学習塾講師の母・くみこの突然のがん宣告(正確には悪性リンパ腫)。
職場と塾と母宅と病院をうろうろする娘・みちこが書く、母・くみこの病状記録。
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最悪の場合って(くみこ) [2008年07月17日(木)]
先日、LUCYさんのコメントにもあったけど、「いやなことも多いけど毎日の平穏な暮らしで十分幸せを感じる」のは私も同じである。幸せは、やってくるのでなく「あることに気づく」ものではないだろうか。

とはいえ、「いやなことも多い」日々では、不快な事に神経が向いてしまって幸せを感じるセンサーが働かなくなってしまうように思う。

ではどのくらい自分が幸せなのか、具体的に考えてみるとする。つまり、「これだけは勘弁してほしい」「これ以上の不幸があるだろうか」「こんな不幸には耐えられない」ことは何か、を考えてみる。

私の場合、一番大事なのは家族だから、
「娘(息子、つれあい)が殺されてしまう。それも苦しんで、屈辱的なやりかたで」以前、実際にあった女子高校生がなぶられいじめられ、最後にコンクリート詰めにされて殺された事件、若い男性が熱湯を掛けられたりの虐待を受けながらついに殺されてしまった事件、犯人たちへの憎しみは他人の私の分だけでも一族郎党七代まで呪い祟ってやるほどである。

自分の事で言えば、
「はずみで他人を殺してしまう。それも子供」これも、現代の交通事情ではおおいにあり得ることであり、実際その立場になってしまった人も少なくない。これも報道で知った、「自分で自分の子供(幼児)を轢き殺してしまった親」「若い主婦が車高ぎりぎりのトンネルを近所の子供達がサンルーフから頭を出しているのに気づかず通過して首を折ってその子達が死んでしまった事件」など、こんな未来が待ち受けているなら早々と死んでしまった方がマシだと思える。

外国では戦争中の国や飢えている人たち、病気になっても薬も無い地域はたくさんある。日常生活でも、冬に日の当たらないコンクリートの吹きさらしにつながれたままの犬、夏に日陰の無い場所で水も与えられずに虫だらけでつながれている犬がいまでもいるのではないか。(それなのにそんな仕打ちをしている飼い主に精一杯尻尾を振って喜ぶ彼らに涙が出る)いけない、暗い気持ちになってきた。

かなり前の事だが、娘が亡くなった夢をみて、自分の悲鳴で目が覚めた事がある。抱いた腕の中で娘が次第に冷たくなって行く恐ろしさは数十年たった今でもまざまざと思い出される。夢だと分かってあんなに嬉しかった事は無い。

本当に恐ろしい不幸が襲ってきたら、「これが夢だったら!」とか、「こんなことが起こる前の時間に戻りたい!」「そのためなら何でもする!!」と思う事だろう。

その願いがかなったのが今の自分だと思えば良い。恐ろしい事、耐えられない不幸はまだ起こっていない。神に感謝して幸せに涙するに違いない。

まだ現れない不幸を恐れてせっかくの今の幸せを台無しにすることはない。もしも不幸な人を見たら、できるだけの手助けをしてあげればよい。ささやかな幸せを抱いていれば、不幸は寄って来れないだろう。「ちいさなろうそくの光は弱くても、闇に打ち勝つ」のだから。

今日は昨日と違って風があって涼しい。昨夜頑張って一週間ぶんのプリントを作って解答も用意できた。ダンナと犬達は気持ち良さそうに寝ている。私のような幸せが家族や友人をはじめとするみんなのところにもありますように。
Posted at 08:31 | この記事のURL
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