ただ今、日本に一時帰国中です。
先週末は千葉県の野外美術展に行ってきました。
会場は小山。山道を登り下りしながら、様々な作品を鑑賞します。アトリエで作ったものをポンと置いた作品、周囲の木や池となじむように現場で制作した作品など、30点ほどが展示されていました。
毎年海外からもアーティストが参加し、今年はアメリカ、インド、エストニア、アイスランドなど、数カ国からの参加がありました。一部をご紹介します。
こちらは、アイスランドのミレヤ・サンパーさん(Mireya Samper)、ヴィディ・アーナソンさん(Vidir Arnason)の『Dream』。池に浮かぶ4つのオブジェが幻想的です。作品紹介プレートにはこう書かれていました。
"People talk about what they like to do.
If you don't have a dream, how you have a dream come true?"
お二人の素直で率直なメッセージとともに、彼女たちの美しい夢が詰まった作品でした。アイスランド出身らしく、湖をうまく生かしています。ちなみにサンパーさんは、マルセイユ、ボローニャ、バルセロナなどで教育を受けた国際派のようです。
こちらは、戸野倉あゆみさんの『朧輪』(Rolling)。
枯れた樹木の中にふわふわと漂う輪、この浮遊感は人間や自然物に宿る魂を思い起こさせます。この空間を見たとき、異空間に誘い込まれたような錯覚がありました。
これぞ野外美術展!という作品を二つ。
こちらは、小山和則氏による『ふぉーかす』。樹木の幹と枝を使い、視点を近景と遠景へフォーカスさせるコンセプト。手前の竹製イスに座って眺めます。これは子どもにも大人気でした。
また、日・米・印3ヶ国アーティストによる共同制作『Existence-Nonexistence/存在-無存在』。
(David Mcleish, Udeya Vir Singh, Namu/Krassy/Natsuki Kasahara)
最初はどこに作品があるか気づきませんでした。とりあえず作品紹介プレートに向かって歩み寄り、「ん?このタイトルはどういう意味?」と思いつつ後ろを振り返ると、こんな巨大な物体(葉の塊り)が目の前に現れます。「え?もしかしてこれが作品??」
そしてさらに歩みを進めていくと、ところどころ雑草の葉陰から、デザインされた砂の塊りが顔を出すのです。ちょっと写真では分かりにくいのですが・・
そして30メートルほど歩くと、はっきりタイトルの意味が分かりました。
無いようである存在。明確に見えないけれど確実に存在するもの。意識してないと見えないが、静かにメッセージを発しているもの。
ただの雑木林にしか見えなかった道から、次第に作品の顔が姿を現すにつれて、じわじわと作者のメッセージが伝わってきました。
約2時間のウォーキング、いい汗かきました!