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  志の輔落語 [2008年08月17日(日)]

中村仲蔵は二百数十年前の歌舞伎役者で、苦労の末に、「名題」と呼ばれる大部屋から個人の楽屋がもらえる、弟子や付き人も持てる格が上の役者になった人なのですが、なって喜んだのもつかの間、先輩役者の嫌がらせで忠臣蔵の五段目「山崎街道の場」に登場する斧定九郎を配役されました。

この斧定九郎は、山賊の格好で頭巾もかぶってるから、格上の役者じゃなくてもいいんじゃないの?と言った感じの役柄なうえに、ほとんど台詞無し。見入るほどの場面じゃないからお弁当を食べようかな、と言った軽〜い幕。

仲蔵は、そんな役をまわされて、何とか工夫が出来ないものか、声がかかるような工夫が出来ないものかと願掛け参りをし、満願の日にビッショリ雨に濡れた浪人の姿にヒントを得て、それまでの山賊まがいの格好を、現在演じられている姿で演じ、大評判を取りました。

斧定九郎は、勘当されたとは言え五万石を越える上級武士の息子です。それなのに山賊の格好は無かろうと、黒羽二重の着物に白献上の帯、もちろん白塗り。

初日お客は呆気にとられて息を呑むばかりの静けさ。仲蔵はこの工夫が失敗したと思い、江戸には居られないと旅支度をしているところへ師匠から呼ばれてほめられた。客の評判が評判を呼んで大盛況。その後名優として名を残したというお話し。
 お後がよろしいようで。

この話、初めて聞いたのが志の輔さん。その後何人かの落語家さんで聞いたけど、志の輔さんが一番多い。4年ほど前、仲蔵を主人公にした「夢の仲蔵千本桜」が上演され、見に行ったけど、落語を聞いて知っていたので見て面白く、知っていなかったらきっと寝てたかも。

そして久々の仲蔵は、国立の大劇場で、揚げ幕や拍子木を効果音にして、更に大きく深く語られました。

こうなると、今度は五段目が見たくなるのよねー。
 余談やけど、定九郎はイノシシと間違えられて死んでしまうねん。
 撃った勘平は次の幕で切腹するねん。
 イノシシは逃げたなーと思たら、
 勘平、牡丹鍋食べ損ねたわけかー、って、私の感想。
 食い意地たっぷりの感想でかんにんどすえー。

Posted at 17:49 | 和の世界 | この記事のURL | コメント(0)
  人形遣い [2008年06月07日(土)]
文楽の中にいくつか狐が登場する物語があります。
そんな時、登場するのは霊力を持っているとされる白狐です。

公演が長かったりすると、
ちょっとグレーになりかかってたりしますが、
白狐です。

こんなふうに置きっぱにされて
ちょっとグレかかってますが、
白狐のぬいぐるみです。

目は鋭いですが、とても動き出すという感じがないですね。

ところが…



人形遣いさんが手を入れてちょっと動かしただけで
この迫力です。

頭を掻いたり、シッポの毛繕いをしたり、
舞台の中でもちょっと遊んでくれるところが
楽しくそして笑える場面です。
もちろん舞台裏だけど遊んでくれました。

文楽の方達は、そんな気さくさがあり、
根はやっぱり大衆芸能だなーと思います。

Posted at 18:03 | 和の世界 | この記事のURL | コメント(0)
  志の輔らくご [2008年05月15日(木)]
2006年に初めて聞いた「牡丹灯籠」

登場人物の多さと複雑に張り巡らされた話の糸が
からみまくってこんがらがってて、
1回聴いただけではまったく整理できなかったので
去年も聴きに行きました。

ところが不覚にもちょっと寝てしまいました
一緒に行った友人と寝てしまったところがずれていたので
お互いの覚えているのを繋いでなんとなくわかったけれど、
まだイマイチスッキリしないのよね。

で、今年ついに3回目よ。
やっとスッキリしておさらいできた、てな感じだけど、
また1年経てば忘れてしまいそう。
だから来年、あればまた行くんだろうなー、私。

今回の志の輔グッズ、
どれも捨てがたい私好みだったので買っちゃいました。

なぜか、とても珍しい昔のポチ袋が
額に入れられて展示してありました。

それに因んで、渋いポチ袋が売られていました。
ちょっとお金を渡すとき、何かと重宝するポチ袋。
早速に買いです。

そしてこれまた何かと重宝する日本手ぬぐい。
志の輔と書いてあるこの丸い文字は、牡丹文字。
今回の牡丹灯籠に因んでいるんですね。

そしておせんべい。
志の輔師匠が文化庁からいただいた(んだっけ?)賞の記念と、
シールが貼ってありました。
おせんべい好きだから買ったんだけどね、

よぉ〜く考えたら、考えんでも、
ひよこ饅頭だとか人形焼きだとか、ダメなんですよ、私。
どこから食べていいんだか。
かぶりついたらピヨって鳴きそうで。
ギャーっと人形が言いそうで。

だからね、志の輔落語の文字はいいんですよ。文字は。
顔がね。
食べるとバチが当たりそうです

Posted at 07:50 | 和の世界 | この記事のURL | コメント(0)

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