

西洋イラクサのお茶。英語のネトルティーから翻訳してみると、独語ではBrennesselteeというらしい。
その場で立ち上がって早速近くのドラッグストアに直行すると、あった、ティーバッグが12袋入りの箱が1つ60セント。安い。
一日に2〜3回飲めと書いてあるから3〜4日分といったところか。取りあえず1箱試しに買って帰る。

早速お湯を沸かして煎れてみると、匂いといい味といい、なんか子供の頃親に飲まされたゲンノショウコみたいな味がするなあ。
いかにも漢方!という味。
あっ、Brennesselteeだ!いいなあ、と言う夫は、なんで?おいしいじゃん?とのこと。
別に花粉症などでなくても普通に飲むよ、だそう。

しかしたかがお茶。そしてネットで検索した体験談によると、本来は花粉症が発症する数ヶ月前から飲んで準備しておくものらしい。
でも何もしないよりはまし、と思って取りあえず夜と朝の2回飲むことに。
半信半疑で始めたお茶療法なのだが、これが私には即効だった。
飲み始めて2日後くらいから症状がぐんと軽くなったのだ。
怠さがなくなり、くしゃみの回数がだいぶ減った。この効き目には驚いた。へええ。
イラクサってこんなに効果があるものなんだ。

ふと気がつけば、このイラクサ、あちこちにわさわさ生えている。道の脇や公園の茂みなど。
わざわざ買うのがあほらしくなるくらい、実は普通に生育している植物なのだ。
ちなみにギリシャなどではこのイラクサ、茹でて青菜炒めにしたりパイに入れたりして食べるらしい。
私も料理してみたいなあと思って、これさあ、取ってもいいんじゃない?と散歩の最中に夫に言うと、血相変えてやめろ、と止めてくる。
犬がウンコしてるかもしれないんだぞ。得体の知れない奴が立ちションしてるかもしれないんだぞ。はては、ジャンキーがドラッグ捨てたり、コンドーム捨てたりしてるかもしれないんだぞ。

まあ、この国だったらあり得るモラルだな、と納得して引き下がるが、それにしてもあんなに生えているのにもったいない。
むしろイラクサの浄化作用できれいになりそうなものだけど?
そういえば子供の頃読んだアンデルセンの物語にあったっけ。

呪いをかけられて白鳥の姿になってしまった兄たちを救う為に、エリサはイラクサで服を編み続ける。その服を兄たちに着せれば元の王子の姿に戻る、と言われて。編み終えるまで口をきいてはいけないという約束で、とげで指を荒らしながらも編み続けるエリサ。

そんな話、あったよね、と母と話した。
イラクサは魔法を解く草、悪いものを取り払ってくれる聖なる草ってところかな?
その効果は体で体験済みの私としては、この物語はすんなり腑に落ちるのであった。

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そのイラクサの写真は取り忘れた…。代わりにといってはなんだけど、最近よく作るのがほうれん草のポタージュ。ほうれん草よりは春菊なんかが好みの私。母の甘い胡麻和えが苦手であまり好きではなかったのですが、昨年マルクトでわさっと購入してスープやナムルなんかを作って以来、その味に惚れ直しました。こちらのほうれん草は日本のそれより小降りで茎や根の部分が短い。量り売りで買うのです。多めに買って一度に茹でては冷凍しておくのが賢い手。鉄分が多いから女子の味方でもあるよね。
2010年5月18日(火) 04:35 [ ブログ ]
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これもウサギ、あれもウサギ
イースターにつきもののキャラクターといえば、卵、そしてウサギ。
どちらも春を象徴するものだかららしい。この時期スーバーなどではOsterhaseと呼ばれるウサギや卵を象ったチョコレートがずらりと並び、カードやシールのデザインにもこの2つがよく登場する。

