子供の頃、大好きだった本がターザンとロビンソンクルーソーである。ジャングルの中でいろいろ工夫して暮らすのに憧れていた。なのに、なんで私の家はこんなに物があるのだろう。
「大草原の小さな家」の、いかに少ない家財道具で日々を過ごしていたことか!どんなに不便だったろうと思う反面、今こんなに多くの物が必要だろうかと改めて思う。
暮れに掃除を肩代わりしてくれた、まきこさんおすすめの本が「捨てる技術」。ベストセラーだそうである。「私が死ねばただのゴミ」を合い言葉に、今年はどんどん始末しようと思う。捨てるというより、消費して生活をシンプルにしたい。
私は頂き物が苦手である。捨てるのが苦手だから、どんどん溜まっていく。景品、おまけの類もほしくない。そのくせ、なんでも「もったいない!」と思ってしまうから、自分に必要でないものでも誰かが捨てようとしていると貰ってきてしまう。とことんゴミになっていない物は「まだ生きているのに」見殺しにするような気がするのだ。可哀想で捨てられないのである。
母は、たった今着ていた服をゴミ袋に捨てられる人で、部屋はいつも片づいていた。私の部屋は散らかっていて、「まるでくずやの仕切り場みたい」といつも嫌がっていた。私は思い入れが激しいので、ボタン一つでもどこかで落としてくると、そのボタンが知らないところでひとりぼっちで泣いているような気がして切なくなる。
子供達が小さい頃遠足のおみやげで買ってきてくれた物や、あけ氏がプレゼントしてくれたものなど、「棺桶に入れて貰いたい物」が増える一方で、火葬場より焼却炉に行けと言われそうである。本人がそばに居てくれる方がよっぽどうれしいのだから、いい加減で乳歯なんて処分すればいいのだけれど…
せめて、冷蔵庫と台所だけでもダイエットしよう。めざせ、魚柄仁之助! |