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コトノハ

『本場』といわれるイギリスで開発教育を勉強しています。
まだまだわからないことだらけですが、学んだこと、考えたことなどなど紹介していければと思っています。たまに記事を書く順番が、写真の都合などから前後しますが、どうぞお許しください。

スクールリンケージ
今日はリーズ開発教育センターで新しく
完成したスクールリンケージプログラムのDVD
とガイドのお披露目会でした。

スクールリンケージには2つあるようで、
1:日本やイギリスなど先進国の学校と途上国の
  学校をネットや文通などでつなぐ
2:白人ばかり(イギリス人ばかり)の学校と近くにある
  多様な文化背景、民族構成の学校とをつなぐ

今回は後者の方で、リーズにある多民族な生徒からなる
学校とリーズ郊外の白人の場合が報告されました。

担当の方が強調していたのは、このプログラムは準備が
大切であるということ。そしてただ遊んで楽しかったで
終わらない関係、共に学びあえる関係までもっていくことが
重要とのことでした。

1:Network
同じ地域に自分の学校とちがうような学校があるということを知る

2:Social Justice
・白人の子どもに黒人、アジア人のイメージを出してもらう
 ”貧しい”、”こわい”、”わからない”、”イギリス人じゃない”など
 がでていました。
・黒人やアジア人の子どもに白人のイメージをだしてもらう
 ”えらそう”、”こわい”、”お金持ち”、”いじめる”
*この↑イメージ、ステレオタイプを壊すことが目的。
  いかに壊していくか?

3.First Meeting
・二つの学校の子どもたちが実際に会う。
・おでこにシールをはって仲間を探すアクビティ→グループ作り。
(2つの学校の子どもがうまく混ざるように)
・グループで新聞の紙の上に何人乗れるかゲーム
・グループ対抗でいくつかゲームを行う
→協力することの大切さにきづく
→お互いの”ちがい”にきづく
→お互いの背景、ちがいに興味をもつようになる

4.Rights and responsibility
・次に会うまでに自分の学校の写真をとって相手に紹介する
 (伝えたいこと、紹介したいことを子どもたちが探す
  →自分の学校に誇りをもつ)
・一緒にワークショップに参加する『テーマ:児童労働』
 ベネズエラの少女の写真、一日の時間の使い方を通して、
 その子ができること、できないことを表にうめる。
 自分の一日の時間の使い方、できること&できないこと
 と比較。
・自分のできることができない人がいることにきづく
どうして?を考える機会にする

5.Media Literacy
・次に会うまでに自分の学校のまわりの写真をとって相手に
 紹介する(紹介したいことは子どもたちが探す
 →自分のコミュニティに自分をもつ)
・一緒にワークショップに参加『テーマ:メディアリテラシー』
・写真の上に色画用紙が張ってあり、一部に穴が開いていて、
 写真の一部をみることができる。
・写真の全体がどうなっているか絵をかいてもらう
→予想と全然違う。予想と全然違う。
・新聞の写真も全体を見ると違うものもある。
・自分の持っている情報が全てでないことにきづく

6.フェアトレード
・次に会うまでに自分の家族、生活の様子を紹介する
 写真を撮る(自分で選ぶ→自分自身、自分の文化に
 自信をもつ)
・一緒にワークショップに参加する『テーマ:フェアトレード』
・フェアトレードの存在、フェアトレードの大切さを知る
・コーヒーのアクティビティ(すごろく状のもの)を体験
・ニカラグアのコーヒー農園の写真でフォトランゲージ
・ニカラグアの文化、音楽、お祭り、衣装なども合わせて紹介
(ニカラグアに対してポジティブなイメージをもってもらうため)

7.Developmet
・お互いの学校や町を1日かけてじっくり訪問する
 (自分たちの送った写真が飾ってあるのを見て得意げに
 なったりする)
・お昼に一緒に料理を作って食べる
・街に出て、特色あるお店や教会、モスクを訪問
 (お店で『なぜフェアトレードのバナナがおいてないの?』と
 きく様子などあり。教会やモスクでも説明&質問タイムあり)
・おもてなしプランは子ども主導でつくる

8.Sensitive issues
・このステップの間、両校の先生たちと頻繁にミーティングを
 行っていた。
・『カラード』など差別的発言をしたこどもにどう接するか
・やるきのかんじられない生徒にどう対処するか
・先生自身が自分の中にあった偏見にきづいた

9.Interview
最後の両校訪問を終えて、はじめにお互いにもっていた
ネガティブなイメージが変化している
・”肌の色や宗教、文化の違いがあるけれど同じ子どもだと
  わかった”
・”見た目は全然違うけど、好きなゲームやテレビが同じだった。
 今は最高の友達”
など。

企画&準備は数年、1年かけて実施という長いプログラムですが、
子どもたちの表情の違いを見ているとその努力の価値は大いに
あった企画だったのでは?と思いました。

ちなみにニカラグアが取り上げられたのはたまたまニカラグア
系のスタッフの方が学校にいて、ニカラグアの写真や衣装など
現地から取り寄せてもらうことが可能だったからだそうです。   
2006年12月11日(月) 20:43 [ インターン ]
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教材ミーティング
今日はインターン2回目でした。授業の関係で
週に1回、もしくは2回しかいけないのが残念です

今日の仕事はミーティングに参加することです。
Citizenship Educationでの授業に使えるお勧め教材
パックとそのパンフレットをヨークのグローバル教育センター、
シェフィールドやハルの開発教育センターと作っていて、
今日は来年度の小学校用と中学校用の内容を検討する
会議でした。

英語というだけでもたいへんなのに、困ったことに
イギリスの教材について詳しくないんですよね・・・。
なのに、どう思う?他にお勧めはある?と聞かれて
困りましたが、なんとか切り抜けました。
(そのつもりですがどうだろう??)

