ふだんのきもの

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伊達衿って 知ってますか? 
[2008年04月21日(月)]
 
着物の小物はいろいろなものがありますよね。
名前もなんだか似ていて 聞き慣れないと なかなか頭にはいらない。

その中でも 伊達衿(重ね衿とも言います)って 聞いたことはあると思いますが、 もちろん半衿ではありません。
(名前が似ていますが 伊達〆とも全然違います。)
どちらかというと半衿に近いのですが、半衿は襦袢に縫い付けて使用しますが、伊達
衿は着物に付けて使用します。(付属のピンで着物に付けたりもします)

この伊達衿とは、昔 十二単衣を着ていたように重ね着をしているかのように見せる為、着物につけて 少しだけ見せるようにして使うのです。
ついていると さし色で 豪華に見えたり、すっきりみえたり、さらにオシャレに見え
たりと 上手につかうととってもいきてきます。
もともとは礼装用に使う事がほとんどでしたが、今はレースの伊達衿なども多くでており 普段着のお洒落としても楽しめます。


ちなみに同じコーディネイトで 伊達衿の色だけを変えてみました。

ほんの5ミリ程しかみえないのに結構変わりますよね。
着物の小物のおもしろさって こんなところにもあるんです♪

帯結び いろいろ 
[2008年04月17日(木)]
 
昔のお太鼓結びと 現代のお太鼓結びの違いについては 見た目が違うのでわかりやすいのですが  角だし や 銀座結び は 実は時代もののお太鼓結びと似てるんです。

※左 角出し   右 銀座結び 並べると違いますね〜〜
両方とも枕を使わないというところも同じ。
あとは お太鼓の真ん中から下にボリュームがでます。

ぱっと見だけでは みんな同じに見えてしまうけれども結び方はそれぞれ違うなんて ちょっと不思議ですよね。

※左 角出し   右 銀座結び 横から見ると少しですが違いがわかる・・・

ちなみに銀座結びは 枕がいらない分 楽だということで 銀座のママさんたちが始めた・・・・という話を聞いたことがありますが、なぜ 名古屋帯というのか・・・と同じように 結構いわれは あやふやな感じです。

最後の写真は半巾帯で 角出し風に結んでみました。
これはとても簡単にできるので、着始めの方にはオススメです!!

時代によって変化した?!お太鼓結び 
[2008年04月14日(月)]
 
着物というと・・・帯は背中に四角い形のお太鼓結びを想像しますよね。
今では 帯枕をつかってぴっちり背中にそうようなお太鼓が理想なんですが、時代着付けではお太鼓といっても 実はこのお太鼓ではないんです。
ちなみに今では角出しといわれる結び方に見た目が似ている結びが江戸時代では お太鼓と言われていたようです。

※左 現在のお太鼓結び   右 時代物のお太鼓結び(帯〆つかってないんです)

その時代物のお太鼓結びとは 江戸時代 芸者さんが江戸の太鼓橋にちなんで締めたということで 広まっていったということ。
背中の帯結びの真ん中が脹らんで 太鼓橋の形に似た形をしていたのです。
今のまっすぐなお太鼓とはまずこの形が違うのです。
そして 昔のお太鼓と今のお太鼓の決定的な違いは 帯枕&帯〆をつかわない ということ。
結び方も今とは違い、現在では”引き抜き”といわれる締め方が 昔のお太鼓なんです。
(ちなみにこの昔の締め方は ほとんどの着付け学校では教えてはくれないんです・・・残念ながら)
そしてそして この引き抜きという締め方と 現在のお太鼓結びでは 柄が上下反対に出てしまうんですね〜。

※左 現在のお太鼓結び    右 時代物のお太鼓結び(引き抜き)
わかりにくいのですが、柄が上下反対になってます。

アンティークの帯で 時々あるのですが、普通に締めると柄が上下反対になってしまうものはこの引き抜きという締め方で結ばないと柄がちゃんとでないのです。

今のような結び方がでて来たのは 大正から昭和初期にかけてのようです。
確かに現在のお太鼓は 枕をつかったり、帯〆を使ったりのおかげで帯の長さも短くてすむし、一人でそれも背中で結ぶには 引き抜きよりも簡単で綺麗な仕上がりだと思います。そういった事で こちらがどんどん普及して 引き抜きという結び方が どんどんなくなってしまったのでしょう。




卒業式とえんじの袴とヨコハマ物語 
[2008年03月26日(水)]
 
