はっきり言って人前で話しをするのが苦手である。
人と話すのは好きだが大勢の前ではなんとなく話しづらい。
なんかの会で一人ずつ挨拶とか自己紹介とかはひそかにプルプルしてしまう。
「えー、では一言ずつ…」と言われ本当に一言で片付けると
「えっ、もう終わり?」などといわれたりする。オマエ、ヒトコトッテイッタダロ…
そんなharacomがなりたくない職業ナンバーワンなのが学校の校長である。
毎週、朝からお話、行事があると挨拶、しかも小高い舞台やお立ち台の上から
何百人に見られながら… ふぅ、ならなくてよかったー
あの極寒、極暑の極限の状況下で幾多のソルジャー達を貧血という恐怖にさらし
ながらも直立不動にさせて、一人、淡々と話を続け、
「早く終われ!」オーラをも意に解さず「最後に一つ!」などと言いながら
二つ三つ小話をするあの根性は恐ろしいものがある。
だが、「はじめての朝礼」「朝礼一週間コーチ」「超図解 朝礼」など
マニュアル本を読み漁り、トイレで新聞を読みながらネタ探し
通勤車中でのリハーサルなど必死に準備した挙句、
壇上でマイクのスイッチが入ってなくて出だしからつまずいたり
直前で教頭先生とネタがかぶってあたふたしたり、
話がノリにノッたところで生徒が倒れたりしてちょっとテンションダウン
しちゃったり、なかなか大変である。
さらに終わったあとに校長室でパソコンでm○xiや2ち○んねるなどで
「俺達、校長友の会」のコミュニティとか「今日の朝礼」トピックなどに
書き込みしたり、あしあとチェックしたり…
だが、壇上の校長達のあの満足げな恍惚の表情を見ると
30年余り教職に身をささげ、数多の策謀の渦を乗り越え、
派閥争いに勝利し、同期を蹴落とし、上を引きずり降ろし、
死屍累々の上に勝ち得た地位を誇示しているかのようである。
たまに校長が輝いて見えるのは頭部による太陽光の反射や
皮脂テカだけでは無いのかもしれない…