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「バベル」

2008-05-06 17:34:43
2008年5月3日(土)
映画「バベル」を見た。
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督、ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、役所孝司、菊池稟子ほか出演。



モロッコ、メキシコ、日本で同時期に進行するストーリー(家族の対立とか夫婦の問題とか思春期の絶望とか差別とか貧困とかの、現代における各種社会問題)が一挺の銃で繋がっているのだが、全部のあらすじを簡潔にまとめることなどできそうにないのであらすじ割愛。

話が暗くて絶望的で切なくて、終わりらしい終わりもないから、「すごく面白い映画」とは言えないけれど、でも、こういう映画を作る人が居なくなっちゃったら世も末だ、という映画。

欲を言えば、もう少しユーモアがあっても良かったような(とか言うとイニャリトゥファンに罵倒されそうだけど)。

銃弾に倒れたケイト・ブランシェットが、小用を足したくて貧しい民家で借りた鍋?(ブラピは『pan』と言っていた)をおまる代わりに使うところはちょっとおもしろかったけれど。
その後、その鍋はどうなったんでしょうね?というところが気になります。

ろうあ者である菊池凛子がらみのエピソードは、全面的に切なすぎる。
そうでなくても思春期の少女は絶望的なのに、可哀相すぎ。激しく同情。
救いなのは、彼女がおそらくリッチな家庭のお嬢さんであるところで、都心の24時間コンシェルジェサービスがある(そんなマンション、日本にあるのかな?)ような高級高層マンション最上階に住んでいるから良かったものの、木造2階建てアパートだったりしたら、いたたまれない。

ビヨークの「ダンサー・イン・ザ・ダーク」的重たく暗い映画をじっくり見たい時にはいいけれど、軽く楽しみたい時にはまるで不向き。
子供にも見せないほうがいいです。

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