大人のインテリア一考

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書道の概念を覆したアート作成体験記 [2008年02月01日(金)]
こんにちは。『ONESELF』編集長の辻井です。


先日、東京・青山にあるアートショップ『キャレモジ』さんに伺い、アートを作ってみたので、今回はその体験記をお伝えします。


キャレモジとは書道の概念を覆したインテリアアートのことで、弊誌ONESELFや、WEB限定の編集部おすすめ商品でも紹介させていただいたきました。


今回、キャレモジさんのショップ内で定期的に開催しているインテリアアートを作るスクールに初参加したわけですが、多少緊張しながらも非常に楽しい時間を過ごすことができました。


今回教えていただいた講師は、キャレモジの若手No.1 書家の宮村弦(みやむらげん)先生。日本最大の毎日書道展をはじめ、国内外の展覧会で様々な賞を受賞している書道の先生で、美しいアートを生み出すクリエイターとして活躍されています。


さて、いよいよ受講開始です。宮村先生は「まずはご自身の名前を書いてみましょうか」と提案。10年以上書道の筆を持っていない私は、緊張しながら自分の名前を書きました。


宮村先生は「次に山という字を書きましょう」と言いました。私は普通の山を書いたと後に、「今度は、富士山のような大きい山をイメージさせる山を書いてください」と言われ、太い字で半紙ギリギリまで使った大きい山を書きました。


字を綺麗に書く、というセオリーからは外れているかと思いますが、文字を見るだけでなんとなく大きな山がイメージできるような気がしてくるので不思議です。


墨汁の量や筆使いだけで、太くも細くも自在に線の表情を変化させることができる筆は、約2500年以上前から使われています、と宮村先生は説明します。確かに筆は原始的な筆記具にもかかわらず、万年筆や鉛筆では表現しにくいことを可能とする筆記具といえますね。


宮村先生は続けます。
「絵も文字も描くという同一の起源を持っています。造形性まで表現したのが漢字なのです」
なるほど、確かに「川」という漢字も、流れている川からだんだん漢字に進化したと習った記憶があります。「山」も山の形からこのような字になりましたね。紙に書く文字という2次元的なものから、その風景や世界観を表現できる漢字の奥深さに感動しました。


そんな説明を受けながら、先ほど書いた「山」という文字を題材に、アートとしての表現を加えることを教えていただきました。線と線の間に意識的に空間を作って書いてみましょう、と宮村先生。言われたとおりに書いてみると、なんとなくアートっぽく見えてきたのは自分だけでしょうか(笑)


宮村先生は「自分の好きな字をインテリアアートとして表現しましょう」と最後の課題を言いました。そこで私は「尊」という字を選びました。


常に感謝と尊敬しながら生きていきたい気持ちと、動物だけでなく植物を含め、尊い命をもっと大切にしようという想いでこの字を選びました。そこでご指導いただいた宮村先生と、完成したアートとともに記念撮影。


今回の受講時間は3時間で、61枚の半紙を使いました。初めてこんなに書きましたが、かなり楽しめました。和洋問わず、インテリアは作っても飾っても人を気持ちよくさせる不思議な力を持っていることを改めて感じました。

プロフィール
プロフィール
『ONESELF』編集長
国内外の家具ショップや工場などの現場を歩き回るインテリア家具専門誌の記者時代を経て、フリーマガジン『ONESELF』の編集長に就任。「大人のための上質な家具インテリアマガジン」を目指す『ONESELF』には「本来の自分自身を取り戻そう」との想いが込められている。現在、都内インテリアショップや空港ラウンジなどで配布中。
撮影:松本正和
http://www.cafeblo.com/interior/index1_0.rdf