学習塾講師の母・くみこの突然のがん宣告(正確には悪性リンパ腫)。
職場と塾と母宅と病院をうろうろする娘・みちこが書く、母・くみこの病状記録。
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母・くみこ(患者本人)と母のだんな・あけ氏も更新します。
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頭皮にまつわるエトセトラ(みちこ) [2008年03月07日(金)]
先日、母とともに近所にオープンした温泉銭湯に行ってきた。
いつも私たちは車で一時間半ほどの所にある健康ランドに行っているのだが、遠くて年に数回しか行けないので、平日でも気軽に行ける近場にあればいいのにと話していたのである。安くて近い温泉もある事はあるが、21時閉館なのでなかなか仕事帰りには行けないのだ。

このたびオープンした温泉銭湯は、健康ランドほどの設備はないものの深夜2時まで営業しており、しかも私たちが健康ランドで必須項目として挙げているあかすり、マッサージもやっているというので早速行ってきたのである。

ああ、あかすりはやっぱりキモチイイ。母なんて「ものすごいですよ。」と言われていた。「抗がん剤の治療であまりお風呂に入れなかったから・・・」と言い訳していたが、ガンになろうがなかろうが、母の入浴頻度が変わっていない事を私は知っている。きたねーな、もう

ところで今回の私の新発見は、頭皮も皮の一部です、という事である。
当然と言えば当然なのだが、母のハゲ頭が、入浴後白くふやけてふにゃふにゃになっているのを見て、なるほどなと思った。お風呂に長く入っていると、指先がふやけてシワシワになるでしょう。あれと同じ現象が頭で起こっているのである。

しかも母の場合、世の一般的な長い年月を経てここに到達したハゲ頭と違って一時的なにわかハゲであり、頭皮もやわらかく、微妙に産毛が生えているから余計にふやけ加減が著しい。日頃外気に晒されて鍛えられている一般的な方々は、多分こんな風にはならないだろう。

面白いけど見た目にはイマイチなので、さっさとヅラを付けてもらったのだが、なかなか興味深い発見であった。

ところで入浴後の母は、見慣れた私でもちょっとドキッとするインパクトである。白くふやけてフニャフニャになったハゲ頭に、眉毛・まつげのないスッピンで、手には生首(カツラが 絶妙に生首 に見えるのである)。平日深夜なので泣き叫ぶ子供はいなかったが、心臓の弱いおばーちゃんは昇天してしまうかもしれない。
近いのはいいけれど、職場の人に会ったらどうしよう。と、回数券を買うべきか否か懸念する今日この頃である。


とりあえず、カツラを持ってうろうろしたり、そのへんに無造作にカツラを置いておくのはやめて頂きたいと思うのである。

Posted at 21:37 | この記事のURL
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免疫療法レポート(くみこ) [2008年03月07日(金)]
2週間前に預けてきた自分の健康なリンパ液を1000倍近くに増やしたのを自分の血中に点滴で戻し、免疫力を強めるのが免疫療法である。ついでに次回用にまた今の血液を預けてきた。(これもついでに500円預けるから培養して1000倍に増やして財布に点滴してもらいたい)

こちらのクリニックは時間も空間もたっぷり患者にとってくれるので(そのかわり保険が利かないのでチョー高額。息子がいなかったら、とても払えない額)、気兼ねなく質問できる。PET-CTの画像の説明もしてもらった。「前」の画像では脾臓が倍以上に肥大していたが、これはリンパ腫の特徴であること、リンパ腺は体幹を縦に走っているので、それにそってリンパ腫が次々出来ているのがわかるが、抗ガン剤で消えている事、特に腫瘍が大きくできているところを放射線治療かなんかで集中攻撃しないのは、「電車すべてが治療の対象なのに、その電車が行き来する駅を攻撃しても意味が無いのと同じ事」など。

そのあとベッドで30分点滴。白酒のような、濃いめのカルピスのような白濁した液体だが、生理的食塩水に培養・洗浄・濃縮した私のリンパ液を混ぜたものだそうだ。「結構濃いようだね、もっと薄い人もいるんだよ」と息子。

「点滴じゃなくて、じかに注射しちゃえば早いんじゃない?」と息子に聞いたら、「注射針を通らないよ」と一笑にふされた。彼は上記の洗浄の過程を以前やっていたそうだが、私のリンパ液には関わっていない由。いろいろ技術的な事をばーさんに分かりやすく話してくれた。

「免疫力だけじゃなく、他にも良い影響があると思うよ」というから、「お肌が若返るとか、シミが薄くなるとか?」「それは無い。血液の中での話だから。」
がっかり。

できそうな気がして、駅の階段の上りに挑戦、手すりは使ったけど無事登頂。2週間前は階段はぜんぜん駄目で遠回りしてエレベーターを使ったのに、すんばらしい回復である。

PET-CTの画像を見ても、あれだけのリンパ腫を薬だけで消してしまうのだから、副作用が強いのももっともだと思った。抗ガン剤が終わってから、めきめき体力が戻ってくるのを感じるたびに、こんなにも体中の細胞が痛めつけられていたのか、「よく頑張ったね」と自分の細胞をほめてやりたい気分である。ダンナが「よく頑張ったね」とねぎらってくれるのは、私にじゃなくて私の細胞に言っていたのか!

息子が、「俺たちはクリニックのスタッフと違って、じかに患者さんと会う機会がないから、免疫療法レポートをよろしく頼むよ」というので、しばらくは体調に注意してレポートしなくては。今日は食欲もあり過ぎで快調。気のせいか咳も減ったような?
Posted at 00:21 | この記事のURL
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