さてドイツのウサギ。
ウサギには2種類あるんだ、ということをドイツに来て初めて知った。
日本語ではウサギ、と一言で呼ばれるこの動物、ドイツではハーゼ/Hase、カニンヒェン/Kaninchenと2つの名前があって、それぞれ違う種類とのこと。
ええっ、何が違うの?と周りのドイツ人たちに尋ねると、ハーゼの方が大きい、一匹でも行動する、カニンヒェンは群れでないと生きていけない、などなど。
じゃああの公園で見かけるのはなんだ?と聞くと、あれは群れているからカニンヒェンだ。Oの家で飼っているのはどっち?あれは家で飼われていて小さめだからカニンヒェンだと思う、でも一匹で生きているよな…。と、実はドイツ人たちもよくわかってない様子。
でも彼らは主張するのだ。ハーゼとカニンヒェンは違う!

まあ多少の大きさの違いっていうのはウサギにもいろいろ種類はあるだろうからそれにもよるんだろうが、やっぱり私にはよくわからない。
独日辞書を引いてみると、ハーゼはウサギ、カニンヒェンは家ウサギ、とある。
なるほど、Oの家で飼われているのは家ウサギ、そういえばマルクトの肉屋でもHauskaninchenと札が着いているのもあったっけ。あのとき肉屋に訊いたら、これは家の中で飼われている(要はジビエじゃない)と主張してたっけ。
要は飼育ウサギってことだ。

この飼育ウサギ、ペットとして愛玩用に育てられるものの他、欧州ではウサギを食べる習慣がある。それもジビエのウサギだけじゃなく。だからつまりは食用にも飼われているってことだ。

2週間前の夫の誕生日に我が家ではウサギを料理した。このときは肉屋で買ったハーゼ。
ウサギ料理のレシピを探るために検索したネットの情報からだと、食べた人曰く、淡白で鶏肉みたいにあっさりしている、とのこと。ふうん、なるほど。
ウサギ肉にマスタードを塗って生ハムを巻いて焼き上げるというフランス風レシピを見つけて検討していたのだけど、あるフランス在住の人が載せているレシピではラパン、あるドイツ在住の人が載せているレシピではハーゼとなっていて、やはり彼女もマルクトで野ウサギと言われて買ったと言う。

さてこのレシピに挑戦するべく、買ってきた包みを開いたら、中から現れたはどす黒い赤身。なんかネットで見た写真の「鶏肉みたい」な白身からはかけ離れた濃い色なのだが。同じハーゼでもこんなに色って違うもの?

肉から立ち上る匂いも牛肉みたいな、いやむしろレバーみたいな濃い匂いがする。うーん、これは焼いたらどんな味になるのだ。
暗鬼疑心、レシピを辿り、じっくりとオーブンで焼いて蒸し上げること1時間。
肉汁溢れる肉の塊をクリームソースとジャガイモと共にお皿に盛っていただきます。

ナイフを入れると、やっぱり肉は赤身のまま。うーん、これが鶏肉みたいなあっさり味?と疑問を抱えつつ口に入れて、気がついた。
見た目通り、ものすごい濃い味。好き嫌いが別れるジビエの味だ。鹿肉とかイノシシ肉とかのあの味。これはまさしく”野”のウサギの味、ということは肉屋が言った通り、ハーゼ/野ウサギだ。ということはもしかしてネットで見た白身のウサギ肉はもしかしてカニンヒェン/飼育ウサギでは?

あとで再度ネットのレシピを確認してみたところ、フランス在住の人の解説では、フランス語のラパン、とは飼育ウサギだとのこと。なるほど、そういえば私がマルクトの肉屋で以前見かけたハウスカニンヒェンも白っぽかった。となるとあのドイツ在住の人が買ったウサギは実は野ウサギじゃなくて飼育ウサギだったのかも。だってうちのハーゼは、”野”です、って言われて納得の味と色の濃さだったもんな。

なるほどねえ、見た目は似てても、ハーゼとカニンヒェンって違うんだわ、とおなかの底から納得したわけなのであった。

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2010年4月10日(土) 22:10 [ ごはん ]
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サクラサク
4月になっても気温はまだ十数度、日差しは春めいてきたし、あちこちは緑の色も見えてきたし、気分は春になりつつあるのに気温が上がらないのでは外に行けないではないか。

と思っていたけれども、ふと気がつけば、道端の桜の花が満開!

