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4月の読書日記-レベッカ

2008-04-29 21:27:13
32.ダフネ・デュ・モーリア 「レベッカ」

大好きなヒッチコック監督のオスカー受賞作「レベッカ」の原作本。

ミツバチさんがブログで紹介されていたので、私も読んでみる事に。

ストーリーは、自分より20歳も年上の英国貴族マキシムに見初められ結婚したものの、前の年に海難事故で死亡した彼の前妻・レベッカの影に苦しめられるうら若き主人公・・・
と言った感じ。

普通は主人公に肩入れして読むのでしょうけれど、私は断然前妻のレベッカ派
とびきり美しく、聡明で、誰からも好かれ慕われた魅力的な淑女。
でも実は蛇のようにしたたかな性悪女。

気の利いた会話ひとつできず、オロオロしているばかりの内気な主人公より、レベッカの方がずっと面白いんじゃないでしょうか。

この本は、主人公が少女から大人の女性へと変わっていく成長物語でもあるようですが、レベッカの死の真相を知った途端、やたらと活き活きしはじめる主人公が私はちょっと怖かった。
こーゆータイプの女性って苦手。。。

それと、マキシムは対等なパートナーとして、この主人公を本当に愛していたのかギモン。
だって1度も主人公を名前で呼ばないんですもん。(そこに作者の意図が隠されている気が・・・)

この小説、レベッカ側から書かれたとしたら、全く違う内容になったハズ。
他者を心から愛する事ができず、不治の病に冒され、夫に自分を撃ち殺させた美貌の女性。
強烈な自己愛。
もし近くにいたら、たとえ悪魔のような性格だったとしても、私もダンヴァーズ夫人同様レベッカを崇拝したことでしょう。

主人公夫妻(&レベッカ)が暮らした広大なお屋敷・マンダレーの濃密な描写が、物語のダークな雰囲気を盛り上げますが、ラストはやや唐突で分かりづらく、もし映画を見ていなかったら頭の中が??になっていたかもしれません。
でも、このラストがまた物語の冒頭へと繋がっていくんですよね。上手い。

結局この小説の主人公は、レベッカにとり付かれたまるで生き物のような、そして最後に朽ち果てたマンダレーというお屋敷なのではないか、という気さえしました。

星4つ★★★★

<オマケ>
作者のデュ・モーリアがすごい美人でビックリ→

それにしてもこの本、3,000円という価格設定はちょっと高すぎるのではないでしょうか、新潮社さん?

哀しい映画と絶品しゃぶしゃぶ

2008-04-20 17:04:06
昨日、以前から楽しみにしていた映画「ファクトリー・ガール」を見に行ってきました。

ウォーホルのミューズであり、ボブ・ディランが曲を捧げた女性、イーディ・セジウィック。60年代のヒロイン。

ポップ・カルチャーの中心で光り輝いていた彼女が、ドラッグでボロボロになって、堕ちるところまで堕ちて、28歳という若さで死んでしまうまでのお話。


落ちぶれた彼女が、希望に満ち溢れてキラキラ輝いていた画学生だった頃の自分の写真を見せられて、いたたまれなくなってタクシーを飛び降りNYを走り抜けるシーンに胸を打たれました。

結構ヘヴィな内容で、万人受けするようなタイプの映画ではないけれど、
当時のNYのアートシーンってこんな感じだったんだろうなぁ
というのが良く伝わってくる作品。
でも、ウォーホルの事をちょっと悪く描きすぎかな。。。

当時ウォーホルのファクトリーに集っていたアーティストたちのうち、どれだけのメンバーがドラッグで命を落としたことか。
そんな中を生き延びて、今も現役で活躍しているミック・ジャガーなんかは、単に運が良かったのか、したたかだったのか。

それとも、若くして死んでしまって、伝説のスターになった方が良かったのか。
なんてコトを考えながら映画館を後にして、心斎橋にあるしゃぶしゃぶ屋さん華蓮へ。


知り合いの美人秘書Kさんに教えてもらったこのお店、JA鹿児島の直営で
「お肉が口の中でとろける」
と聞いていたのですが、うわさ通りの絶品!
特選黒牛・黒豚しゃぶしゃぶコースは、そりゃあもう美味しくって幸せ〜


