大人のインテリア一考

2007年12月
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

地球に優しいインテリア [2007年12月27日(木)]
こんにちは、『ONESELF』編集長の辻井です。

私たちが発行している大人のためのインテリアスタイル誌『ONESELF』の最新号ができました。表紙はこのような緑色の表紙に仕上げました。



今回は環境問題について考えてみました。
その名も「地球に優しいインテリア」特集です。

エコロジー商品は本当に素晴らしいものだと思いますが、その製品は本当にあなたが望む生活を実現できる商品かというと、そうでない場合もまれにあるかと思います。


例えばですが、環境に優しい素材で作られているために、白で統一しようと思ったインテリア空間の色がバラバラになってしまったり、形状に制限があったり……。


もはや環境に優しいのは当然として、そのうえで機能やデザインが加わり、皆様の本当にほしかったものであれば、よりベターですよね。そのような切り口で、商品も紹介しております。


この特集を作るために、色々下調べをしたのですが、私が思ってた以上に地球は環境の現状は危機的な状況です。皆様もここ数年、夏を過ごすたびに暑さが増していると思いませんか?

地球温暖化はかなり進んでおり、10年以内に歯止めをかけないと、回復不可能なほど生態系に異常が出るのだそうです。

ですので、地球環境への配慮のため、使い捨てのインテリアではなく、いいインテリアを長く使っていただければ幸いです。

そうすれば、下の写真のような緑も守ることができ、地球温暖化を多少なりとも止めることができるかと思います。



是非皆様に弊誌『ONESELF』の最新号を見ていただき、地球環境についてご一考いただければ大変嬉しく思います。

地球に優しいインテリア特集の『ONESELF』は1月19日まで入手可能です。
非売品の雑誌ですので、書店にはありません。コチラで入手できますので、よかったらぜひご一読ください。

建築のもつ力 [2007年12月26日(水)]
こんにちは。『ONESELF』編集長の辻井です。

先日、建築事務所『インフィールド』の社長から、自分達で設計した住宅の見学会に来ないか、と誘われ、伺ってきました。


ということで、今回は建築とインテリアの融合についてお話してみようと思います。家の中の状態は、音楽や読書を楽しんだり、おいしい食事やお酒を飲んだり、または友人と会話を楽しんだりなど、時間と場所、そして使う人により変化します。

楽しみ方は人それぞれかと思いますが、どのようなスタイルにしても、家そのものがあり、その中にはソファやベッドなどの家具が入り、窓にはカーテンがかかり、明かりを照らす照明があり、食器やタオルがあり、毎日をサポートする家電やライフラインが使えて、ようやく生活ができます(もちろんこれ以上でもこれ以下でも生活は可能ですが……)。

皆さんが考える理想の生活をイメージすることが一番大切なことですが、細かく因数分解すると、結果的には建築や様々な商品の集め方に行きつくかと思います。なかでも体に触れることが多い家具と、目に映るほとんどを占める壁や天井、床などの建築は特に重要なポイントです。

さて、前置きはともかく、早速インフィールドさんが設計した住宅をみてみましょう。



素敵なダイニングですね。こちらはゲストを招いたときに使うダイニングだそうです。なんと12人座れる大きなサイズのテーブルですが、市販されていないので作ってしまったそうです。

ここに住まれる方は、おそらく知人友人などを大勢招き、パーティーをされるのではないでしょうか。ガラスのテーブルに、革張りの椅子、イタリア製の照明に、建築部分の床や壁が融合して、スタイリッシュ且つ温かみのある空間として感じるわけです。

次に、下の写真をご覧ください。こちらはゲスト用ではなく、家族で楽しむダイニングとキッチンで、奥にはリビングが見えますね。料理好きの方なら、親しい友人を前に料理の腕を披露し、出来立てのパスタなどを出したらカッコいいかも、と勝手に想像してしまいました。



こちらは書斎です。素材はウォールナットでしょうか、木に囲まれた中で、モダンなテーブルの組み合わせが綺麗ですね。自然素材に囲まれた中で仕事をしたいというニーズに応えると、このようになるのですね。