慌てて近所の公園へ確認に出かけてみれば、そこの桜も満開!

これは花見をしなくては!と郊外に住むS子さんと息巻いているのだけど、この気温だとさすがに外で長時間くつろぐのは無理かも。
こう言っている内にいつも散っちゃうんだよなあ、桜。
はかないわ…。

他のお花を見ても、桜ほど心が浮き立つものはありません。そこはやっぱり日本人よね。

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と出かけて家に戻ると、猛烈なくしゃみ。実はこのイースターから花粉症が激化した私。今年は大丈夫だと思っていたのに残念です。合うタイプの花粉でも飛んできたか?頭も体も怠くて風邪のようですが、でも花粉症なんだよな、間違いなく…。
2010年4月6日(火) 20:40 [ ブログ ]
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Ostern!
先週の木曜日からドイツはオースターン/Ostern休暇、そして今日はOstersonntag。
クリスマスに次ぐ行事とあって、皆家族で集まったりどこかへ旅行に出かけたりするらしい。周りの駐車スペースはがらりと空いている。
クリスマスには情熱を注ぐ義母もオースターンにはそれほど関心がないのか、我が家では毎年この時期は特にイベントもなし。自由業だからオースターンに旅行に行く必要もない、というのが夫の言い分。

クリスチャンではないけどお祭り好きの私としては、”何か”したい!と血が騒ぐ。せめて桜の咲き始めた近所の公園でピクニックを提案してみるが、ここのところ、曇りか雨かで気温も上がらず、とても外で長時間寛げる気候じゃない。おまけに今朝からくしゃみや目のかゆみがひどくなったと思ったら、まぶたが重くなり、頭もぼうっと怠くなり、急に花粉症が悪化する。合うタイプの花粉が飛んできたか。

というわけで外に出るのは諦め、代わりにお家でイベントを。
何かケーキを焼こうと思って、先日久々に試したグーゲルホップ型でのバターケーキをアレンジレシピで焼く。レモンがたくさんあったので、レモンの皮のスリおろしを入れてレモンケーキにする。同じ材料分量でも、卵の泡立て方、バターの扱い方でこんなにも焼き上がりが違うんだなあと感心。お菓子作りはサイエンスだね。
魚を食べる聖金曜日にはニシンサラダを作り、オースターンには伝統レシピのラム肉こそなけれど、昨年から冷凍庫で冬眠していた牛の頬肉を解凍することにする。

バイバイ、お肉、って意味なんだよ、カーニバルは、とは夫の解説。日本語訳の謝肉祭、ということとはまた違う意味だな。
本来はそこから禁肉食の時期が始まり、オースターンになってやっと肉を食べることができる。特にKarfreitag/聖金曜日はイエスが十字架に掛けられた日なので、肉食はもちろん禁止。戒律を守るなら、断食をする日でもあるんだとか。ま、現代人はカーニバル後でも肉を食らっていますけれどね。

さて我が家のオースターントラディション。ゆで卵の絵付け。
一人一個づつ担当するので2個ゆでたが、一個にヒビが入ってしまった。なので今年は二人で一個、代わる代わる絵を描いてみた。さてどちらがドイツのウサギでどちらが日本のうさぎでしょう?
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ところで私は中学高校がクリスチャンスクールだったので、一応こういうキリスト教行事には馴染みはあるのですが、このオースターという言い方がどうにも慣れない。英語のイースターで覚えてきたからね。特に日本語でこうやって書くときにはイースターだとわかってもらいやすい上に響きもいいとは思うのですが。ドイツ語って喋っている分にはいいのだけど、日本語に直してかくといまひとつきまらない、と思うのは私だけ?好きですけどね、ドイツ語。
2010年4月4日(日) 21:43 [ ブログ ]
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晩ご飯の魚に言葉を習う
しばらく魚を食べてないなあ、というか、なんかこうがっつり魚を食べたい!という気分に昨夜寝床の中でかられ、よし、明日は魚を料理しようと寝付いて明けた本日の夕方。近所のスーパーの魚コーナーに行く。

