大人のインテリア一考

2008年02月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29

教育とインテリアの意外な関係性 [2008年02月26日(火)]
こんにちは、『ONESELF』編集長の辻井です。

私たちが発行している大人のためのインテリアスタイル誌『ONESELF』の最新号ができました。表紙はこのような青色の表紙に仕上げました。



今回は教育について考えてみました。
その名も「教育×インテリア」特集です。


人間形成のために必要なのは、知識を得るための教育だけでなく、道徳的な意識や人としての価値観も必要ですよね? そのこころを育むためには、学校以外の環境、つまりインテリアを含めた家庭の環境が大きく影響しているのです。


取材を進めた中で、早期教育について賛否両論があるという情報を得ました。生まれたときの脳は400g、6ヶ月で800g、6歳では成人とほぼ同じ1200gになるのですが、この成長時期に右脳を使う教育(カード教育が主)を行うと、75%の確率でIQの高い天才児が育てられる!というのが早期教育機関の意見ですが……


逆に、カードを見せて、それに反応するという機械的で受身の作業を続けると、頭の回転は速くなっても、創造性が豊かになるかというと疑問??という説もあります。また、自発性の発達が抑制され自分らしさを失う。つまり個性的な人間に育ちにくいという説もあります。


では、優秀で魅力的な人間に育てるにはどうしたらよろしいのでしょうか。


特に正解はないのですが(ここまで引っ張っておいてすいません)、ただし、教育の一つの考え方として「親から受ける無条件の愛情」は答えの一つかと個人的には思っています。


親とコミュニケーションをとる場所はダイニングでありリビングであり、バスルームでもあります。例えば、広くて大きいテーブの上に美味しい食事と家族が集い「今日の学校の様子はどうだった?」といった会話をするのも大事ですし、親子がリビングでソファに座りながら「将来の進路、就職」という話をすることで、悩みを打開し、立派な大人に成長していくことがあるかと思います。


おもちゃで遊ばせる、子ども同士の接触で社会性や協調性を学ぶことももちろん大事ですが、親子の信頼感は、将来その子が人間関係を築く基礎ともなるので、親子のコミュニケーションが取れる様々な場所の中でも、家は大変重要なのです。そこでより楽しくさせる、より会話を弾ませるためのインテリアは、教育にも影響があるはずです。


では実際にどんなインテリアがいいのかというと……続きは弊誌ONESELFで紹介しておりますので、是非最新号を見ていただき、教育とについてご一考いただければ大変嬉しく思います。是非いいインテリアを使い、皆様の考える教育のお役に立てたら幸いです。

教育×インテリア特集の『ONESELF』は3月19日まで入手可能です。非売品の雑誌ですので、書店にはありません。コチラで入手できますので、よかったらぜひご一読ください。

北原照久さんの自邸でパーティー [2008年02月18日(月)]
こんにちは。『ONESELF』編集長の辻井です。

先日、なんでも鑑定団などテレビやラジオでも活躍され、またおもちゃコレクター(トーイズクラブの運営等)として知られる北原照久さんの自邸に招かれ、パーティーを楽しませていただきました。

場所は横須賀・佐島のとある場所。もともとは皇室が建てた洋館で、それは素晴らしい建物でした。まずは還暦を迎えたとは思えない若い北原さんと一緒に、庭から海を背景にパシャリ。



後ろを振り返ると魚が泳いでいるのが見えるくらい綺麗な海にびっくりしました。



北原邸は地下1階から2階までの3階建て。屋上から見渡す海の先には雲に隠れていますがうっすら富士山が見えました。かなり気持ちよかったです。



広いお庭でワインやバーベキューを堪能させていただきました。おいしいお肉だな、と思ったら葉山牛だと聞きました。またお刺身やサザエなどの新鮮な海産物も振舞っていただきました。北原さんが自ら茹でていたワカメもいただきましたが、これがやたらとおいしい。
「2月はワカメが旬で、この付近で取れるんだよ。新鮮だからおいしいでしょう? 今日はワカメパーティーなんだよね。」と北原さん。ナイスネーミングです。



お腹一杯になったところで、ライブが始まりました。プロのミュージシャンやアナウンサーも参加していたので、さながら公開生ライブといった雰囲気でした。北原さん、ギターうますぎてびっくりです。



これ以上写真をアップできないのが残念ですが、実はお部屋のいたるところに北原さんの貴重なコレクションが綺麗に並べられていて、アンティーク家具と見事に調和していました。

その素晴らしい空間の中で、美味しい食事とBGM、そして友人知人に囲まれていたわけですが、この楽しい気持ちは、何かひとつ欠けると半減してしまう気がしております。そういう意味では、楽しいひと時を過ごすためにはインテリアも重要な要素だな、と改めて感じました。

華道家の川崎さんに会いました [2008年02月13日(水)]
こんにちは。『ONESELF』編集長の辻井です。

先日、あるコラムの取材で『マミフラワーデザインスクール』の主宰を務める川崎景太さんにお会いしました。

今日は川崎さんに聞いた素晴らしいお話を皆様にご紹介いたします。

川崎さんはテレビや雑誌などでも活躍するフラワーアーティスト。日本のフラワーデザインの草分け的存在として知られています。そんな川崎さんの少年時代のインテリアは、感性を育むような素晴らしいインテリアだったそうです。特に、マミフラワーデザインスクールの創始者マミ川崎さんを母に持つ彼の周りには、自然素材を使ったアートが多かったといいます。

「他の人が見たらゴミにしか見えないものを綺麗に飾るだけで、私にとっては大切な宝物」になるのだそうです。葉っぱ一枚、石ころ一個を綺麗に飾るだけでそれはアートに変身し、モノを大切にする心が育まれたといいます。

