今いっぱいに生きること
それが明日への扉をあける

「100%Happy Life」リサ・サンフラワー著 出版。



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サンクスギビング [2008年11月29日(土)]
アメリカ合衆国の礎を築いた先住民の人々に感謝し、家族で食卓を囲む習慣があるサンクスギビングデイ。

今年はマリアの家族と兄弟とその家族が一度に集まって、例年とは違うとても和やかなひと時となりました。

この日に食するのは、ターキーとスタッフィングとグレイビーソース、クランベリーゼリー、マカロニ&チーズ、グリーンズ、コーンブレッド、スイートポテト、そしてデザートという昔から伝わる土地と民族への感謝を象徴するメニューです。

食卓を囲んでたわいのない話をする時間は、現代社会では本当に珍しい光景となってしまいましたが、テレビのスイッチを切って、皆でゆっくり会話するのは、何よりも貴重で、心を豊かにする時間だと感じました。

友人も含めて結局20名ほどが集まり、ワインを掲げて一人ずつ、自分が今何に感謝しているかを伝えあうことにしました。私の番がまわってきて、私は「健康と、家族の幸せと、友人の温かさと、この国にチェンジがきたことに感謝します」と述べました。マリアは前日、毎年恒例の、子どもが5人の母子家庭の家に、食料品や衣服をプレゼントしていたので、「皆が集まってこのようなすばらしい食卓を囲める環境にあることに感謝します」といいました。

世の中には、家もなく、家族もなく、食べるものも着るものも満足に得られない日常を過ごす人々がたくさんいます。今自分の置かれている環境に感謝し、そのときを精一杯に過ごすことが、それらの人々のためにできる最小限のことではないかと思います。

心許せる家族のような存在に囲まれて、日本の家族のことを心に思いながら、幸せな時間を過ごしました。
Posted at 00:29 | アメリカンライフ | この記事のURL
The real hero of this election [2008年11月06日(木)]
醒めやまぬ興奮の日から1日があけました。今日のワシントンを行く人々は、いつもより何となく背筋がぴんと伸びているような気がします。今回のChangeは国民1人1人の意思と努力の賜物以外の何物でもないのですから、アメリカ国民であることを誇りに思うのは当然のことです。

歴史的なその瞬間から少し時間が経過したので、この永遠にも思えた21ヶ月間の選挙戦のことをふと冷静に考えてみました。そしてとある一つの考えが浮かんできました。

昨日のオバマ氏の勝利演説は、文句のいいようのない感動的なもので、彼が来年1月20日に行う大統領就任演説は、きっとリンカーン大統領がゲティスバーグで行った「人民の人民による人民のための政府が消滅することはない」や、ケネディー大統領が就任演説で行った「この国があなたに何をしてくれるかを望むのではなく、あなたがこの国に何ができるかを考えてほしい」という演説に並ぶ、歴史的な名演説になるであろうことが安易に予測できます。これは余談ですが、もし今英語を勉強中の方がいたら、ぜひ昨日のオバマ氏の演説を自分で訳してみることをお薦めします。日本のニュースで訳されている文章は、彼が選んだ言葉の感動を半減させていて、実際の彼のスピーチは、聞いた者に鳥肌を振るわせ、英語を勉強しているのなら、あれほどポジティブでエネルギーのこめられた文章にはそうそう出くわすことがないと思うからです。

本題に戻ります。
しかしその一方で私の心に引っかかったのは、オバマ氏の勝利宣言の前にマケイン氏が行った敗北宣言でした。そこにあったのは、それまでの討論やCMでの、オバマ氏への攻撃やネガティブな表現で満ち溢れたマケイン氏ではなく、人間的な品位と、秩序と、才能にあふれた実力政治家の姿だったからです。

ここからは私の勝手な空想ですが、意識的であれ、無意識であれ(もちろん無意識だと思いますが)、マケイン氏はオバマを大統領にするために、これまでわざと悪役を演じていたのではないかと思うのです。これまでの演説で、昨日のようなリーダーシップとプロ意識を見せていたら、そして経済状態の危機という世情が助けていなければ、オバマ氏が今回のような大勝利を達成できたかどうかは疑問です。誰もが彼のリーダーとしての素質を疑うような副大統領の選出を行い、メディアや大衆の笑いの的になったのは、マケイン氏の細胞のほんの一部が、彼に歴史的なヒーローの登場を助けるように命令したからではないかと思うのです。もちろん彼の無意識のうちにです。昨日のすばらしい演説や、上院議員として長年活躍してきた姿が彼の本性であるとしたら、今回オバマを大統領に選んだ本当の仕掛け人は、マケイン氏である気がしてなりません。