店内は落ち着いたシックな感じで、坪庭を眺めながら掘りごたつのお座敷でまったり。
店員さんの接客態度も素晴らしく、会社の接待にも良さそうです。


デザートの紫いものアイスも、しっかりサツマイモの味がして美味。
本当にもう大満足!
なかなか予約が取りづらいようですが、大阪近辺の方にはぜひぜひお薦めのお店です

4月の読書日記@

2008-04-14 21:21:52
28.黒木亮 「貸し込み」上・下巻

小説のモデルとなっっているのは、バブル期に

貸し込め。あらゆる理由を見つけて貸し込むんだ。

というモットーのもと、脳梗塞患者へ21億円という巨額融資を行った都銀(旧・三和銀行?)の裁判。
裁判書類の描写など、ちょっと冗長な印象を受けましたが、読後感は悪くはありません。

借入申込書も印鑑証明も連帯保証人の書類もぜーんぶ偽造。
しかも裁判では偽証のオンパレード。責任は全て辞めた行員になすりつけるし。

もちろん、バブルの頃、全ての銀行がこんな風に腐っていたのだとは思いませんが、日本では銀行を相手取った裁判の勝率はわずか数パーセントにすぎないのだとか。恐ろしや。。。

そういえば当時、銀行の営業マンさんたちとの合コンに参加したことがありますが、延々と会社の悪口&仕事のグチを言い続けられて辟易した記憶が。
銀行って大変な職場なんですね〜。
星4つ★★★★

29.酒井駒子 「よるくま」

夜中にぼくのところにやってきたクマの子、よるくま。

「ママがいなくなった」
と言ってぼろぼろ泣いているよるくまのために、ぼくは一緒にお母さんクマを探す冒険に出ます。

子供にとってママって、それはもう絶対的存在なんだなぁってしみじみ感じました。
私も小さい頃、母親以外には全く懐かない超母親っ子だったので、何となくよるくまと自分の姿が重なって。

もし子供がいたら、寝る前に毎日読み聞かせてあげたい絵本。
絵もストーリーも大好き。
同じ酒井さんの作品「ぼく おかあさんのこと…」も、とてもステキな絵本です。
星4つ★★★★

30.岩山康志 「誰も書かなかった秘書の仕事」

著者は20年にわたり、ヤマハの5代の経営トップの秘書役を勤められた方。
そりゃあもう様々なトップシークレットを胸の内に秘めていらっしゃるのだと思いますが、本書は暴露本ではありません。

と言うより、割と一般的な仕事に対する心構え的内容で、ちょっと肩透かしをくらったような。。。

「この際、書いてしまえっ」というサブタイトルが付いていたので、
「こんな修羅場をこうやって乗り切った!」
みたいなお話しが色々読めると思って期待してたんですけど。

各章の最後には、
電話鳴る 来客は着く ボスは呼ぶ
とか
俺だって どこかで言いたい 「社長出せ」
なんていう心の叫び風な川柳がのっていて、うんうん、そうそう!と頷きながら読みました。
星3つ★★★

31.石田衣良 「池袋ウエストゲートパーク」

石田衣良さんの10年前のデビュー作。
今さらという気もしたけれど、一応読んでおくことに。
リズム感のある文体も良いし、池袋のトラブルシューター・主人公のマコが何より魅力的。

青春モノの小説を読むと、昔を思って切なくなったりするものですが、私はごく普通の高校でのんびりと学生生活を送ったので、登場人物たちと自分を重ね合わせることはできませんでした。

でも、少し羨ましくなりますね。
この頃、この街で、こんな風に日々を過ごした人たちの事が。

以前ドラマ化された時に随分話題になったけれど、あまりTVを見る習慣がないので、私は見たことありません。
キャストをチェックしてみると、小説のイメージを壊すことのないハマリ役が多くて、ドラマがヒットした理由がよくわかるような気がします。
きっと脚本も良かったのでしょうね。見てみたかったな。

星4つ★★★★

ハリウッドスター3題

2008-04-07 21:07:47
先日久しぶりにWEBでミシェル・ファイファーの記事を読みました。
80〜90年代のハリウッドを代表する美人女優と言えばミシェルでしたが、そんな彼女がもう50歳と聞いてビックリ!


