大人のインテリア一考

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華道家の川崎さんに会いました [2008年02月13日(水)]
こんにちは。『ONESELF』編集長の辻井です。

先日、あるコラムの取材で『マミフラワーデザインスクール』の主宰を務める川崎景太さんにお会いしました。

今日は川崎さんに聞いた素晴らしいお話を皆様にご紹介いたします。

川崎さんはテレビや雑誌などでも活躍するフラワーアーティスト。日本のフラワーデザインの草分け的存在として知られています。そんな川崎さんの少年時代のインテリアは、感性を育むような素晴らしいインテリアだったそうです。特に、マミフラワーデザインスクールの創始者マミ川崎さんを母に持つ彼の周りには、自然素材を使ったアートが多かったといいます。

「他の人が見たらゴミにしか見えないものを綺麗に飾るだけで、私にとっては大切な宝物」になるのだそうです。葉っぱ一枚、石ころ一個を綺麗に飾るだけでそれはアートに変身し、モノを大切にする心が育まれたといいます。

中でも面白かったのは、石ころのストーリー。
「モノは生きています」と力強く語る川崎さん。「川辺にある石ころを一個持って帰ろうとすると、長年隣にいた石が寂しくなるでしょ、だから一緒に持って帰る。両親からこう教わりました」

興味があったので黙ってじっと話を聞いてみると川崎さんは続けます。
「意志があるから、変なもの同士はケンカする。つまりインテリアとしてもちぐはぐなものになる。本物同士を組み合わせれば、テイストや素材が異なってもしっくり来ることがあるでしょう?」

なるほど、確かに異素材の組み合わせでも素晴らしいインテリアはありますし、クラシックテイストとアジアンテイストがコラボした妙に居心地のいいテイストもあります。また逆に、ただ組み合わせただけで魅力的に見えないインテリアもあります。

モノが持つ意志や声は私には聞こえないし、ちぐはぐに見えるインテリア空間を構成するモノ同士が本当にケンカしているかは分かりませんが、幼い頃から自然に耳を傾けてきた川崎さんには、フラワーやインテリアとしてのテクニックを兼ね備えながら、モノに宿る小さな声も聞こえているのかもしれません。


ここで、ショールームに飾ってあった川崎さんの作品を紹介させていただきます。これは本物の葉っぱをつなげたもの。十分アートに見えてしまうので不思議です。



次の作品も凄い。植物を飾る花器の外側半分にに土をつけました。「植物は土と一緒のほうがいいでしょ」と川崎さん。



これも面白いです。モノトーンの写真に一輪を差す。平面に立体のものを付け加えることで、臨場感が出るだけでなく、インテリアとしての空間演出も高められます。



最後にそんな素晴らしい作品を生み出す川崎さんと記念撮影させていただきました。



いかがでしたでしょうか。どれも異素材の組み合わせにも関わらず、素敵な作品ばかりですね。花やインテリアに限らず、心の豊かさを生むものは同じなんだな、ということを改めて感じました。
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プロフィール
プロフィール
『ONESELF』編集長
国内外の家具ショップや工場などの現場を歩き回るインテリア家具専門誌の記者時代を経て、フリーマガジン『ONESELF』の編集長に就任。「大人のための上質な家具インテリアマガジン」を目指す『ONESELF』には「本来の自分自身を取り戻そう」との想いが込められている。現在、都内インテリアショップや空港ラウンジなどで配布中。
撮影:松本正和
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