自立とは難しいことだと身をもって知らされた。私の感覚では、成人したと同時に、自立の門をくぐったような感じがしていたのだが、アメリカで生活を始めて、自分が本当の意味で自立をするには、まだまだ甘かったことに気づかされたのだ。
数週間前、生まれて初めて車を購入した。私の家からは、一番近い電車の駅までも車で15分という距離。車がなければ近くのスーパーに買い物だって行くことができない。そこで車の購入が必至となったわけだ。
これまでは、一緒に住んでいるアメリカ人の母に駅まで送り迎えをしてもらっていたのだが、車を買った次の日から、ひとりで駅まで運転することにした。
運転してみて気づいたのは、車の中がいかに孤独であるかということ。今までママと話をしながら今日はこんなことがあったと報告するのが、帰り道の日課になっていたので、急に車の中で話す相手がいなくなって、とても孤独になった。さらに、帰宅時間がばらばらになったせいで、家での会話も少なくなったような気がする。
周りの人には、車を買って、自分の時間がもてるようになって、良かったねといわれるけれど、今のところ、車を買っていいことは何も見つからない。ガソリンの値段は高いし、こちらの運転は皆荒いし。。。
安全運転を気をつけてはいるけれど、いつまた交通事故に遭遇するかわからない。
こんな状態から抜け出して、本当の意味で自立する自分がくるのはいつのことになるのだろうか。 |