それにしても、この年齢不詳っぷりはすごい!
今も変わらぬ美しさ。女優魂を感じますね〜。
一体どんなお手入れをしているのでしょうか。
(それを知ったからといって、真似できるとは思えませんが


最近ハリウッドがらみの話題で1番印象的だったのが、スカーレット・ヨハンソンとデートできる権利がチャリティ・オークションで40,100ドルで落札されたというニュース。
さすがスカヨハ、いかにもスカヨハ、やっぱりスカヨハ

(上のミシェルと似た角度の写真にしてみました。)

新作映画のワールドプレミアで、世界一セクシーな女優をエスコートしてレッドカーペットを歩けるのですから、400万円の価値は充分あるかも。
たとえそれが僅か20分間であってもね。

キーラ・ナイトレイも新作「つぐない」(この映画もとっても楽しみ)で着用したドレスをチャリティ・オークションに出してましたけど、インパクトはやや薄めかな。

若手女優の中だと、スカヨハ一歩リード、という感じがします。


ハリウッドの黄金期を代表する俳優チャールトン・ヘストン氏が、一昨日84歳で亡くなられたとのこと。

マイケル・ムーア監督の「ボウリング・フォー・コロンバイン」では、全米ライフル協会の会長として悪の親玉みたいな描かれ方をしていたけれど、彼の死によってアメリカの銃規制問題は何か変化するのでしょうか。
この映画の中の彼の後姿は、いかにも偏屈な老人という風で、何だか哀しく感じた事を思い出します。

彼が銃規制に反対しようが賛成しようが、もちろん彼の役者としての栄光 には全く関係が無いワケで、オスカー最多11部門受賞の大傑作「ベン・ハー」のような作品がある限り、彼の名前は永遠に語り継がれることでしょう。


ベン・ハー、私は昔ビデオで見たのだけれど、それでもクライマックスの戦車競争のシーンにはぶっ飛んだもんなぁ。
もし映画館の大スクリーンで見ていたら、感動のあまり、映画が終わってもしばらくは立ち上がれなかっただろうと思います。

今後どんなにCG技術が進化しようとも、この作品を超えるようなスペクタクル・シーンは撮れないであろうと断言!

心よりご冥福をお祈りいたします。

マイ・ブルーベリー・ナイツ

2008-04-06 15:45:29
先日、以前から気になっていた「マイ・ブルーベリー・ナイツ」という映画を見に行ってきました。

最近何だか心の潤い不足なので
sweetな気分になれそうな映画
ということで。

ストーリーは失恋した主人公が自分探しの旅に出る・・・という感じ。
派手さはありませんが、見終わった後
あぁ、良い映画を見たなぁ
と思えるような、とってもチャーミングな作品でした。

映画初出演の歌姫ノラ・ジョーンズがキュートで瑞々しくてgood
カフェグローブのMOVIE HUNTERの記事で
ノラがアンジェリーナ・ジョリーそっくりに見える瞬間が何度かあった
と書かれていましたが、本当にその通りだったのには驚き。
今まで彼女とアンジーが似てるなんて思ったことがなかったので、新たな発見でした。

ギャンブラー役のナタリー・ポートマンの色鮮やかなプリント柄のファッションも、かなり好みでした。
黒のワンピースのレイチェル・ワイズもすごい美しかった〜。


ハリウッドは最近チャリティオークション・ブームのようで、ナタリーも
「今後の取材では、チャリティ活動以外のコメントをしない」
なんて発言しているようですが、それではちょっと味気ないような。。。

映画では、ノラが旅の途中で出会う人たちの個性が強烈過ぎて、ノラと恋に落ちるカフェのマスターを演じたジュード・ロウの印象がちょっと薄かったような気がします。
まぁ、私があまりジュード・ロウのファンではないので、そう感じたのかもしれませんが。

