学習塾講師の母・くみこの突然のがん宣告(正確には悪性リンパ腫)。
職場と塾と母宅と病院をうろうろする娘・みちこが書く、母・くみこの病状記録。
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知日から今(あけ) [2007年10月17日(水)]
 信じがたいが、連れ合が悪性のリンパ腫にかかった。(血液のガン)正直、これを知った時は食事も取れないほど落ち、どうしよもない状態になった。連れ合に付き添い検査結果を聞きいた。CT画像を見た。体中に白い影点在していた。
「かれ全てリンパ腫です。血液のガンです」医師の言葉に本当、頭が真っ白になった。底に落ちた気持がしばらく続いた。が、変なもで知日から時間が経ってことで平常心になりつつある。逃げてはだめだ。事実を踏まえ過ごそうと思う。
 しかし、かみさんはたふだ!。仕事も日常の生活も何ら変わりなく過ごしている。副作用も少ないようでよかった。抗がん剤治療は始まったばかり。家族いちがんとなって一つ一つ山を越え行こうと思う。
 ake(だんな)
Posted at 19:53 | この記事のURL
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見〜つけたっ!(くみこ) [2007年10月17日(水)]
専門医も「悪性の腫瘍ではない」と見逃していた悪性リンパ腫をどうやって見つけたか?

そもそも、悪性リンパ腫って首、腋、そけい部のリンパ節の腫れから見つかることが多いそうだ。本人が気付くが、痛くもなんともないし、そのうち消失したりして放っておかれるのがほとんどだそうである。ろ胞性リンパ腫は進行が遅いので、仮に疑いがあっても特に異常が出ていない場合は経過を見る場合が多いとのこと。
にしても4期になるまで見逃すなよ!せっかく本人が何度も医者に行ってるのにぃ!

つっこんでいるバヤイではない。で、どうやって見つけたか。
私は呼吸器系が弱く、風邪を引いて直っても咳だけはしつこく続くタチである。(でもこの数年のことだから、すでにこの時は罹患していたのかもしれない)今年は3月に風邪を引いてから、咳が抜けないで居た。糖尿で御世話になっている医師に咳止めを処方して貰っても効かない。といっても始終咳で苦しんでいるわけではないので、次の診察の時に(糖尿は月イチ)
「センセー、直りませんぜ」
「そりゃあんたがちゃんと直さんからだ。きちんと薬を飲んで、薬が終わっても効果がなければレントゲンをとりましょう」

薬をのんでも直らなかったが、レントゲンは金がかかるので(必要な金をケチるとろくな事ににならないのが、皆さんおわかりですね)またそのままにしておいた。
で、もちろん咳は止まらない。くだんのセンセーに叱られるといやなので今度は呼吸器の専門医に診て貰おうと、何かと評判の悪い近くの社会保険病院に行った。(結果としてそこで見つけて貰ったのだから、評判が悪いなんて言ってはいけませんね)

やっぱりレントゲンは撮るのである。影があった。江原ドクターは九分九厘結核のような菌による感染だろうけど、念のため調べましょうと痰を取って検査してくれた。が、菌が出なかった。ここでリンパ腺の腫れとの関連を疑ってくれたのである。
「切るのはイヤッ」という私に、注射針で腫れたリンパ節の中身を採り検査に廻してくれ、後日の診断は「悪性リンパ腫の疑いが強い」であった。

江原ドクターは穏やかに、「先日の検査の結果は何もないのを1、ガンを5とすると3ぐらいの状態でした。悪性リンパ腫とは言っても、一カ所でなく複数の場合はすべて「悪性」と名が付くのであって、タチの良い、よくある病気です。抗ガン剤治療で半年もすれば治るんじゃないかな」
「抗ガン剤!!!私、手術(こわいから、そして痛いのはいやだから)も入院(金がかかるし旦那や犬たちと離れたくないから)もできませんっ。」
「抗ガン剤は点滴で、日帰り通院が普通です。手術も入院もしなくて大丈夫ですよ」
「でもっ!抗ガン剤って吐き気がすごくて毛がぬけちゃうんでしょっ!」
「今はもうそんなことないですよー。抗ガン剤って30種くらいあるんですが、一番効果のあるふさわしい薬を選ぶために、リンパ節を一つ採らなければならないでしょう。局所麻酔で日帰りで簡単にできますよ。この病院でもできますが、大きな病院ならどこでもできますし、すぐに何とかしなければならない、進行の早いものではありませんから、今決めなくてもいいですからよく考えて見て下さい。」

結局この江原ドクターの見立て通りだった。但し、リンパ腫自体は進行の遅いものだったのだが、詳しく調べたら4期に入っていてすぐに治療を始めなければならない事が分かった。

なのに私は「江原のじーさん、な〜に言ってんだか」ぐらいの調子で(何たる罰当たり!!)セカンドオピニオンを伺うべく糖尿でかかっている医者に行き、再びレントゲンを撮り、「確かに影がある!紹介状書いて上げるから専門医に行きなさい。この辺では国立医療センター、沼津市立病院、静岡県がんセンターがいいだろう。どこにしますか?」
「医療センターは古くて暗くてイヤだし(ここで30年前出産した)、市立病院は待たせるので有名だし、新しいがんセンターはまだ行ったことがないからそこでお願いします」と答えた。8月半ばのことである。仕事に影響しないように、月末で予約を入れて貰った。
もう一つがんセンターが気に入っていたのは、院長が以前インタビューを受けていた時の姿勢(背筋が伸びていた、なんて事ではないよ)に好感持てたこと、病気は医師と患者本人とが協力して治すものであり、そのためには正しい情報を共有せねばならず、どんな状態の癌でも原則すべて告知する、という方針を聞いていたからである。

紹介状とレントゲン写真を持ってがんセンターに行ったのが8月末、血液検査、CT画像、頚部リンパ節摘出、PET-CT、骨髄穿刺と9月一杯検査を受けて、25日の非ホジキンリンパ腫、ろ胞性リンパ腫第4期、しかし現状では最も治療を急ぐびまん性大細胞型リンパ腫との診断を受けることと相成りましたのさ。

Posted at 11:33 | この記事のURL
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