オバマ氏は勝利演説で、15万人の支持者に向かって言いました。
"This victory belongs to you"(この勝利はあなたたちのものである)と。
マケイン氏は敗北演説で、歴史的に数少ない共和党支持者に向かって言いました。
"The failure is mine, not yours"(この敗北は私だけのものであり、あなたたちのものではない)と。

この選挙戦の本物の仕掛け人でありヒーローは、もしかしたらマケイン氏であり、真実がどうであれ、私は心からマケイン氏に拍手を送りたいと思います。
Posted at 10:42 | アメリカンライフ | この記事のURL
Yes We Can!! [2008年11月05日(水)]
アメリカ東部時間、2008年11月4日午後11時。
アメリカ第44代バラック・オバマ大統領が選出された瞬間に世界中の人々が何をしていたかを、きっと忘れはしないでしょう。

それは、マケインが負けを素直に認め、オバマ大統領が生まれることを賞賛し、大勢のサポーターに対し、共和党、民主党の枠を超えて人間としてこの国のために生きようと宣言した瞬間であり、オバマが約束を果たすことを皆とともに誓い合った瞬間であり、キング牧師の夢が叶った瞬間であり、これまでの苦難を乗り越えてきたアフリカ系アメリカ人の未来が輝いた瞬間であり、米国民と、世界中の人々が新たな一歩を踏み出す瞬間だからです。

オバマが勝利演説で語った言葉は、人々の心に刻まれ、私たち一人ひとりが精一杯生きるための活力になるでしょう。そして彼が強調した、仕事をするのは、犠牲を払ってより良い社会のために頑張るのは、大統領だけではなく、私たち一人ひとりなのだという言葉が、米国民に限らず、世界中の人々に広がって、世界が命を吹き返したように輝く未来がくることも、夢ではありません。

資金がなく、無名で、サポーターもないアフリカ系アメリカ人の、47歳の男性が、第44代アメリカ合衆国大統領に選ばれたこの瞬間は、どんなに小さな夢でも、叶いそうもない希望でも、決してあきらめてはいけないのだということを証明しました。
Posted at 14:25 | この記事のURL
History has been made [2008年11月05日(水)]
changeは、ドラマの世界だけではなく、本当の現実に起こっています。

今朝、投票会場である教会でボランティアをした際に、一般道の両脇に並ぶ車の列、建物の周りにできた長蛇の列に開いた口がふさがりませんでした。杖をついた高齢者、車椅子、妊娠中の女性など、誰もが自分のことよりもこの国の未来のことを優先してたったの1票を投票しに来ていたのです。朝6時から並んだ人が投票を終えてでてきたのは9時でしたが、文句を言う姿などみられず、誰もが誇らしげに投票場所を後にしていました。80歳のアフリカ系アメリカ人のおばあさんは、投票の列に並ばずに、優先的に中に入れてくれようとした係の人に言ったそうです。「私は今日という日がくるのを80年間待っていたのよ。あと1時間待つくらいどうってことないわ」

ワシントンDC市内のいたるところでは、投票を終えるともらえるI Votedのシールを洋服に貼った人々があふれかえり、投票を応援してスターバックスはコーヒーを、クリスピークリームはドーナッツを、Ben&Jerry'sはアイスクリームを誰にでも無料で配っていました。

私たちは今、奇跡の瞬間を目にしています。
1人ひとりの1票が、アメリカ合衆国という大国を変化に導く瞬間を。信じる心が歴史を変え、常識を覆し、新たな扉を開く瞬間を。

21ヶ月という長く、苦しく、暗いトンネルを抜けて、明るい光の中にやっと出られるのです。
オバマ候補のおばあさんは、期日前投票ですでに投票を済ませ、孫の名前が投票用紙にあることを確認し、後は大丈夫といわんばかりに昨日息を引き取りました。

オバマ候補がここまで人の心を動かせるのは、彼が政治家ではなく、ヒーローだからかもしれません。歴史をつくるのは私たち一人ひとりであるということ、世の中を動かすのは、私たち一人ひとりだということを彼は教えてくれたのです。

さあ、本当の勝負はこれからです。彼が訴える本当のあるべきアメリカを、国民一人ひとりの力で築いていくことができるのかは、彼に投票した人だけではなく、アメリカのすべての人たちにかかっているのです。
Posted at 11:50 | アメリカンライフ | この記事のURL

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