ドイツでは一般に魚は高い。肉の方が圧倒的に安いのだ。Bioの肉と比べて同じくらいかそれよりも高くなることも。
日本でだって魚によってはそんなに安くはないか。そこは同じで、赤身や白身の魚は割高、イワシとかニシンなどの青魚はとってもお財布に優しい。

が、今日はなんとなく魚一匹を食べたい気分、とはいえ、さすがに鯛とか鯖をまるごと一匹はボリュームもありすぎるしと思い、久々にマスを買ってみようかとガラスケースを覗く。ここはドイツ、日本みたいに上品サイズに切り分けられた切り身ってあんまりないのです。

マスはドイツではポピュラーなお魚。値段もそこそこ手頃だし、よっし今日はマスを!と思って値札を見れば100gが99セント。安めかな。が、一匹の大きさがちょっと大きいかも、と思って売り場のおじさんに重さを計ってもらうと、やっぱり一匹が300g以上ある。まあ2人で分ければいいのだけど、一匹って気分だったしなあ。おまけにこれで2匹買うとすれば、うっ、6ユーロ以上になってしまう。お財布を覗けば、ん、ワインなども買う予定だったので、ギリギリ足りない…。お金を足しておくのを忘れていたんだった。

今日のは先週からの残りで明日はまた新しいのが入るよ、というおじさんに、じゃあ考え直します、と言ってその場を離れる。
とほほ、目当てのものが買えなかった、と思って隣の冷凍コーナーをぶらつくと、魚の冷凍コーナーに突入。
そういえばマスは冷凍でも出回っているのだった。今まで冷凍の魚って買ったことはなかったのだけど、試してみる?と思ってケースを覗くと、あったあった、マス/Forrelle と書いてはあるが、同じForrelleでもRegenbogenforrelleとある。

はい、ドイツ語はなんでも単語をくっつけて一つにするので、一単語がえらく長くなることしばしば。これはまだそんなに長くない方だが、こういうときは知っている単語の前後で切り離してみましょう。この場合、Regenbogen/虹とForrelle/マス。すなわち、虹鱒。
はっ、そのままじゃん。ドイツ語でも虹鱒って言うのかあ、となぜかそっちに感動して、ついでに冷凍品ならではのお手頃値段にも感服して、早速2匹入りの一箱を買って帰ったのでした。

思えばドイツ語に限らず英語でも、訳してみるとそのまま日本語の単語になるものって結構あるのよね。
それは日本が外国語から言葉を作り出した単語だからでもあるのだけど、ということは虹鱒って外来魚なのか?それともそれ以前は名無しの魚だったとか?といろいろ魚の歴史に思いを巡らせてみたりして。
言葉って深いね。

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ということで、晩ご飯には無事、虹鱒のワイン蒸しが登場しました。冷蔵庫の余り野菜にワインとオリーブ油を振ってホイル蒸し。レモンと塩を添えてどうぞ。冷凍とはいえ、なかなかおいしかったです。これいける。これからは冷凍の魚介類ももっと試してみようと思わせる結果でした。あとで調べれば、虹鱒には青魚よりもDHAが多く含まれているそうな。集中力が出るようになるかしら?
2010年3月31日(水) 22:52 [ ブログ ]
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数字で頭をマッサージ
昨日からぐっとケルンでも気温が上がり、長袖コットンシャツ一枚で過ごせるくらい。町中ではすでにTシャツ姿の人も。ま、こちらの方々は体温が基本的に高いからね。
昨日は20度近くまで気温も上がったらしいが、私はひたすら室内に閉じこもってラップトップの画面とにらめっこ。
今週はアカデミーのワークショップに潜り込んで、コンピュータプログラミングを習っています。

