「どれだけ質のいい練習を積み重ねられたか」
女子フィギュアの浅田真央選手や、野球のイチロー選手など、世界を舞台に戦う一流選手の考え方は共通しています。限りある時間をいかに効果的に使うか、自分の持てる力を最大限に引き出すには、どんな練習を積み重ねればいいのか。本番で最高のパフォーマンスをするにはどうすればいいのか―。
一流になればなるほど、ほんの「一瞬」の差が結果を左右します。一瞬を制するのは、鍛え上げられた筋肉や身体に刻まれた感覚、そしてその「場」を自分のものにできる度胸。その一瞬のために、どれだけ涙を流し、どれだけ多くの時間を費やしてきたことか。自分を信じ、コーチを信じ、目標を変えずに努力し続けることがどれだけ難しいことか。
バンクーバー五輪もいよいよ大詰めとなった今日。浅田選手のSPの演技には、胸が熱くなりました。
失敗を重ねた過去をふりきるように厳しい練習を重ね、ここ大一番で果敢にトリプル・アクセルに挑戦し、きめたことには大変価値があります。「練習してきたことをしっかりやるだけです」という謙虚な言葉にも重みを感じました。19歳とは思えぬほど成熟しているのは、良きライバルの存在もあるでしょう。
ちなみに
こんな記事があります。
明後日のフリーはどんな演技になるでしょうか。ある一言が思い出されます。
先日放映された、五輪前の浅田選手を追ったNHK特集番組にて。フリー演技の出だしでタラソワコーチがこう指摘しました。 「空間をつかむのよ!」
その瞬間、真央選手が見せた変化。そして1日100回ほど跳んだというジャンプ。本番も素晴らしい演技になることを十分に予感させるものでした。