リーズの開発教育センターにあるだけでも
読み聞かせの絵本もいれるとすごい数です。
そのテーマ、手法、対象など頭にはいっている
スタッフの方はすごいです。
冬休みの課題が落ち着いたらインターン以外の日も
行って教材研究しないと2月の会議についていけないなぁ
と思いました。

教材も数もさることながら、そのカタログもあってその辺の
整理がきちんとされているなぁと思いました。しかもページに
して40ページほどあります。カタログは
テーマ別で、対象、時間、最適な人数、制作機関などが
のっています。

今回つくるパックはお勧めのもを10個ほど選りすぐる
予定です。テーマも環境、水、多様性、持続的な開発、
フェアトレード、児童労働、人権、Social justice
(やはり入ってきました。今トレンドのようです)
などで、音楽を使うもの、視覚的効果のもの、ゲーム性の
高いものなどいろいろバランスよく考えます。

作成されたのが古いものは保留になりました。

次回はそれぞれ課題を持ち帰り、2月に最終決定の
会議を行います。

それまでに教材研究がんばらなくては・・・・
2006年12月6日(水) 20:32 [ インターン ]
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午後の部
間があいてしまいました。申し訳ないです・・・。

さてさて、気を取り直して、午後の部です。
午後は42人(6人×7班)に人数も増え、
教室も狭く感じました。
学生さんも社会人を経て入った人も多いクラスで、
午前に比べて落ち着いた雰囲気でした。

午後は地理でなく、理科の授業でどうSustaibility
を扱うかというものです。なんとなく地理よりも理科
の方がSustainabilityと結びつけやすいけれど、逆に
そこをありきたりにしないようにどうやるんだろう?
と興味津々でした。

0.自己紹介
Q.Sustanabilityという言葉をきいたことがある人?→全員
Q.Sustainabilityを子どもに説明できる人?→ゼロ
・今日はSustainabilityを教育者として考えて見ましょう。

1.アイスブレイキング
*グローバルフットプリンティング
グローバルフットプリントについてはこちらをどうぞ(英語)
・教室の周りにはってある8枚のカード(電気、交通手段、紙、水、
 休日の過ごし方、暖房、食べ物、水)をみて、自分にあてはまる
 ほうにチェックを入れる。
例:食べ物はできるだけ、フェアトレードや地元のものを買うようにしている
・点数表を配布→集計
 点数が高ければ高いほど環境に負荷を与えている
例:フードマイレージの話など。
  フードマイレージ(フードマイル)についてはこちらをどうぞ(日本語)。

2.ブレーンストーミング
・Today's world is...につづくものをグループでブレスト。 
→発表&共有
 でたもので多かったものとしては、polluted, secular, overcrowded,
 diverse, vertile, unfair, scary. unstable, interesting, weird, unknown.
technological, everychanging, fragile, materialistic...など
・でたものにコメントをつけていく。
 例:『汚しているは誰?』など
・メディアの情報を見る”目”を持つ必要がある。
 子どもたちに伝える教師、親は特に。
【誰が選んだ情報か?誰の視点か?】
・ニュースは一種のエンターテイメントである
・出した言葉を円を8つにわけた図(午前中と同じもの)に分類していく
 全てのグループで置く場所がきまらなかったのが”Unfair”
・"Unfair"は身近なところでも発生する問題でありながら、グローバルな
 世界でも全てに関連する問題である。

3.フォトランゲージ
・写真をグループに数枚配る。その写真の暮らしの様子がSustainableなもの
 かどうかグループで判断してもらう。ルールとして、多数決は使わない。
 理由をかならずつけて判断する。
・グループででた判断基準を例の写真を上げながら説明してもらう
・鉱山で働く子どもの写真など 
・ゴールドの話。『金のアクセサリーが好きな人?』→たくさん
 『なぜ金がすき?』→特に理由はない、きれいだから、ほしいからなど
 『どこで取れるか知っている人?』→半分ほど 例:アフリカの国
 写真のように、子どもたちが金山で働いている。金山での仕事は危険な
 ことも多いし、地元の川などを汚す、くずの部分の廃棄の問題もある。
→身の回りのものの背景をしらないことが多い。背景や関連性を
 考える機会が乏しい(消費に関するモラル、社会的正義が向上しない)


4.Sustainableとはどういう状態なのかグループで考えて発表
例:暮らしが続けられること
   次の世代に問題を残さないこと
   生活のサイクルがつづくこと
   3R:リサイクル、リユース、リデュースが機能していること
   モラルにのっとった暮らし

