母が大きな病気になってやっとわかったのだが、
「お母様、
どうですか?」などと聞かれると、本当に困ってしまう。
日々病状が変わるし、良くなっていると思えば、次の日は高熱が出たりする。
ひとことではとても説明できないし、1-2分使っても、上手く説明できない。
でもこういう質問はきっと挨拶とか社交辞令なのかもしれないから、と、
「ありがとうございます。母はがんばってます」など、当たり障りのないことを言って済ませたりすればいいのかもしれない。
真面目に考えすぎなのかな。そういえば昔もこういう経験あった。
日本語の挨拶は「こんにちは」とか「おはよう」とか、相手に答えを要求するものではないけど、英語だと普段はあまりGood morningとかGood afternoonとか言わずに、「
How's it going?(調子どうだい?)」とか「
What's up?(何か変化あった?)」で挨拶してこられることが多かったので、しかもこういうのってすれ違いざまに言われたりするから、いつも立ち止まって「うーん、私今日元気かな?」などと考えてしまうのだった。
そうかと思うと食いついてくる人もいて困る。
母がもうすぐ退院しそうだったときに、「おかげさまで、もうすぐ退院です」と言ったところ、
「それは良い退院?悪い退院?」って

つまり、もう手の施しようがないから退院するのか?ということだろう。
しかし本当に心配した面持ちで、確かに心から心配してくださっているのがわかるので、感謝でもあるのだけど、あまり心配されすぎるのも、病気の人やその家族にとっては辛いものがあるのだということがわかった。
こういう心配をしてくださる方は、特にすでにご家族を癌で亡くしていたりして、癌は絶対に治らないものと思い込んでいるので、本当に悪気はないのだけど、私が逆の立場になったときには、気をつけたいと思う。
このようなことは、途上国などに行っている宣教師も体験しているという。
たまに母国に帰ったときに、「XX国での働きは
どうですか?」と聞かれると、一言で答えられず困るというのだ。
何も考えずに
「どうですか?」と私も聞いていることがあるけど、質問をするにしても、いったんよく考えて思いやりのある訊ね方をすべきだなあとつくづく考えさせられる今日この頃である。
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