もしヒュー・グラントみたいなマスターがいるカフェがあるのなら、毎日でも通うところなんですけどね。
大阪にそんなカフェあるわけないけど。

衣装協力がLOUIS VUITTONという事で、
これって明らかにヴィトンの宣伝やん
と思えるようなカットがいくつかあったりもしましたが、それもファッション好きには楽しめるハズ。

それにラストのこのキスシーン↓が写真で見るよりずっとエロティックな感じで、ちょっとドキッとしてしまいます。


見る前からハッピーエンドだと分かっているような映画でしたけれど、ストーリーもさることながら、ウォン・カーウァイ監督独特のスモーキーな色合いの映像の美しさが素晴らしい!!
それだけでも充分見る価値がある作品だと思いました。
オススメです。

<オマケ>
先日、リッツ・カールトン大阪のブルーベリー&ストロベリージャムセットを戴きました。うれし〜。
朝食時にヨーグルトと混ぜて食べてます。美味、美味。
リッツに泊まれるような経済的余裕はないので、このジャムでちょっとだけホテルの朝食気分を味わってます

3月の読書日記A

2008-03-30 16:36:34
24.天野節子 「氷の華」

何不自由ない裕福な暮らしをしていた美貌の主人公の元にかかってきた、夫の愛人と名乗る女からの電話。
計画通りに愛人を殺害する主人公。
でも彼女が殺したのは、本当に夫の愛人だったのか・・・。

文中で使われている小物が使い捨てカメラやキャップ付きボールペンなど、何だか少し古臭い印象を受けましたが、二転三転するストーリー展開はとても良く練られていると思います。
ただ、ラストの主人公の行動が予想通りだったのが惜しい!もう一捻り欲しかったかも。

物質的な豊かさに囚われすぎている主人公が哀しい。

本書は還暦を越えた著者のデビュー作、しかも最初は自費出版だったものが話題を呼んでメジャーデビューされたとの事。すごいですね。
以前平松庚三氏の講演で聞いた

「人生は後半戦。
野球もサッカーも、ゲームは後半戦の方が面白い。
人生だって同じに決まってる!」


という言葉が思い出されます。
星3つ★★★

25.奥田英朗 「イン・ザ・プール」

遅ればせながら読んでみた本書。

トンデモ精神科医・伊良部の元に集まってくるのは、いずれ劣らぬ奇病の持ち主。
とにかく面白い本が読みたい!という時にピッタリ。
どんなにブルーな気分なときでも、これを読めば間違いなく大笑いできます。(断言)

それにしても伊良部のキャラはすごい。
世間のどんな常識からも完全に自由。
解き放たれている。

氏の大傑作「サウスバウンド」の、主人公の父・一郎の突き抜けっぷりもすごかったし、破天荒キャラを書かせたら、今日本で一番上手いのは間違いなく奥田氏だと思う。

早く続編の「空中ブランコ」も読まなければ!
星4つ★★★★

26.レス・ギブリン著/渋井真帆訳 「チャンスがやってくる15の習慣」

昔読んだベストセラー「チーズはどこへ消えた?」があまりにもつまらなかったので、それ以来自己啓発本はちょっと苦手な私ですが、雑誌で紹介されていたのに興味を持ち手にとってみた本書。

わずか1時間で読めて、コミュニケーションのあらゆる悩みを解決する特効薬
との事ですが、15分もあれば充分読めますし、中身も特に目新しい事は書かれていません。

人間は自分のことにしか興味が無い
というのは全くその通りだと思います。
でも、
「とにかく相手に同意する」
「相手のことだけ話題にする」

という方法は、ハッキリ言ってギモンです。

だって、自分の意見をしっかり述べない相手を、私は信用できませんから。
自分と対立する意見であったとしても、きちんと相手にも主張してほしいですし、自分とは異なる意見を知る事なしに、人は成長しないのではないかしら。

もちろん、心の底から相手に同意しているのであれば、何の問題もありません。
なるほどー、と納得できる箇所もありましたが、この本をそのまま真似るのではなく、自分の頭でよく考えてから実践する必要がありそうです。

などと偉そうなことを書いておりますが、猛獣さんのおっしゃる事には無条件で同意してしまう私なのですが(←言動不一致)
星3つ★★★

27.長嶋有 「猛スピードで母は」

独特の淡々としていて繊細な文体、そしてお名前から女性だとばかり思っていた著者が男性だと知ってビックリ!

