先日スーパーで、鯵のおろしたのが安かった。フライにしようと思って買ったのを、いざ揚げようとしたらパン粉を切らしていたのを思い出した。
パン自体はあるのだから、おろしてパン粉を作ろうかとも思ったが、せっかくうまく焼けた作りたてのパンである。フライをあきらめて唐揚げにすることにした。昨夜の事である。
今朝、葛湯が飲みたくて、この間別のものを探しているとき見つけたのはどこだっけ?(いつもこんな調子だ。何がどこにあるか、整理整頓しなくちゃと思いつつ進歩が無い)と探していたら、まだ封を切っていないパン粉があった。慌てて買い物リストからパン粉を消した。
そういえばこの前揚げ物をしたとき、使い切ってしまったのですぐに買い足しておいたのを忘れていた。もともと忘れっぽいほうだが、トシをとって磨きがかかり、自分で自分が一番信用できないほど自分の記憶に自信が無くなった。
老人の常として、最近の事は忘れるが昔の事は忘れない。大脳皮質のどことやら、記憶する場所が異なるせいだそうだが、古い話を繰り返すお年寄り、認知症になって幼い頃の世界に迷い込んでしまうお婆さんが理解できるように、私もなってきた。
鏡を見ても自分が「おばさん」から「おばあさん」になりつつあるのがよく確認できる。若い方が偉いなどとは決して思わないし、トシをとるのは結構新しい発見があったりして面白いから、それなりに楽しんでいるのだが、体力が衰えてくるのは残念至極である。
もっとも、この若さで(私はまだ56歳だ)体力が無いのは病後のせいだとは思うけどね。体力が衰えると気力まで萎えてくる。体を鍛えて(糖尿のためにも歩くように医師から言われているし)気力もシャンとしたいと思っている。 |