卒業シーズンがとうとう終わってしまいました〜〜。
お店で袴のレンタルや着付けをしているので、この時期は忙しい日が続いていましたが、卒業式の袴の着付けが終了して さみしいようなホットしたような感じです。

今はいろいろな袴があって 見ているだけでも楽しいのですが、私は袴のお尻の部分がすこ〜し盛り上がっているシルエットがかわいくて、袴姿が好きなんです。
最近は紺色の袴よりもえんじ色やみどり色が多いのですが、和moonではえんじ色の袴が一番人気でした。
ひと昔前までは袴は紺色・・・という感じもしたのですが、今はバリエーションも豊富でみんな選びがいがありますよね。
刺繍がはいっている物もあれば 全体が色のグラデーションになっているものもあるしね。

話は変わりますが、お店(和moon)のお客様に勧められて”ヨコハマ物語”という大和和紀さんの漫画を読んでみたんです。
大和和紀さんの”はいからさんが通る”は読んだ事があったのですが、”ヨコハマ物語”の存在は知りませんでした。
時代が明治で 半衿にレースを付けたり・・・ということがでてくる、ということで気になって さっそく読んでみました。
それがそれが大和さんの漫画を今読むと 本当に時代と着物と人物をしっかり調べて書かれている事に まず感動!
私も明治や大正時代のものが好きなので、自分が知ってるこの時代の人物とリンクしたりする事柄もでてきたりと、それだけでわくわくしてしまいました。
その中にはもちろん レースを半衿にしてブローチをつけることがでてきてたのですが、もうひとつ 私が気になったのは えんじ色の生地で女学生の袴を作って制服にしたら・・というお話もあったんです。輸入された生地をさばく為、主人公が女学生の袴にすることを思いつくという設定なんですが・・・。
女学生の袴は明治から大正にかけて流行った、という事は知っていたのですが、もしかして 本当にこんな事があったのかもしれないなぁ〜、なんて思いました。

今人気のえんじ色の袴も 実はこんな時代から女の子には人気があったのかもしれませんね。
まだ読んだ事がない方 ぜひ読んでみてください♪


源氏物語と源氏香 
[2008年03月15日(土)]
 
実は 2008年は源氏物語が確認されてから 1000年を迎えるということをご存知でしたか?
源氏物語は平安時代中期にできあがった 紫式部による日本の長編小説ですが、 かならず教科書にでてきたので名前は皆さん知っていますよね。
しかし、どのくらい源氏物語がすばらしく昔の日本人に影響を与えていたのか 実際感じる機会はありません。
でも和の遊びや生活には 源氏物語が関係していることが多く いかに昔の方に愛されていたのかを知ることができます。

私も昨年 投扇興を初めて体験したときにも こんなところに源氏物語が・・・と思いました。(投扇興 扇子を投げて的にあて点数を競う遊び。この点数表は源氏物語の巻名からきている、とても優雅な遊び)

そして この源氏物語からきている”源氏香” というものをご存知でしょうか?
源氏香の図は縦5本の線を基本として構成されており、シンプルですがデザイン性も高く 家紋や着物の紋様によく見られます。
実はこの源氏香は香道からきており 5種類の香木を順に焚いて、香席に5回聞香炉が回されます。香りを聞いたら、紙の上に右から順に縦線を引き、同じ香りと思うものは、縦線の上の部分を横線で繋ぎます。そして、5回香りを聞いた後にその図を、源氏物語の巻名に当てはめられた「源氏香之図」に垂らし合わせて、巻名で答えるというもの。源氏物語の巻名はこんなところでも 日本人に優雅さを与えていたんですね〜〜〜

”源氏香” はお着物によく使用されているので、着物やさんで この紋様 そういえば みたことある!という方も多いでしょう!
※これは源氏香の紋様の一部

さすがに52種類もあるので覚えるのは大変ですが、この紋様を見つけた時に”源氏香”とわかる事がうれしいし、そのあとも源氏物語のどの巻名の紋様なのかがわかると もっとおもしろいのではないでしょうか?
たとえば ”末摘花” だったら 源氏物語の末摘花 とは どんな女の人なのか・・・
アンティークの帯に源氏香の紋様がはいっていたら 源氏物語の末摘花のような人がつくったのかしら・・・・とか いろんな事が考えられて 面白いです。