数年前に芥川賞を取った表題作と、著者のデビュー作「サイドカーに犬」が収められていますが、とくに「サイドカーに犬」が面白かったです。

大胆でかっこいい父の愛人・洋子さんと過ごした夏。
自由な精神を持つハードボイルドな女・洋子さんと、つかみどころがなくていい加減、でも憎めない父親。
そんな大人たちをごく普通に受け入れる主人公の小学生・薫の他人との距離の保ち方が、何だか心地良かったです。

去年竹内結子さん主演で映画化されているのですね。全然知りませんでした。
時にはこんな軽めの小説も良いものです。
星4つ★★★★

<オマケ>
先週このブログを訪れてくださった方の中に、77777番目にアクセスされた方がいらっしゃいます。
ラッキー7が5つも並ぶと、何だかハッピーなことが起こりそうですね

最近はあまり更新していないので、見にきてくださった方には何だか申し訳なく思っておりますが、今後も細々と続けてまいりますので、これからもよろしくお願いいたします

アニー、イーディ、シエナ・ミラー

2008-03-23 16:16:58
昨日の仕事帰りに「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」という映画を見に行ってきました。
アニーは現代のアメリカを代表するポートレート写真家です。

私にとってアニーと言えば、ローリングストーンズの75年のライブを撮った作品が真っ先に思い出されますが、何と言っても有名なのはRolling Stone誌の表紙を飾った↓でしょう。
ジョン・レノンが暗殺される数時間前に撮影された写真。


兄がビートルマニアだったこともあり、ジョンが撃たれた1980年12月8日のことは、今もハッキリと覚えています。
TVでニュースを聞いたときの驚き。
ラジオからはノンストップでジョンとビートルズの曲が流れ続けていたこと。

その80年に生まれた人たちと机を並べて仕事をする日がくるなんて、当時は想像もできなかったよなぁ。。。

映画はドキュメンタリーなので、70年代のロックや写真に興味が無い人にとっては、イマイチ楽しめないかもしれません。でも、
写真を撮ること=息をするのと同じくらい自然で当たり前なこと
という彼女の働きマン魂には、誰しも圧倒されると思います。

映画といえば、今一番心待ちにしているのが、来月公開される「ファクトリーガール」
ポップアート界の巨人アンディ・ウォーホルのミューズだった60年代のヒロイン、イーディ・セジウィックを、現代のファッションアイコン、シエナ・ミラーが演じるとのこと。


シエナが着こなす60年代のヴィンテージ・ファッション、とにかく早く見たい!!
彼女は女優としての評価より、おしゃれセレブ&恋愛ゴシップで有名な気がするけれど、今が旬の女優さんの中では、シエナ以外にイーディ役は考えられないかも。

ガイ・ピアースが演じるアンディ・ウォーホルも期待大。
ただ、ボブ・ディラン役がヘイデン・クリステンセンと言うのには、ちょっと??なんですけどね。

予告編には、大好きなデヴィッド・ボウイの72年の名曲「Life on Mars」が使われているのも最高にステキ。
サントラも楽しみだなぁ。
公式HPはコチラです。

3月の読書日記@

2008-03-09 14:10:08
20.貴志祐介 「新世界より」 上・下巻

上下巻併せて1,000ページ以上。
読み始める前は、本のあまりの分厚さにちょっと怯みましたが、非常に面白く、作者の筆力にただただ圧倒され、ドキドキしながら読み終えました。

1000年後の日本。呪力を手にした人間たち。
見せかけの理想郷が崩れ、おびただしい血が流される時・・・。

分類に分けるとすれば、冒険物、SFファンタジーでしょうか。
設定は全く違いますが、「ロード・オブ・ザ・リング」の映画を何となく思い出しながら読みました。
主人公の早季は、宮崎アニメのヒロインに通じる魅力があるように思います。