5.ふりかえりシート記入

*******
という流れでした。
1日とにかく集中して流れやファシリテーターの言葉、
参加者の動きを見ていたので疲れました。

でも、英語でのワークショップ、教員希望の方への
ワークショップとにかく新鮮でおもしろかったです。   
2006年11月30日(木) 23:54 [ インターン ]
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お待たせしました!
お待たせしました(?)!
いよいよインターン開始です。インターン先は
Leeds Development Education Centreです(DEC)。
Leeds DECについてはこちらをどうぞ

私がやることになった仕事は学校での開発教育の実施の
サポートです。ワークショップの組み立てやカリキュラム、
行事などのアドバイスをする部分です。今のところ10校
ほど対象があるようです。
やる気のある先生や校長先生が移動しても
その学校で継続的に行われていくように・・・というのは日本とも
同じですね。

初日からいきなりワークショップに連れて行ってもらえることに
なりました。やるのは日本でやっていたこととほぼ同じで
ワークショップの補助と記録です。でも日本語と英語で違うので
ドキドキです。

今日の訪問先はTrinity and All Saint Collegeという大学です。
午前と午後それぞれ2時間半、小学校の先生を目指す人対象で行います。
テーマは『地理の授業でSustainable Developmentをいかに扱うか』
今日本でも話題の(?)Education for Sustainable Development
(ESD)です。ESDについてはこちらをどうぞ

☆午前の部(4人×6グループ)
0.自己紹介など
・自己紹介
・『今朝、公共交通を使ってここまで来ました。最近Sustainableな社会のために
 公共交通を使おうということを聞きますが、Sustainableって何でしょう?』
→知らないことは子どもたちにも教えられませんよね?なので今日は一緒に
  考えて見ましょう

1.Today's world is....
・Today's world is..に続く言葉をグループでブレーン・ストーミング
・グループででたものを発表&共有
・出たものとしては・・・
polluted、 dangerous、 expanding、 unfair、 unbalanced、
inmoral、 war、 conflict、technologyなど・・・
・似たようなものがでたものにコメントをつけていく
例:Pollutedはみんなだしたけど、誰が汚しているんでしょう?
・ニュースやものごとを批判的に見ることが大切。『Why?』を考える
 場が大切。子どもたちにもそれを伝えることが重要
例:パレスチナのニュースを見ても遠い国のことだと流さない子ども
  ニュースを見て『なぜ?』を考えられるこども

*ここで生徒から質問
Q,『小学生の子どもに世界の問題の話をしても難しすぎるのではないか?』
A,『やり方はいくらでもある。絵本を通しても伝えられる。子どもはパンダや象
   が好き。そこからアフリカや環境の話に持っていくこともできる。子どもの
   興味・関心と世界の現実をつなぐことが重要』

2.コンセプトマップ
・円を8等分したものに書かれているGlobal Dimensionのコンセプト
(Global Citizenship、Diversity、 Human rights、 Intredependence、
Conflict resolution、 Social Justice、 Values and perceptions、
Sustainable Development)にブレストで出したものを
埋めていく。
→なかなか一つには決められず、それぞれが関係しあっていることが
  わかる

*ここで生徒から質問
Q、『イラク戦争開戦前にあれだけ多くの人が反対デモを行ったのに結局
  戦争は行われた。私たち個人の行動には意味があるのか?』
A、『結局戦争は始まってしまったが、あれだけの人が反対したのに
   はじめられた戦争だと多くの人の記憶に残る。そして戦争のニュース
   を見るたびにデモのことを思い出す』

3.フォトランゲージ
・途上国の写真を見てSustainableなものかどうか考える
・例:中国の工場地帯をマスクをつけて歩く子どもたち、
   アフリカの村の太陽光発電
   集めたごみでつくられたフィリピンの家
・Quality of life とstandard of lifeは違う
・SustainablityとSocial Justice Human Rightsは密接にかかわっている
・小学校の低学年の子どもに黒人の男の子の笑顔の写真を見せて、
 なぜ笑顔なのか答えてもらった。子どもたちはなんと予想したか?
予想:『友達にあったから?』、『何かいいことがあったから?』
    『ほめられたから?』、『何かもらったから?』
→小学生の予想の多くはお金をもらったから&食べ物をもらったから
→小学校低学年で既に黒人=貧しいの先入観をもっている
 この価値体系に一石を投じ、とりくむのが教師の仕事

4、Sustaibnabilityとは何かグループで考える
→発表
出たものとしては
・次の世代にしわ寄せがいかないように、ある程度の生活をすること
・環境に配慮した生活
・先進国の人間は無駄のないように、途上国の人間は基本的な
 生活をすること
・片足立ちでなく、両足立ちの状態(片足でも立てるが不安定だし、
 長時間はむり。両足なら安定して長時間立てる)

5.ふりかえりシート記入

という流れでした。午後の部はまた違った対象者に少し違った
内容でした。

長くなったので午後の部は次に続く・・・
2006年11月30日(木) 23:38 [ インターン ]
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