源氏物語1000年という記念の一年です。
私も今年はもっと源氏物語を掘り下げて いきたいですね〜〜

結婚式の着物について考える・・・ 
[2008年03月11日(火)]
 
最近 結婚式に列席の為に キモノを着たい!という方がとっても増えてきて そんな話を聞くたびにうれしくなります。
でも、結婚式に出席する着物って なんでもよいわけではないんです。
着物を着ていない 特に私たち世代の人から聞くのは 着物を着てるだけで 洋服よりもおしゃれしてると思うのに・・・・。
いくらおしゃれに銘仙の着物やウールの着物を着ていても それは普段着。ジーンズを着て結婚式に出席しようという事と同じなんです。
せっかくの結婚式なのですから おしゃれしていかなきゃ〜、という気持ちはとてもわかります。
でも 結婚式は結婚する方とご親族の方が 不快に感じないように できれば喜んでいただけるように 出席させていただくのがおよばれのマナーということを忘れないように。
ご親族の方の中には 着物を着て生活していた方がまだいらっしゃるかもしれないし、着物に精通した方がいるかもしれません。
そういった事を考えると 着ていく着物をちょっと考えて、喜んでもらえるような そして式に合うものを選ぶのがマナーなんです。
(今は気軽なレストランウエディングが多いので そんな時は少し遊びがある着物でもよいと思います)

でもよく考えると 結婚式の着物の格を気にするという事は 日本が着物を着て生活していた事をまだまだ みんな覚えているって事なのではないでしょうか。
そう考えると日本人って伝統を大切にしようとしてるんだなぁ〜、と思ったりします。

私も個性的なものや変わったものが好きなので 時々私らしくなくて どうしようかなぁ〜、と思う事も多々ありますが、そんな周りにあわせた物を着るということもなかなかないので、それを楽しむ事にしています。

結婚式に着物を着て行くには 制約がありますが、その中で楽しんで着て欲しいと思います。

でも、数十年したら 着物を着て生活していたことを知っている人も少なくなって、今程 着物の格にとらわれない日がくるかもしれませんね。


着物の下着って?! 
[2008年02月29日(金)]
 
着物の一番したって何を着てるのか????
意外とみんな 自分以外の人の事って知らなかったりしますよね。

昔は何もつけないで着ていたようですが、今はそんなことはありません。
お洋服とあまりかわらなかったりもします。
ブラジャーはとったほうがいいですか?ともよく聞かれるのですが 体型によってはとらなくてもかまいません。
ただワイヤーがはいっているものなんかは体に当たって痛い場合などがあるという事と胸を強調するような下着はさけたほうが帯のおさまりがよいので、気にするのは そのくらいでしょうか。
スポーツブラでしたら 和装用ブラジャーに近く胸をしっかり押さえてくれるので オススメです。

肌着(着物用の下着)は 礼装の場合はしっかり着ておりますが 普段着の場合は 結構アバウトです。
ただ 体に直接触れるものなので、痒くなったりする物はNGです。
一番下なので シワシワな状態ですと 体に触れた時 シワの部分があたって痒くなったりする事があるので気をつけましょう。
絹の長襦袢の場合は お洗濯が大変なので、汗とり用に下に着るものを着用するのがよいですが 2部式のお襦袢で身頃がさらしでお袖がポリエステルでできている物は すぐに洗えるので 素肌にそのまま着てしまうこともあります。


一般的な着物用の下着を用意したいという方は 肌着と裾よけという 上下に分かれた物とワンピースの形の2種類があるということを頭にいれて購入するとよいと思います。

※写真 上 一番一般的な白の肌着と裾よけ
 写真 中 ちょっと珍しいニット素材の赤い肌着と腰巻き
 写真 下 水玉の襦袢が欲しくて 自分で縫いました♪

普段着に着るのであれば あまり神経質にならなくても体と着物にやさしい物で探せばよいのではないかと思います。

またまた 着物の小物の話 
[2008年01月23日(水)]
 
前に私の帯〆好きの話をしましたが、帯〆と平行して 気にするのが帯揚げですよね。
帯からちょっとのぞくだけなのに、アンティークのお着物よりも高い物もたくさんある・・・。
帯揚げは歴史も浅いし、なかなかお手頃で気に入るものが難しいので、私は昔の布で長さがあるサイズの物やスカーフやはぎれを帯揚げにしています。
実は私の祖母も帯揚げとして売られているものより、気に入った着物のはぎれを帯揚げにしていたと母に聞いた時は ”血なのかしら・・・・”と 思ったりしました(笑)