いかがでしたでしょうか? 床や壁が如何に大事なのか、お分かりいただけたかと思います。
もちろん、そこに置く家具インテリアが重要なのは言うまでもないですが、両方融合するとより皆様の実現したい生活が具現化するかと思います。

色や配置ばかりに目を奪われがちですが、テクニックより、まずはどんな生活がしたいか、が一番重要です。ぜひ色々想像してみてくださいね。

オフィス家具の新作パーティで感じたこと [2007年12月19日(水)]
こんにちは。
『ONESELF』編集長の辻井です。

先日、オフィス空間デザインとヨーロッパのオフィス家具を販売する『インターオフィス』の新作発表会に行ってきました。


ヴィトラ(Vitra)社は、チャールズ&レイ・イームズ、ジャスパー・モリソン、アントニオチッテリオなどインテリアの教科書にも出てくるような著名なデザイナー、建築家がデザインした家具を、世界に販売しているドイツの企業です。

ヴィトラ社の家具は、公共施設やカフェ、などにも多く採用されているので、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。例えば、パントン氏がデザインしたこちらのパントンチェアや、


ロンアラッド氏がデザインしたトムバックという椅子は、結構見かけますね。


このような家でもオフィスでも使えるようなデザイン性の高い椅子を中心に展開しているのと思っていたのですが、オフィス家具も結構充実していて、今回発表された家具はクオリティが高いので驚きました。

パーティー会場で撮影した新作はこちらです。


分かりづらいと思いますので綺麗な写真もお見せします。


ロナン&エルワン・ブルレックがデザインしたターミナルと、ワークネストと言うチェア。彼らは1998年のパリ国際家具見本地で国際審査員賞グランプリを受賞した若手のデザインデュオで、初めてオフィス家具を手掛けました。

木のテーブルは経年変化による反りや割れ、それらを解決するための構造、しかしガッチリしすぎるとデザインが悪くなる……という問題を解消していました。

この木のテーブルはジョイントでき、無限大につなげることができるのですが、下からのぞいても接合部等、凄く綺麗に仕上げていて、洗練されつつも温かみのある気持ちのいいオフィスを演出する家具といえるのではないでしょうか。

いいオフィス空間から、いい仕事が生まれるように、心地よいリビングまたはダイニングからは、心から楽しめる会話とおいしい料理を味わえるのでは、と考えてしまいました。

リゾートインテリアに触れました [2007年12月12日(水)]
こんにちは。『ONESELF』編集長の辻井です。

先日、籐家具メーカーの『風間(kazama)』に伺ってきました。ということで、本日は籐家具にフォーカスしてみます。

『風間』さんは、80数年、横浜で家具文化を育ててきた家具メーカーです。もともと横浜は、1853年ペリー来航時に外国人向けの衣服、食事、建築物が発達してきました。外国人向けの「家具」も横浜文化を支えたもののひとつといえそうです。

横浜中華街から徒歩5分程度に「海の見える丘公園」というのがありますが、そこにある横浜市認定歴史的建造物のエリスマン邸や、ブラフ18番館などに入っている籐家具は、この風間さんが復刻したものです。皆様も見られた方はいらっしゃるのではないでしょうか?

家具の種類は沢山ありますが、中でも籐家具は外国人の評価が高い家具のひとつです。ヨーロッパがアジアを植民地としてしたいた時代に発達し、王宮のダイニングで使用されるなど、昔から高級な家具として使っていた歴史があるからです、と風間さんは説明します。

また、18世紀、19世紀のほとんどの豪華客船のダイニングには籐家具が使用されており、タイタニックにも使われていたと風間さんは続けます。確かに、映画「タイタニック」のシーンでもダイニングは籐家具でした。皆さんはお気づきになりましたでしょうか?

