学習塾講師の母・くみこの突然のがん宣告(正確には悪性リンパ腫)。
職場と塾と母宅と病院をうろうろする娘・みちこが書く、母・くみこの病状記録。
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母・くみこ(患者本人)と母のだんな・あけ氏も更新します。
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絵はないけれど(くみこ) [2008年05月23日(金)]
ダンナのPCが不調で、絵がupできない。(彼のPCならスキャナが使えるので、手間をかけて私のPCに送っている。早く新しいスキャナを買えばいいのだが…)

私は何かを読むのが好きで、何も読むものが無いと辞書や不動産広告まで読む。読書家というのではないが、当然「読むもの」には本も含まれる。

新聞の書評で面白そうなのを見つけては、市の図書館にリクエストする。最近の図書館は近隣の市町村とネットワークが出来ていて、どこかにあれば取り寄せてもらえるし、なければ購入してくれることも多い。

そんな手段で手に入れた「サザエさんの東京物語」、文章も内容も面白かったが意外な発見もあった。著者は長谷川町子さんの妹御、マンガでは鼻高く目大きく、品の良いお父上によく似た体の弱い妹として描かれている人である。(余談であるが、この姉妹の関係がワイルダーのローラとキャリーに似ていて私の中でよく混同する)

一つは、千葉敦子さんの「ニューヨークの24時間」を出版したのが彼女であったこと、もう一つは彼女が同窓であったこと(もちろん先輩)、ほかにも内容にはいろいろあるが、それはどの読者にとっても同じであろうから言及しない。

私が目指していたと言ってはおこがましい、尊敬し見上げている方が幾人もおられるが、その1人が千葉敦子氏である。私は本は著者で選ぶので、一つ「当たり」があればその人の作品を次々と読むことになる。最初に出会ったのが「ニューヨークの24時間」で、その後乳癌で亡くなられたときには大いに落胆した。

その本を出版する時の話が書かれていた。慌てて本棚の色あせた「ニューヨーク…」を見ると、確かに彩古書房、たしかに長谷川洋子であった。住所も書いてあるのに、なぜ今まで気がつかなかったのだろう。

向田邦子といい、景山民夫といい、短い生涯をすでに終えられている方も多い。私は馬齢を重ねているというのに。せめて猿谷先生、犬養道子氏がお元気でお幸せであることを願わずにはいられない。猿谷先生のご病状はいかがだろうか、奥様は…

元気で歳を重ねている私に、無能なりに出来ることは何だろう。分からないからとりあえず今日の夕飯でも作ろうか(なんだかな〜)
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