トナリのインド人 なにしてるの〜?

カレーにターバン? いえいえ、他にもあるのです。過去も未来も星座も超える大国インドの今を、ライターさとうがご紹介!

プロフィール
■さとう葉
フリーライター&エディター。08年からインド・ニューデリー在住。現代インドのハイエンドなシーンからサブカルまで幅広い領域を横断的に執筆。時々ラジオ番組のデリー特派員なども。アパレルウェブでインド若者ファッションを定期的にレポート。共編書『皆既日食ハンターズガイド』(INFAS パブリケーションズ)など。
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デリーでフリーマーケット

2012年2月24日(金) 00:09
ナマステ!

現在インドには、5000人近くの在留邦人がいるそう。その多くが首都デリーや南インドのチェンナイ、バンガロールなど日本企業が集中する都市に暮らしています。

デリー及び近郊都市は、常時2〜3000人程度の日本人が出入りがあります(出張者や一時的な滞在者が多いので数字は流動的)。日本人学校は勿論のこと、日本食材屋も、今や日本食レストランだって10軒近く有り。かつては企業駐在者を中心とした小さな単一的コミュニティだったのが、今では学生やフリーランス、起業家など様々な職種の人々がデリーに集い、コミュニティも多様化。コンパクトながら、住み良い環境へと徐々に成長しているのが、現在のデリーです。

そんなデリーで、今週末こんなイベントが開催される模様。


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日本人の若手有志がオーガナイズするフリーマーケット(↑バナークリックでHPにとびます)。
やけにコンテンツが充実しているウェブサイトひとつとっても、彼らの心意気が伝わってくるよう。

日本ではおなじみのフリマですが、インドではかなり画期的なイベント! なぜならば、浄と不浄の観念がはっきりしているこの国では、他人が着用した服は忌み嫌われるため、一般的に古着を譲渡する習慣が無いんです。だから、街にもオシャレな古着屋さんは、ほぼ皆無。また、サリーは裁断縫製を必要としない一枚布のため、親しい人に代々譲っていくことができるけど、洋服は使い回せない、という点も、インドで古着文化が育たない理由の一つかと。(じゃあ実際はどう処分しているのかというと、まだ使えそうな物はお手伝いさんにあげるとか、ゴミに出せば即座に何者かがこっそり取っていっちゃう、というケースが多いです……)


まだ使えるのに、もったいないなあ〜と思う物を交換・シェアできる機会は有り難いですね。フリーマーケットでは古着以外にも、デリーで活動している個人企業やブランド、雑貨作家さんも多数出店。やきとら(焼き鳥)、Iroha(日式パティスリー)、太巻(巻き寿司)など、デリーで話題の日系フードを食べ比べるのも一興かと。デリーのインディペンデントなクリエイティブシーンを一望できるチャンスかも!? 今週末デリーに滞在するなら、ハウズカス・ヴィレッジに足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

詳細は、デリーフリーマーケットHPへ。

2012年2月25日(土)13時〜16時
@Lokayata Gallery, Hauz Khas Village
(Hauz Khas Village入ってすぐ右手のギャラリー)
入場料50ルピー(学生証提示で無料)


[ ニュース ] /
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TOKYO fashion week meets INDIA...!!!

2012年2月21日(火) 12:00
ナマステ!

ようやく春を迎えたデリーにて、先週は恒例のインド・ファッションウィーク(Wills India Fashion Week)秋冬コレクションが開催されました。

場所は、もうおなじみの展示場プラガティ・マイダン18番ホール。巨大なWIFWの文字がお出迎え。

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普段は春夏コレのほうがインドでは盛り上がるのが常ですが、今回の秋冬コレには138のブランドが参加、平日から多くのバイヤーさんで賑わい、インドのアパレル市場への注目が年々高まっているのを実感。

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今回の最大のトピックスは「TOKYO FASHION WEEK IN INDIA」。経済産業省による、例のクールジャパン戦略の一環で、日本のライフスタイルを紹介するブースとショーを展開。

東京をイメージしたブースは人気のクリエイターチームPLAY CRANによるもの。インドファッションデザイン協議会(FDCI)スニール・セティ会長もご満悦のようす。

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紹介ブースには、無印良品やamadanaなど日本のプロダクトを中心に、ウェアやアクセサリーなど約300点近い商品を展示。特に、無印良品はインドには未上陸なものの、欧米やアジアで出会って気に入るそうで、今ではインド人憧れのブランドの一つに。日本からのお土産に「MUJI買ってきて!」と頼まれることも多いので、ステーショナリーやお弁当箱(!)をあげると喜ばれますよ(←インド一口情報)。

