カフェブロトップへ
注目キーワード  コンビネゾン スパンコールカーデ / 【今週のプレゼント】しっとり!ハンドクリーム

goldfish

野菜と玄米と豆が大好きです。

自分や好きな人たちのために、
植物性素材のみ(卵や乳製品を使わない)で、
パンやお菓子を作っています。

プロフィール
あきこ
月別アーカイブ
リンク集
di
<< 2012年5月 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
カテゴリアーカイブ
温かいスウプ
男の年のころは31。
どちらかというと大柄なほうで、あまり愛想はよくない。


男は仕事帰り。駅から自宅へ向かう途中。
目の前の大通りで、小さなノラ猫が跳ね飛ばされるのを目撃してしまう。
急いで駆け寄り、抱きかかえると、鼻から耳から血を流している。
たぶん、もう、心臓は動いていない。
でも、そんなことは考えたくないし、とにかくどうにかしなければ。どうにか。
獣医のW先生のところへ、連れて行こう。
W先生なら、いつも優しく診てくれるし、今までも治してくれてたし。
そう、彼の家では絶え間なく猫を飼っているから、近所にかかりつけの獣医がいるのだ。


小さなノラ猫をかかえたまま、小走りに、W先生の自宅の前まで。
しかし、はっと気づけばもう12時。
しばらく考えているうちに、涙がポロポロこぼれ落ちる。
普段は常識的な男からすれば、親しい間柄とはいえ、
こんな夜中に、人様の家のチャイムを鳴らすなんてできない。
でも、どうにかしてほしい、たすけてほしい。
手のひらの上の小さな猫は、
柔らかだけど冷たく、もう動くことはない。
そんなことはわかっているんだけど、どうにかしてほしい。
先生の家の前で、男はしゃくりあげて泣き出してしまった。
おんぼろの、カーキ色のコートを震わせて。


遺体を抱えて、泣きながら帰宅した男は、ペットセメタリーの手配し、
翌日、子猫の遺体を引き取ってもらうことにした。
ペットセメタリーの手数料は、コート一枚分。
毎年おんぼろのモッズコートを愛着している男に、
お皿いっぱいの温かいスウプを食べさせてあげたい、と思った。

温かいスウプ.jpg

『黄色いスウプ』(色んな野菜や色んな豆)
『小松菜のサラダ』(新鮮な小松菜は、生のまま食べるのが好き)
『やわらかいパン』(食パン型だけど、ちぎって食べる)
『キャロブとナッツのケーキ』(ざっくりしとしと。キャロブ大好き)
2010年2月20日(土) 09:15 [ 雑記 ]
この記事のURL / コメント(0) /


コメントする
名前:
Email:
URL:
削除キー:
クッキーに保存
大文字 特大文字 小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 入力されたHTMLのタグ等をそのまま表示します。 左寄せ 中央寄せ 右寄せ テキストカラー リンク 絵文字
(ここにプレビューが表示されます)

非公開コメント
画像認証:
画像に表示されている2つの文字列を、間に半角スペースを空けて入力してください
※例:「blog」「cafeblo」→「blog cafeblo」
※スパムコメントを防ぐため、コメント投稿時に画像認証が必要です。
コメント
AaAaアァあぁ漢字
cafebloトップへ
ブログ管理画面へ