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ル=グウィンインタビュー掲載できました [2006年09月27日(水)]
昨年の秋から、企画していたル=グウィンインタビューは、eメールという形になったのですが、やっと、掲載できて、9月25日号に載りました。

アニメの『ゲド戦記』も現在話題になっていますが、(この映画についての原作者、ル=グウィンのコメントは彼女のウェブサイトにも載っていますし、また翻訳も検索すると複数でてきますので私は触れません)私のインタビューは10年以上前からの希望で、映画とは無関係です。たまたま、機会を得て、お手紙をお送りし、eメールでならというお返事をいただきました。

その後もどのように質問したらいいのか、いろいろ苦しみましたが、ご本人からはとても親切な回答をいただき、念願がかなってしまって、今は、苦しんでいたのも終わってさびしいです。

ありがとうございました。

ル=グウィンの、創作意欲の旺盛さ、現代を見つめる目の鋭さはほんとうにすごいというほかありません。
『言の葉の樹』(ハヤカワ文庫)は家父長的原理主義のまんえんする現代を彷彿させました。ご本人は、中国の文化大革命時代の老荘思想の弾圧のことだと言っているようですが。
また『懐かしく謎めいて』(河出文庫)には、遺伝子組み換えでトウモロコシに似てしまった人間や、魚となった息子の話が出てきますし…
写真の本は、最近のエッセー集ですが、ここでもいかんなくフェミぶりを発揮しています。
また、彼女の父、アルフレッド・クローバーのこと、そして『イシ』の主人公でネイティブの暮らしから、お父さんの文化人類学の博物館で最期を暮らしたイシの話が出てきます。
10数年前に彼女は、博物館でイシの声を聞き、思わず泣き出してしまったということを書いていましたが、私も、もらい泣きしそうになりました。そのことから、ひとつお聞きしたことがあり、それは、当たりだったと言えます。

彼女自身が、『ゲド戦記』に出てくる、テナーのような女性なのだろうと私は信じていますし、とても賢い人ですが、ちょっとおとぼけのところもある人なのだろうなあなど想像しています。

9月5日号のふぇみんでご紹介していた永井愛さんも創作が完成したときの喜びに代わるものはないとおっしゃっていました。ル=グウィンも、創作の喜びよりも大きな喜びはないそうです。
私もいつか、そんな喜びを感じる文章を書いてみたいと…思った次第でした。
私の家にもネコがいますが、彼女の家もネコちゃんがいるらしく、それもなんだかうれしい発見でした。
ふぇみん
ウェブサイトには、やりとりの原文を掲載いたしました。(衣)
http://www.jca.apc.org/femin/gmk/index.html

Posted at 21:59 | 編集部だより | この記事のURL

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