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日本語の上手な通訳さん達。とっても明るい。



会場でも終始、こちらが日本人と分ると「あのジャパンブースは何?」「どうして出展しているの?」と質問攻めにあう程の注目度。18日に行われた特別ショーでは、ANREALAGE(アンリアレイジ)、mintdesigns(ミントデザインズ)、suzuki takayuki(スズキタカユキ)が登場。クールなトーキョーモードが来場者を魅了しました。

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Ranway photo by WIFW


唯一残念に思ったのは、日本ブース周辺だけスーツ族だらけで、見た目も雰囲気も、まるで新橋駅前だったこと(それも含めての日本紹介、とも裏読みできるけど)。役人仕事だから仕方が無いとは思えども、ファッションの祭典なのだし、もう少し気を遣ってもよくないですか?……と、今回は辛口な感想で、シメ。



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デリーでオノ・ヨーコ展

2012年2月6日(月) 04:15
先日のインド・アートフェア開催期間にあわせ、デリー周辺のギャラリーでも様々な企画展が開かれ、アート・ウィークさながらに盛り上がっていましたよ。

たとえば、グルガオン地区の現代美術館Devi Art foundationでは、イラン現代美術を集めたTHE ELEPHANT IN THE DARK展がスタートし(5月末まで開催)、市内2ヶ所にできたギャラリーKiran Nadar Museum of Art(KNMA)も本格始動したりと、アートファンには忙しい数日に。

なかでも最も注目されているのが、以前もちらりと触れたこちら。




インドの有名画廊Vadhera(ヴァデラ)ギャラリー主催によるオノ・ヨーコさんの展覧会。意外なことにインドでは初の個展だそう。市内2ヶ所のギャラリーでは、新作展と回顧展をそれぞれ開催するほか、市内24箇所にはパブリックアートを掲示、そしてパフォーマンスLIVEも行うという、盛りだくさんな大企画になっています。

全作品を通して一貫したテーマは「女性の解放」。世界に未だ蔓延る女性蔑視から彼女達を解放して、幸せに導きたいというシンプルで強い思いがこめられているそう。



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Okhlaのメイン会場で開かれた新作「Remember Us」は、特にインドの女性をテーマにした作品。暗い死体安置所を模した展示室にずらり並べられたお棺のような箱には、燃料をイメージさせる炭と、裸の女性のマネキン人形が収められている。インドで禁止されながらも未だ残るサティーの風習(夫との殉死)を表現しているのだとか。

シリコーン製の人形は柔らかな弾力で生々しさを演出。ただ、人形の色がインド人らしい褐色では無く、いわゆる肌色だった点は、訴求力が半減していた印象も……。壁には初日に行われたライブペインティングで記された南無妙法蓮華経(ヒンディー語バージョン)が。



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市内各所に掲示されている立て看板。
LOVEとかPEACEなど御大おなじみのキーワードが各種、英語やヒンディー語で書かれています。パッと見、非常にシンプルなものなので、アートに関心のない一般の人々は、いったいどう感じているのか興味あります(ちなみに、私は看板業者の空き広告かと思っていました……スミマセン!)



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ディフェンスコロニー館では、過去の作品を集大成した回顧展 THE SEEDS を併催。こちらは写真やビデオを中心に構成。60年代の有名なパフォーマンス「カット・ピース」(椅子に座るオノ・ヨーコさんの服を観客が鋏で切る)と、40年後の再演(2003年)を向かいあわせに同時上映するなど、見ていて飽きないつくりになっていましたよ。

観客参加型の作品も多数。そのひとつ「WISH TREES」は、七夕のように自分の願いを紙に書いて木に吊るすというもの。会期終了後には、ジョン・レノンの記念建造物としてオノ・ヨーコが建てたアイスランドのIMAGINE PEACE TOWERに送られるのだそう。

私も1枚吊るしてみたけど、同行した友人がさらりと書いた短冊がこちら。



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LOVE & PEACE ならぬ、LOVE & PEACH ....!!!!
いや、単なる語呂あわせじゃなくて、原発問題で福島の桃が食べにくくなったから……以前のように、安心して桃を食べられる社会を取り戻したい! という切実な願いのもと、なんだそうです。かなり秀逸では!? ラブ・アンド・ピーチ!




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