仕事が終わって一息ついた頃(12時頃)夜のトイレ散歩にラブのマーチをつれて出る。私自身の運動にもなるし、夜は気持ちがいいし。今頃は田んぼで蛙が合唱しているのも楽しい。
私に合わせてゆっくり歩いてくれるマーチの背中を見ながら、あれこれ考える。昔願った事の多くは叶ったのに、なんでこんなに気が晴れないのだろうと。
早く子供達が大きくなりますように、ぜんそくの発作が起きなくなりますように、ダンナの膝の痛みが楽になりますように、誰にも依存せずに自分の働きで生活できるようになりますように。大きな犬を飼いたい、小さな、私の愛犬が欲しい、好きなだけ本が読みたい、朝ゆっくり寝ていたい、夜更かししても文句言われないで好きな事をしたい、全部叶っているのに。
思うに、先の不安があるからだね。来年からの生活のめどが立たない。働きたいが、このトシでは働き口があるかどうか分からない。そもそも、働ける体力があるかどうかも分からない。今は幸せだが、来年は闇である。だから今の幸せを喜べないんだね。
世間全体に不安感が満ちている。この国も、この世界も先に明かりが見いだせない。だから漠然とした不安が今の幸せを感じなくさせているのだろう。
私が子供だった頃、戦後で社会全体が貧しかった。『三丁目の夕日』の時代である。食べ物も着るものも、生活はおしなべて質素でむしろ貧しかったが、未来への夢があったからみんな幸せだった。
先を思い煩って今の幸せを台無しにする事は無い。ま、今の世の中、飢え死にする事もあるまい…いや、あるかも!とにかく、明日の苦労を今する事はないじゃないか。お茶はおいしいし、家族はみな元気だ。あしたは農園に行こうかなっ |