中でも面白かったのは、石ころのストーリー。
「モノは生きています」と力強く語る川崎さん。「川辺にある石ころを一個持って帰ろうとすると、長年隣にいた石が寂しくなるでしょ、だから一緒に持って帰る。両親からこう教わりました」

興味があったので黙ってじっと話を聞いてみると川崎さんは続けます。
「意志があるから、変なもの同士はケンカする。つまりインテリアとしてもちぐはぐなものになる。本物同士を組み合わせれば、テイストや素材が異なってもしっくり来ることがあるでしょう?」

なるほど、確かに異素材の組み合わせでも素晴らしいインテリアはありますし、クラシックテイストとアジアンテイストがコラボした妙に居心地のいいテイストもあります。また逆に、ただ組み合わせただけで魅力的に見えないインテリアもあります。

モノが持つ意志や声は私には聞こえないし、ちぐはぐに見えるインテリア空間を構成するモノ同士が本当にケンカしているかは分かりませんが、幼い頃から自然に耳を傾けてきた川崎さんには、フラワーやインテリアとしてのテクニックを兼ね備えながら、モノに宿る小さな声も聞こえているのかもしれません。


ここで、ショールームに飾ってあった川崎さんの作品を紹介させていただきます。これは本物の葉っぱをつなげたもの。十分アートに見えてしまうので不思議です。



次の作品も凄い。植物を飾る花器の外側半分にに土をつけました。「植物は土と一緒のほうがいいでしょ」と川崎さん。



これも面白いです。モノトーンの写真に一輪を差す。平面に立体のものを付け加えることで、臨場感が出るだけでなく、インテリアとしての空間演出も高められます。



最後にそんな素晴らしい作品を生み出す川崎さんと記念撮影させていただきました。



いかがでしたでしょうか。どれも異素材の組み合わせにも関わらず、素敵な作品ばかりですね。花やインテリアに限らず、心の豊かさを生むものは同じなんだな、ということを改めて感じました。

書道の概念を覆したアート作成体験記 [2008年02月01日(金)]
こんにちは。『ONESELF』編集長の辻井です。


先日、東京・青山にあるアートショップ『キャレモジ』さんに伺い、アートを作ってみたので、今回はその体験記をお伝えします。


キャレモジとは書道の概念を覆したインテリアアートのことで、弊誌ONESELFや、WEB限定の編集部おすすめ商品でも紹介させていただいたきました。


今回、キャレモジさんのショップ内で定期的に開催しているインテリアアートを作るスクールに初参加したわけですが、多少緊張しながらも非常に楽しい時間を過ごすことができました。


今回教えていただいた講師は、キャレモジの若手No.1 書家の宮村弦(みやむらげん)先生。日本最大の毎日書道展をはじめ、国内外の展覧会で様々な賞を受賞している書道の先生で、美しいアートを生み出すクリエイターとして活躍されています。


さて、いよいよ受講開始です。宮村先生は「まずはご自身の名前を書いてみましょうか」と提案。10年以上書道の筆を持っていない私は、緊張しながら自分の名前を書きました。


宮村先生は「次に山という字を書きましょう」と言いました。私は普通の山を書いたと後に、「今度は、富士山のような大きい山をイメージさせる山を書いてください」と言われ、太い字で半紙ギリギリまで使った大きい山を書きました。


字を綺麗に書く、というセオリーからは外れているかと思いますが、文字を見るだけでなんとなく大きな山がイメージできるような気がしてくるので不思議です。


墨汁の量や筆使いだけで、太くも細くも自在に線の表情を変化させることができる筆は、約2500年以上前から使われています、と宮村先生は説明します。確かに筆は原始的な筆記具にもかかわらず、万年筆や鉛筆では表現しにくいことを可能とする筆記具といえますね。


宮村先生は続けます。
「絵も文字も描くという同一の起源を持っています。造形性まで表現したのが漢字なのです」
なるほど、確かに「川」という漢字も、流れている川からだんだん漢字に進化したと習った記憶があります。「山」も山の形からこのような字になりましたね。紙に書く文字という2次元的なものから、その風景や世界観を表現できる漢字の奥深さに感動しました。


そんな説明を受けながら、先ほど書いた「山」という文字を題材に、アートとしての表現を加えることを教えていただきました。線と線の間に意識的に空間を作って書いてみましょう、と宮村先生。言われたとおりに書いてみると、なんとなくアートっぽく見えてきたのは自分だけでしょうか(笑)


宮村先生は「自分の好きな字をインテリアアートとして表現しましょう」と最後の課題を言いました。そこで私は「尊」という字を選びました。


常に感謝と尊敬しながら生きていきたい気持ちと、動物だけでなく植物を含め、尊い命をもっと大切にしようという想いでこの字を選びました。そこでご指導いただいた宮村先生と、完成したアートとともに記念撮影。


今回の受講時間は3時間で、61枚の半紙を使いました。初めてこんなに書きましたが、かなり楽しめました。和洋問わず、インテリアは作っても飾っても人を気持ちよくさせる不思議な力を持っていることを改めて感じました。

プロフィール
プロフィール
『ONESELF』編集長
国内外の家具ショップや工場などの現場を歩き回るインテリア家具専門誌の記者時代を経て、フリーマガジン『ONESELF』の編集長に就任。「大人のための上質な家具インテリアマガジン」を目指す『ONESELF』には「本来の自分自身を取り戻そう」との想いが込められている。現在、都内インテリアショップや空港ラウンジなどで配布中。
撮影:松本正和
http://www.cafeblo.com/interior/index1_0.rdf