ショールームには沢山の籐家具がありました。同じ素材なのに、クラッシクイタイプから、洗練されたモダンデザインまで表情が異なります。





リゾートを感じさせる素晴らしいデザインですね。角を鋭角に編む技術、裏側の仕上げなど、完成度が高い風間さんの籐家具は、個人的にはトップクラスだと思います。

籐自体は木に巻きつくもので、ほっておくと木をだめにしてしまいます。人とお金を使って、燃やしてCO2を出すより、家具として使用するのは素晴らしいことですね。しかも、作るのは手作業(手編み)なので、生み出すエネルギーも最小限。人にも地球にも優しい家具のひとつ。まさに今の時代にうってつけと言えるのではないでしょうか。

ちなみに、風間さんの使用している籐は何種類もありますが、最高級の籐を見せてもらいました。それが写真の「ゴールドセガ」です。いい素材を選定し、パームオイルで煮たものが写真の左側、普通の籐を水で煮たものが右側です。光沢と美しさがまるで違います。



いかがでしたでしょうか? 籐家具を使ったリゾートインテリアもなかなか魅力的ですね。様々な素材、様々なテイストやデザインの家具インテイアはまだまだありますので、色々イメージしてみてくださいね。

世界最高峰のインテリア [2007年12月05日(水)]
こんにちは、『ONESELF』編集長の辻井です。

私たちが発行している大人のためのインテリアスタイル誌『ONESELF』の最新号ができました。表紙はこのような白い表紙に仕上げました。



今回は創刊1周年を向かえ、様々な家具インテリアブランドを紹介する特集にしました。その名も「世界最高峰のインテリア」。

特集のトップの見開きに掲載したこちらの写真は、アメリカのベイカー社の家具です。ベイカー社の製品は、アメリカホワイトハウスの中や有名美術館など、すごいところばかり納品されています。写真の家具の価格は300万円です。



今回の特集では、合計は5ブランドを紹介しておりますが、どれも歴史的な背景に裏打ちされた、世界トップクラスの技術を持っています。

ここでは、誌面に掲載したブランドの一つを紹介いたします。この写真は、イタリアのギアンダ社というメーカーの製品です。



エルメスの家具はこの会社が作っているのですが、技術と経験は間違いなく世界トップクラスです。何が違うのか、簡単に言いますと「木目、作り(構造)、大胆に且つ繊細さ」になります。

木製品は「木取り8割」といわれているのですが、丸太から製材する木取り時に、何をどのように使うか、用途に応じて適切なサイズに切り分けるのですが、ご存知のように年輪がありますので、うまく切らないと木目がばらばらになるわけです。

もちろん木目は切るまで分からないのですが、ギアンダの職人は長年の経験により、木目を推測して切るわけです。その製材された木を、接着剤やクギを使わずに、技術を駆使した組み込みだけで、耐久性とデザインと使い勝手を融合させているため、ギアンダ社の家具は見た目も美しく、木の持つ温かみを兼ね備えております。

特集では、ナポレオンの戴冠式の絵の背景に写っているファブリックの柄を作っているヨーロッパメーカーの布地や、皇居新宮殿・迎賓館・複数のホテルのスイートなどに納める凄腕職人軍団を率いる国内家具メーカーの椅子などを紹介しております。

今日のブログは、技術的な説明もあったため、分かりにくかったかもしれません。誌面では細かい技術はあまり説明しておりませんので、安心してお読みいただけるかと思います。

魅力ある世界最高峰のインテリアを紹介している弊誌『ONESELF』は、12月19日まで入手可能です。非売品の雑誌ですので、書店にはありません。コチラで入手できますので、よかったらぜひご一読ください。

プロフィール
プロフィール
『ONESELF』編集長
国内外の家具ショップや工場などの現場を歩き回るインテリア家具専門誌の記者時代を経て、フリーマガジン『ONESELF』の編集長に就任。「大人のための上質な家具インテリアマガジン」を目指す『ONESELF』には「本来の自分自身を取り戻そう」との想いが込められている。現在、都内インテリアショップや空港ラウンジなどで配布中。
撮影:松本正和
http://www.cafeblo.com/interior/index1_0.rdf