この音や映像を扱えるプログラム、名前やインターフェースはちらっと知ってはいたけれど、そして従来のプログラミングに比べたら簡単とは聞いてはいたけれど、ええ、全くそんなことありません、特に私には…。
参加して3日目、基本的な構造はわかってきたのだけど、そして映像のプログラムだとだいぶわかりやすいのだけど、音、となるとですね、数学が絡んでくるのよね。音響工学の知識がある程度必要になってくるので。
私、数字にはめっぽう弱い。ので、あわあわ。先生がアメリカ人なので、独語じゃなくて英語での授業が不幸中の幸い。

苦手で避けてしまう所に挑戦できる、という意味では貴重だと思うので、なんとか自分を奮い立たせて通っていますが、最初の2日なんて、授業終了時にはもう脳みそが沸騰状態でふらふらでした。いやあ、久々に頭をよく使ってるな。
他の参加学生は既にこのプログラムを知っている人たちらしく、各々のプロジェクトにどのどん取り組んでいる中、置いてけぼりムードの私たち。
5日間ではせいぜい触り程度の成果でしょうが、まあそれでも自分一人じゃ何もわからないだろうから、ここまでわかってきたのもありがたい。
あと2日、頑張るか〜。

外はいいお天気で、週末が楽しみ、と思いきや、週末は雨だそうです。とほほ。

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頭の動きをよくするには青魚ですよね。めざしみたいに見えますが、これはニシンの稚魚の薫製、キーラーシュプロッテン。ドイツの名物料理の一つでもあります。スーパーなどでお手頃に手に入るこのお魚は、私にとってはいいご飯のおかずでございます。切り干し大根の炒めサラダと合わせて、今晩は和食(もどき?)
2010年3月25日(木) 17:38 [ ブログ ]
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お祝いの色は赤か緑か
ささやかながら、自分で誕生日祝いを。
ゾロ目を抜け、厄年も抜け、今年はすっきりと行くのでしょうか。

自らを励ますために?ちょっと気合いを入れて作ったは、ローズカラーのレアチーズケーキ。
実はドイツに来てゼラチンを使うのは今回が初めて。
夫が肉食を避けていたもので、ゼラチンもアウトだったわけです。でも今年は解禁、ということでスーパーでビオの板ゼラチンを購入して試したのですが、ちょっと固すぎたかな。一応レシピの分量通りではあったのだが。ちょっと残念。

口にした夫、早速一言、見た目程じゃないかも…。
なぬ?!いっぱしに言うこと言うじゃないか、ギロリと一瞥をやると、いや、おいしいんだけど、もちろん。
(と言いながらもその後2回も同じコメントを出してくれた)

でもこれで感がつかめたので、次回近日の夫の誕生日にはチーズ生地もビスケットも柔らかめに、品よく作ります。
夫の希望は、赤じゃなくて緑がいいのだそう。
み、緑ですか…。あれかな、懐かしきクリームソーダみたいな色ってことかしら。
検討してみます。

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切り方がいまいちだね。雑な性格がバレます…。色はきれいなのですが、ああ、惜しい。
ちなみに今晩は主夫がディナーを作ってくれるそうです。助言を訊きにやってきましたが、好きにやってみて、と励ましの言葉を与えて台所に返しました。しかしいつ出来上がるのかなあ…、腹ヘッタ。
2010年3月11日(木) 05:45 [ ブログ ]
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eiskaltの夜
eiskalt(アイスカルト)、氷のような冷たさ、とドイツ語では言うのだけど、ただいま外はまったくそのとおり、マイナス3度。
一昨日辺りから再び強い寒波がやってきているのか、かなりの寒さ。夜は氷点下の日が続いて、朝起きるとベランダのテーブルの上に氷が張っている。プランターの土ももちろんガッチガチ。
これで昼間の日差しは春めいた暖かい光なのだから、なんだか調子が狂うなあ。
もう3月なのに、と思うけど、でも思い返せば一昨年も3月末に突然ドカ雪が降ったりしたっけ。
これが普通なのか、それともやっぱり昨今の気候変動のせいなのか、4年しかここに住んでいない私にはわからないので、隣のドイツ生まれ育ちの人に聞いてみるが、わからない、忘れた、とのこと。季節感がないのかしら…、日本人のように季節に敏感ではないのか?