私は もともと布がとても好き(エスニックなものも、アフリカンなものでも 民族性や色柄がステキなものには引かれてしまう・・・)なので、
和柄に限らず 民族柄のスカーフなんかも実は着物に合わせていたりします。
だって 更紗柄なんかはもともとインドからきているわけだしね。
あとは 生地質や色が全体の雰囲気にあって 帯揚げの役割ができる大きさがあれば充分だと思うんです。
そう考えて小物を探していくと、ふだん着物ってアイデア次第で自由にいろんなコーディネイトが楽しめるんですね〜。

もしかして 箪笥に眠っていたスカーフがステキな帯揚げにかわるかもしれませんよ♪

これは私が帯揚げにしているスカーフやはぎれ達の一部です★


2008年をさらに着物な一年にするには?! 
[2008年01月09日(水)]
 
お正月には 自分で着物が着れたらいいなぁ〜〜、という声をよく聞きます。
そう、日本のお正月には着物がよく似あう。
でも、興味があるけれど、なんだか前に進まないで毎年過ごしているという方も多いはず。
きっとこの本を読むと 前に進んでみよう、という気持ちがおきるかも?!
そして着物好き、とくにふだん着物好きなら なおさらオススメ!!

幸田 文さんの”きもの”

一緒にオススメは
青木 玉さん”幸田文の箪笥の引き出し”

幸田文さんは 幸田露伴のお嬢さんであり小説家でもある。
がなんだかそれだけではない 何か上手く言えないけれど、大正、昭和の着物のお師匠様のような人。
青木玉さんは その文さんの御嬢さんである。

この”きもの”という小説では、いろいろな素材の着物に対する気持ちや着ごごちと1920年頃の着物への価値観、着物の着方等が人生がとからみあい、それがさらっと小説の中に盛り込まれており、読みながら着物の知識も関心度もあがる一冊。

ちなみに私は 青木玉さんの”幸田文の箪笥の引き出し”を先に読んだのですが 
これがまた母、文さんの着物に対する気持ちが細かく描写されており、
こちらを読むとさらに”きもの”という小説が面白い、と思いました。
この本では 洗い張り(着物をほどいて反物状にしてから水洗いをする事)をした事なども書かれており、この頃本当に自宅で洗い張りをしていたんだなぁ〜〜〜、
と 実感。(今では自宅できちんと洗い張りができる人 いないのでは・・・)

これらの本を読むと 着物に対する姿勢が大正、昭和初期の時代と今では随分違うということが わかっていたけれども まざまざと思い知った感があります。

着物は時代時代で変化し、着物から時代を連想し、また時代から着物を知るとは、日本人であるルーツを探しているようです。

2008年の始まりをこんなステキな本で始められたらいかがでしょう♪


着物の小物  帯〆に目がない?! 
[2007年12月18日(火)]
 
みんな着物と帯はかなり気合いをいれて探しますが、帯〆 帯揚げに気合いをいれたことありませんか?
私は実はこの小物が大好きで、特に帯〆にはかなり目がありません。
たぶんこの細い紐のなかに いろんな要素が詰まっていて、着物の小物というだけではなく、私の場合、紐コレクターなんじゃないかっていうくらい(笑)好きなんです。
         ちなみにこれは私の帯〆の一部・・・・

着物に合うとか合わないの前に この色合いが好きっていう物がおおいんですよね〜〜

見かけて 気に入った帯〆をみつけると 手に取ってしまう私・・・・。
でも 好きな物って決まっているので、似てる物が多いんですよね〜〜〜。
同じようなものを購入してしまうこと多々あり・・・・です。

しかし、この一本の紐の役割はかなり大きいんですよ!!
意外と主張したり、隠れたり、と着物のコーディネイトでは どんなふうに使うかによって、雰囲気が変わるんです。
ちょっと 私の大好きな鷹の刺繍の帯に何点か合わせてみました。
まだまだ合わせたい 帯〆はたくさんあります。
帯〆って、着物によっても組み合わせは変わってくるし、帯揚げが入る事でまた変わってくる。着物全体からみるとほんのちょっとの場所なのに 一番気軽に変えられて(だって 一番最後だから何度も結び直すことができるんですよ、半衿ではこうはいきませんよね・・・笑)そして、結構主張もしてくれるので、選びがいがあるんです。

ぜひ、帯〆で楽しんでください♪


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