ラストで明かされるバケネズミの正体にはショックを受けました。
呪力は神の力などではなく、やはり悪魔の力でしょう。

とてもクオリティの高い力作。
好き嫌いがハッキリ分かれそうな作品ですが、
私にとっては星5つ★★★★★

21.東野圭吾 「夜明けの街で」

イマイチ評判が良くないので読むのを躊躇していたのだけれど、東野ファンとしては読まずにはゆくまい。。。

と思って読んでみましたが、やっぱりイマイチ。心にひっかかる部分がなく物足りない感じ。
駄作という程では無いにせよ、小粒な印象はいなめない。

いけないと思いつつ不倫にハマってしまう中年男性の心の揺れのリアルな描写は、まぁ参考にはなりましたけど。

思えば「白夜行」が出た1999年は、天童荒太の「永遠の仔」もあったりして、私の読書人生(大げさ?)の中でも至福の1年だったなぁ。
東野氏のあんな作品をもう一度読みたい。

星3つ★★★

22.石持浅海 「月の扉」

かつて、こんなに美しいミステリーがあっただろうか
という帯の文言に惹かれて買いましたが、どのあたりが美しいのか??でした。(私の感受性が乏しいのか?)

ハイジャック中に起こる殺人事件の謎解きをする座間味くん。
そんな素人名探偵が偶然機内に居合わせたという設定に納得がゆきません。

月の扉を開けてあちら側の世界に行く、というファンタジー的要素には興味を持ちました。
こちらをストーリーのメインに持ってきたほうが、面白くなったと思うのですが。

でも、こういう小説は割と好き。楽しんで読みました。
星3つ★★★

23.道尾秀介 「ラットマン」

思わず引き込まれてしまう導入部分が上手い。
幾重にも張り巡らされた伏線、過去と現在の2つの死をめぐって行き来するストーリー展開。

仕掛けられたトリックに、少なくとも3度はアッと驚かされました。

「ラットマン」という不思議なタイトルにも納得。

高校時代にバンドをやっていたり、ロック、特にエアロスミスが好きなら、より一層楽しめると思います。

これからもっともっと面白い作品を書いてくれそうな道尾さん。
今後に期待を込めて星4つ★★★★

2月の読書日記−英語教材編

2008-02-11 21:00:35
先月から今月にかけて読んだ英語関連本デス。

16.David Barker 「英語と仲直りできる本」

私にとって英語は、追いかけても追いかけても振り向いてくれない、永遠の片思いの相手のようなもの。
でもこの本を読んで、英語がほんの一瞬だけコチラを振り向いて、こころもち微笑んでくれたような気が・・・(多分気のせい)

日本人が間違いやすいポイントが、とても分かりやすく平易な英語で説明されています。
辞書を片手に読まなければならないようなテキストは、途中で投げ出してしまいますからね。

1度読んだだけでは忘れてしまうから再読しなければ。
星4つ★★★★

17.会社で使う英会話

急な出張が決まって困っていたときに、英語の先生をしている後輩が選んでくれた本。
ビジネスシーンでよく使いそうな文例が豊富に掲載されているので便利。

付属のCD2枚はリスニングの練習にちょうど良いのですが、難点がひとつ。
CDのように美しい英語(教科書英語)を話してくれる相手って、実際にはあまりいないんですよね。。。
日本語でも同じだと思いますが。

星4つ★★★★

18.松本亨 「英語で考えるには−そのヒケツと練習」

購読している英語のメルマガで紹介されていた本書。
22年間の長きにわたりNHKの英語会話を担当された松本氏が提唱していたのは、「英語をやるなら英語で考えるようになれ」ということ。

文を途中まで読んで残りを予測する練習や、別の英文で言い換える練習など、日本語を通さずに英語→英語で考えるための練習問題が満載です。
(でも私の場合、自分で考えずに解答を見てなるほど〜と思うだけ

