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7月の読書日記A

2008-07-29 21:58:14
45.谷崎潤一郎 「春琴抄」

小学生の頃、百恵ちゃん&三浦友和主演の映画で見た春琴抄。(百恵ちゃんのファンだったのです〜
くみさんのブログの影響で私も手にとってみました。
谷崎を読むのなんて高校時代以来か。

句読点や改行が殆ど無いにも関わらず、流れるようにさらさらと読めてしまう。
そして文章のあまりの美しさにただただ圧倒される。

内容は強烈。
恋焦がれるお師匠様・春琴のために、自らの目に針をズブリと突き刺す丁稚の佐助
究極を通り越して倒錯の世界に入っちゃってるんですけど、それでもなお品格さえ感じるのは大・谷崎だからこそ、でしょうか。

ただ、あまりに献身的な愛は、はたから見ると時に滑稽で、どことなくおかしみを感じたりもする。(私だけか?)

日本文学のひとつの美の極致
星5つ★★★★★

百恵ちゃんバージョンの表紙↓ 三浦友和が若い!


46.スティーブン・キング 「セル」上・下巻

その時、携帯を手にしていた全ての人が、頭の中のデータを全消去されてしまう。
たったひとつ、「狂気」だけを残して。

携帯が生み出すゾンビたちの描写があまりに気味悪くて、ホラーが苦手な私は殆どのページをナナメ読み。
それでも夜中に悪夢で目が覚めてしまったり、金縛りにあったり。
スプラッタが苦手な方には絶対にお薦めいたしません。

途中でヒロインがあっさり殺されてしまうという意外な展開には驚き。
本当に残酷なのはゾンビたちなのか、それとも人間なのか。
人間らしさって何なのか。
やっぱりキングは上手いなぁと思います。

読んでる間は非常に怖い思いをしましたが、少しだけ希望の持てるラストにホッとしました。
作品のデキとは関係なく、死人が多すぎるので星3つ★★★
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