そんなここ数日だけど、写真に映る大量の氷は1ヶ月程前のもの。流しに溜まる氷の固まり、これらは外からやってきたものではありません。
なんと冷凍庫の霜取りをしたらごっそり取れた氷たち、しかも実はまだ同量程度の氷が冷凍庫に貼り付いていたのです。
この日の夜も氷点下だったのだが、ということは外は天然の冷凍庫ではないか、とふと思いつき、よっしゃこの機会にと冷凍庫の中身をベランダに放り出し、冷凍庫のスイッチを切って作業開始。
思えば冷蔵庫を購入して以来4年間、霜取りって一度もしたことがなかった、その結果がこれ。溜まるもんですねえ。昔自分が持っていた日本の冷蔵庫は霜防止機能が付いていたから、それが当たり前と思っていたけど、そうだった、こちらの冷蔵庫にとってはそれは付加機能で、値段の高いものには付いてくるってもんだったっけ。日本ってやっぱりサービス心があるよね、とこんなところで気がついたり。

緩くなった氷を冷凍庫の壁から剥がしていくのは、そうね、ごっそり耳垢が取れるときのような快感があって、翌早朝、溶け出した残りの氷で水浸しになった台所の床をささっと拭いてスイッチを入れ、ベランダの中身を冷凍庫に戻して扉を閉める。

氷点下の気候にも利点はあるものね。ものは使いよう、とは正にこのことなり。

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2010年3月9日(火) 07:19 [ ブログ ]
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フィギュアスケート私見
いやあおもしろかったね、一昨日のオリンピック、フィギュアスケート。
今週は締切に向けての夜中の作業が多かったので、1〜2時間寝た後目覚ましかけて明け方起きてテレビ観戦。という日々が続いたため、寝不足溜まって締切明けの昨日は頭痛、というか、起き抜けに肩が上がらず顔面が痛い、というコワい調子を体験してしまった。すわ、四十肩か?と思ったが、幸いしばらくしたら動けるようになり。齢だね、これは…。

で、そのフィギュアスケート、あちらこちらで喧々囂々やっているので、じゃ、私もひとつ、参加をば。

オリンピックのときくらいしか見ない程度のファンなので採点方式など詳しいことは知らないが、私はあの順位に納得。
ショートプログラムのときからその差は既に見えていたと思うけどな。キムヨナの方が、圧倒的に上手かった。
いや、真央ちゃんも上手かったけど、なんというか、キムヨナの方が余裕がある滑りで、かつ自分をよくわかっている演技だった。ゆえに完璧に演技ができれば、それは自分を表しきったと言えるんだろうな、と納得できる演技。
日本のメディアは、実は真央ちゃんの方が実力があったとかいろいろ書いているが、うーん、どうだろう。
何をもって実力というか、にもよるけどね。
ジャンプの高さは真央ちゃんの方が高いけど、スピードや安定感はキムヨナの方があった。それに腕から指先にかけての滑らかな動きはキムヨナのそれは他の選手よりもすば抜けて美しかった。
そして自分の見せ方もよくわかっている。選曲は振り付けは、彼女の長所をよく引き出している。
比べて真央ちゃんは、そして表現力が豊かと書かれている安藤美姫も、私にはそう思えなかったよ。
技術力があると言われる高いジャンプを繰り返してもそれだけで、それ以外の見所がなかった。話が少し逸れるが、安藤選手のクレオパトラも試みは買うけど、彼女の体つきにあってなかった。ああいうくねくねした細かい動きは、真央ちゃんみたいな手足の長い人が踊ってこそ引き立つと思うのだけど、どうでしょう?もっともまだ真央ちゃんにはクレオパトラの表現は難しいかもしれないが。

