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  プロフェッショナルの手 [2008年08月24日(日)]
仕事をしてる人の手というか職人の手というか。
思いっ切り尊敬してしまう。

庖丁を研ぐ吉實さんの手は、砥石で指先がすり切れる。
血が滲んでくる指先に絆創膏を巻いて研ぎ続けるけれど、
その絆創膏がすり切れる。
皮膚が薄くなっているからだろうか、とても柔らかで、
指紋がない!



フランスはローヌ地方エルミタージュの造り手、
ジャン・ルイ・シャーヴ。
シャーブ家の息子だから背広姿で出てくると思いきや、
なんと、ぶどうのシミがいっぱいついたジーンズ姿。
爪は紫、手のひらはアクのせいか、黒ずんでる。

この人が自ら汗を流して造ってるんだと思ったら、
ジャン・ルイ・シャーブのワインが一段と好きになった。

それに、なんてったってイケメンなんだわ〜
って、見とれてたら顔写真撮るの、
忘れた!



Posted at 22:46 | 匠の技 | この記事のURL | コメント(0)
  吉實スペシャル [2008年07月24日(木)]
先日、お願いしていた庖丁を受け取りにうかがった時のこと。

グラグラして不安定なのを
跡継ぎ修行中の息子さんにサポートしてもらって
なにやら文字を打ち込む操ちゃん。
職人のオーラバリバリです。



あれ? 手にしているのは庖丁じゃなくてハサミ
ハサミと言えども刃物。見つめる目は真剣ですねー。



打ち込んでいた文字は「Happy Birthday! '08.7.22」



なんと、私への誕生日プレゼントでした〜



左利き用の裁ち切りバサミです。

左利き用のハサミには2種類あって、
ひとつが、握りのところが左用&刃の向きが左用の100%左利き用。
もう一つがこの写真のタイプで、
握りのところは左用なんだけど、刃の向きは右利き用のまま。

どうしてそう言うのがあるかというと、
小さい頃から右利き用を左手で使っていた左利きは、
刃が右利き用というのにすっかり馴れてしまっていて、
苦労して工夫して右向きの刃を使いこなす手の動きが
もうすっかり出来てしまっていて、
右利きの刃のほうが使いやすくなってしまってる。

ただ、右利きの握りは右の方に向かって握りが広がっているので、
左から指を入れると、狭くなっている方から指を入れることになるので、
あっちこっち当たって、手が真っ赤になって痛いのよ

だから、握りが左からスムーズに入れられるようになっていれば、
それだけでOK言うこと無しなハサミなワケ。
刃まで左利き用だとかえって使えないと言うややこしさ。

その私にとっての金の斧をプレゼントしてくれた操ちゃんは、
湖から浮かび上がった女神さま〜



帰り際に「今日私の誕生日なんです〜と
何にも考えずに無邪気に言っちゃったモンだから、
それは何かしなくちゃ、と、あちこち。
引き出し開ける、戸棚開ける、押し入れ開ける、
奥では奥様が二階に駆け上がる、と大騒ぎ。

あ、あ、そんなつもりじゃなんですからぁー!
いいですー、気にしないでくださいぃぃぃぃぃ。


すると、二階から駆け下りてきた奥様が、

ネェ、これなんかいいんじゃない?左利き用のハサミ。

え? 左利き用? … …

…と、いとも簡単にご厚意に甘えてしまいました〜

その後が上の写真につながるというわけです。

きれいに包まれたハサミを私に手渡してくれながら、

林さんサ、今度来るときは誕生日は外してきてね。

あははは 操ちゃん、座布団1枚

Posted at 09:39 | 匠の技 | この記事のURL | コメント(2)
  シフォンケーキのナイフ [2008年06月23日(月)]
赤ちゃんのおしりのようなポヨンポヨンの
シフォンケーキを上手く取り出すには、
刃渡りの長いナイフが必要です。

今まで舌平目用のナイフを使っていたのですが、
 刃に粘りがあるというか柔らかいというか、
 ものすごくしなるので身と骨の間にきれいに刃が入っていきます。

しなるのがかえって邪魔をして真っ直ぐ入っていかず、
取り出したら側面がボロボロと言うときがよくありました。

気持ちよく切り離せるナイフが欲しいな、
と、前々から思っていたんですよ。
 
そうなると、お願いする人は、もう操ちゃんしかいません。

お願いした条件は、
刃渡りが長くて細身であること。
気持ちよく切り離せること。

また変なことを言ってくる、と言う顔をして
私の訴えを聞いてくれていた操ちゃんですが、
次第に、どう応えてやろうかと目がランランとして、
物差しを出してきて長さの見当をつけ始めました。

もう、こうなったらこっちのもんサ

それから数ヶ月後、
出来上がったシフォンナイフは
惚れ惚れとする形になりました



切れると言うことは研げるようにしなくちゃいけないから
少しは厚みが必要だけど、
厚みは薄いほうがいいんだろ?
だからギリギリ薄くするけど、そのかわり「吉實」の刻印は押せない。
押すと穴が開いちゃうからね。
だから刻印は入れないよ。
それと、これにもサヤ、いるんだよね?


…と、感謝感謝のお言葉がズラ〜リ

ほんと、こんな変なこと言ってくるの、林さんだけだからね。
他の人じゃやらないよ。
ま、誰も言ってこないけどね。


ハイ、その通りでございます。

こうしてまた「お気に」の包丁が1本増えました


Posted at 09:47 | 匠の技 | この記事のURL | コメント(0)

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