この本が出版されたのは30年以上も前。
もちろんCDなんて付いていませんし、カラフルなイラストも全くなし。
中はこんな感じ↓で、開いた途端に眠たくなるかな?と思っていたけれど、これが案外面白いのです。


果たして日本人である私に英語で考える事が可能なのか、試してみたいと思います。
実はまだ読んでいる途中なので、星の数は未定。

19.ハリウッドスターの英語

英語教材のCDなら聞き取れる(ような気がする)のに、映画やインタビューの英語はさっぱり分からない!
ナマの英語をリスニングの素材にしなくては、というワケで購入した本書。

さっそくジュリア・ロバーツのインタビューを再生したところ、やっぱり聞き取れませんでした。トホホ
と泣いている場合ではないので、何度か繰り返して聞いていみたところ、普段の話し言葉というのは結構不完全なものなのだなぁと感じました。

お手本がジュリアやニコール・キッドマンなど大好きな女優さんたちだと思うと、結構楽しく続けられそう。
まずはテキストのスクリプトを見ずにシャドーイングができるようになるまで続けてみます。

星5つ★★★★★

<オマケ>
アマゾンで英語の本を色々探していたところ、高校時代の同窓生がTOEICのテキストを書いているのを発見。
同じ学校に通っていたのに、今や本を出す側と買う側に分かれてしまったとは・・・
やっぱり学生時代は真面目に勉強しとかなあきませんなぁ。

2月の読書日記@

2008-02-10 20:25:47
12.道尾秀介 「ソロモンの犬」

今、ミステリー界でもっとも注目を集めている作家のひとり、とのこと。

確かにえっ?と思うようなトリックが仕掛けられているのだけれど、それよりも、好きな相手に上手く話しかけられないもどかしさといった、自意識過剰な青春時代がすごくリアルにヴィヴィッドに描かれていて、そんな部分を味わいながら読みました。

言葉遊びの面白さも楽しめます。
星3つ★★★

13.山田詠美 「ぼくは勉強ができない」

20代の頃、好きでよく読んだ山田詠美さん。
30代になって何故かあまり読まなくなり、40代に入り久しぶりに読んでみました。

主人公の秀美くんがイイ男なのは、母親の仁子さんと、年上の恋人・桃子さんによる育て方が良いから。

詠美さんの小説にはいつも魅力的な女性が出てくる。
自立していて、物事をフェアに見ることができて、いつも恋をしていて、ちょっと不良で、すごくカッコイイ大人の女。

こんな女性になりたいと憧れていたハズなのに、どこでどう進む道を間違えたのやら・・・
星4つ★★★★

14.黒川博行 「国境」

大阪弁で小説を書かせたら日本一、いえ世界一 の黒川さん。
疫病神コンビの桑原&二宮が、詐欺師を追って北朝鮮の国境越え。

北朝鮮ものだと村上龍さんの「半島を出よ」、手嶋龍一さんの「ウルトラダラー」もめちゃくちゃ面白かったけれど、黒川さんのもスゴイ。

かなりの長編ですが、登場人物が全員一癖も二癖もあって、最後まで飽きずに読めます。
とんでもないオヤクザさん・桑原のキャラが特に好き。

ニヤリと笑ってしまうラストも最高。
星5つ★★★★★

15.M.B. ゴフスタイン 「おばあちゃんのはこぶね」

90歳になるおばあちゃんが主人公。
子供のころにお父さんが作ってくれた方舟をめぐる回想録。

ゴフスタインの作品はいたってシンプル。
良いものは全てシンプルであるという見本のよう。
特に動物の愛らしさがたまりません。

よろこびとかなしみはにじのよう。
それがわたしをあたためてくれる。
おひさまのように。

このフレーズがいつまでも心に残ります。
星5つ★★★★★

<オマケ>
大好きな小説のひとつ、「さくら」の作者・西加奈子さんが、私の通っていた高校の後輩だと知ってビックリ。
もっとも、10歳も年が違うので面識はありませんが。

大阪出身ということで元々親近感を持っていたけれど、後輩となると余計に応援したくなります
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