| 肥満の薬物療法 |
肥満の薬物療法
食事療法や運動による肥満の解消が困難な場合には抗肥満薬が使用される。近年では、肥満治療の初期段階にも積極的に利用されるようになっているが、やはり食事療法を中心としながらそれを補助する目的で使用されるのが望ましいというのが現状のようである。
一番の問題は、使用者が薬物療法のみに依存してしまうと服用の中止とともに体重が急速に戻りやすいことである。現実には、薬物療法だけで10%以上の体重減少を期待するのは難しいとの指摘もある。副作用もあるため一生服用を続ける訳にもいかず、医師と相談しながら安全かつ有効な利用が望まれる。
抗肥満薬の種類
抗肥満薬にも様々なものが存在する。大きく分けると、摂取エネルギーを抑えるものと、消費エネルギーを増加させるものに分けられるが、前者の方が実用的であるようだ。
食欲抑制剤
摂食中枢に働いて食欲を抑制することによって、体重を減少させることを目的とする。食欲の伝達に関わる神経系に作用することで食欲を抑える。
シブトラミン、フェンテルミン、ベンズフェタミン、ジエチルプロピオン、マジンドール、フェンジメトラジンなどが存在する。
消化吸収阻害剤
腸内で摂取した脂肪の吸収を抑える薬剤としてオーリスタットが存在する。低脂肪食を摂ったのと同じことになるが、脂肪を多量に含む脂肪便や下痢などの副作用が報告されている。
熱産生促進剤.その他
脂肪細胞のアドレナリン受容体を刺激することで脂肪の分解や熱産生の亢進を向上させる薬剤に対する期待があるが、現在のところ実用的なものは出回っていない。
また、脂肪細胞から分泌され、食欲抑制作用を示すホルモンであるレプチンに注目した治療の開発も進んでおり、治験では良好な結果が出ているようである。 |
2008年12月29日(月) 17:12 [ 肥満妊娠 ]
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| 内臓脂肪型肥満とは |
内臓脂肪型肥満とは
病気になりやすい内臓脂肪型肥満
肥満には二つのタイプに分類されます。全身にぽっちゃりと脂肪がつくタイプと、お腹の周囲にだけ脂肪がつくタイプです。後者を内臓脂肪型肥満といい、生命の危機に関わる病気と関係が深い肥満のタイプです。内臓脂肪型肥満とは、内臓の周囲、特に腸と腸の間を固定している腸間膜と、腸の周りをおおう大網などに脂肪が蓄積される肥満で、この内臓脂肪から分泌されるアディポサイトカインに異変が生じたり、インシュリンというホルモンの作用がうまくいかなくなると、高血圧、脂質代謝異常、高血糖などの病気を引き起こす原因となります。さらに内臓脂肪型肥満の場合、放置しておくと動脈硬化を進行させ、脳血管障害や心筋梗塞など恐ろしい病気になる可能性が高くなるのです。
内臓脂肪型肥満を疑う
自分はもしかしたら内蔵脂肪型肥満かも?と感じている人は、まずお腹のサイズを測ってみましょう。男性で腹囲が85cm以上、情勢で90cm以上の場合は内臓脂肪型肥満の可能性があります。成人後に体重が増えた場合は内臓脂肪型肥満の可能性が高いようです。また、お腹が出ているのに皮下脂肪を少ししかつまむことができない、中年以降で体型がリンゴ型(上半身が肥満)である、血中のコレステロール、中性脂肪、血糖値、血圧が高めである、などの項目に当てはまる場合は、医療機関などに行って内臓脂肪方肥満かどうかの検査をしましょう。内臓脂肪型肥満かどうかは、X線CT装置によって、おへその位置で断面写真を撮影し、内臓脂肪の量を判断します。内臓脂肪面積が100平方cm以上の場合、内臓脂肪型肥満と判定されます。
内臓脂肪型肥満はなぜ危険?
内臓脂肪型肥満は、高血圧や糖尿病、高脂血症など動脈硬化の危険因子が重なる可能性が高い状態です。それぞれの病気が軽い状態でも、併発することで狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こしやすくなります。脂肪が内臓に付着.蓄積する内臓脂肪型肥満の方が皮下脂肪型肥満よりも心筋梗塞や脳卒中を起こしやすいという報告もあります。さらに内臓脂肪の蓄積は、インシュリンの効きを低下させ、ブドウ糖とインシュリンが一緒に筋肉や肝臓に取り込まれにくくなるインシュリン抵抗性の状態を招きます。そうなると、血糖値が高くなり、糖尿病や脂質異常になりやすく、また、インシュリンが過剰にあると体内に水や塩分が蓄積しやすく、高血圧を起こします。このように内臓脂肪型肥満はさまざまな病気の引き金になります。自分の肥満度、肥満のタイプを認識し、特に内臓脂肪型肥満の場合は、対策を立て内臓脂肪を減らしていきましょう。 |
2008年12月29日(月) 17:10 [ 肥満妊娠 ]
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