日本のメディアはこぞって彼女たちの表現力を褒めるのだけど、そうだろうか。真央ちゃんもとても上手いと思うけど、私は以前から彼女の表現がいまひとつだと思っている。なんというか、深みや迫力がないんだよね。今回のラフマニノフの曲でも、ロシア帝政時代の状況の重さを表現したらしいが、彼女がどんなに切羽詰まった顔つきを作っても、大きく手を広げても、その重さは表現しきれてなかったよ。身の丈に合っていないというか。

そういう意味では鈴木明子はとっても魅力的だった。振り付けは彼女の得意技や長所をよく生かしているし、本人も実に自分の魅力を顔も体も全て使って表現していて、心を動かされた。ユーロスポーツ(チャンネル)のコメンテーターも、息を呑んで彼女の演技を褒めていたっけ。
今回見ていた中で、鈴木明子とキムヨナが、自分にぴったり合う表現を見つけて演技をしていた、というのが私の思うところ。

キムヨナが演技表現を中心にし、ゆえに身体能力を競う作戦を取っていなかったことを批判する声もあるが、アスリート的じゃない、という見方は狭いと思う。
アスリートは身体能力だけじゃない、知性も必要だ。身体能力を駆使したからといって勝てたりするものではない。
ふと思い出したのが、相撲取りの舞の海。
彼はプロの力士になるための標準身長がなかったゆえ、身体検査のときだけ、頭のてっぺんにシリコンを埋め込んで検査をパスしてプロになった。そのあとも、体の小ささをカバーするべく、あれやこれやの技を考え抜いて戦った人だ。
それはどのスポーツであっても同じこと。
キムヨナがジャンプで浅田真央に勝てないならば、別の角度から作戦を練って勝負を打つことだって、それはアスリートとしての戦い方として真っ当だ。

さて戦いが終わって、あれこれニュースサイトの記事を読んでいて知った。
キムヨナってさぞかし金持ちの娘かと思いきや、普通のお家で家族皆が協力し合って彼女を支えてきたとのこと。
選手村に入らずにホテルに缶詰になる状況がいいのか、幸せなのかどうかはわからないが、でも彼女の精神力の強さがどうしてあるのか、ちょっと納得した。
きっと彼女も支えてくれる家族や自分を取り巻く経済的な状況に対してものすごいプレッシャーと責任も感じていた筈。這い上がりというか、そういう強さが自信となって演技にも表れているのかもね。

浅田真央は確かに天才かもしれないけど、そして彼女のおっとりした愛らしさも魅力だとは思うけど、それは戦いの場ではやっぱり残念ながら負に出たのかもと思う。彼女の今のところの感性ではあのラフマニノフは表現しきれないだろうし、そしてやっぱりキムヨナの気迫にも負けてしまっている。
もしもっと明るい選曲で演技をしたとしても及んでいたかはわからないな。
それだったら、一度挫折を経験している鈴木明子が魅力的に踊った演技の方が強さがあると思う。

芸術家は貧乏か金持ちか、どちらかの状況からしか出てこない、という話をよく聞くけど、この2人はなんとなくその話を思い起こさせて、さらに言えば、やっぱりそのテーマ以外の人生で苦しさを体験している人間の方が、やっぱり強さや深みが出るよな、と思ったのだった。

滑り終えた途端に涙を見せたキムヨナ。私はとっても素晴らしい、そして人間味のある選手だと思えましたよ。
あそこに行きつくまでは涙を見せないプライドもあっただろうけど、到達できたところで初めて(だそうです)見せた表情は素敵だった。

そしてフォローする訳じゃないけど、表彰台に上っても悔しさを隠しきれなかった浅田真央も、ある意味魅力的でした。彼女はこれからが本当の戦いかもね。頑張れよ。

なんて、熱く語ってみました。
テレビで寝不足になるなんて久しぶり。ふと思えば4年前、ちょうど引っ越してきた直後でまだ家具もなくがらんと薄ら寒い部屋で、荒川静香の金メダルの演技を見たのでしたっけ。早いなあ…、もう4年経つのか。次の4年後はどうしているやら。
2010年2月28日(日) 07:27 [ ブログ ]
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