―フェアトレードのチョコレートは、日本ではあまり知られていないし、難しいから置いても売れないのでは・・・?―
というご意見を、以前リテイル業界の方より頂きました。
コーヒーでは、メジャーなところで
STARBUCKS、
イオンのトップバリュー、
ナチュラル・ローソンなどにおいてある
小川珈琲・・・など少しずつ見られるようになってきたフェアトレードですが、
実際のところ売れているのでしょうか?いないのでしょうか?
ハッキリ言って日本では、フェアトレードはまだまだ一般に知られていません。
せっかく店に置いてあっても、それが何だか解らないのでは、手に取ってもらうのも難しいでしょう。
では、フェアトレードは売れないのでしょうか?
先日、イベントでフェアトレード学生ネットワーク(
FTSN)の学生さんから聞いた英国スタディツアー体験レポートによると、イギリスでは3月に2週間ほどのフェアトレード週間のような
Fairtrade Fortnight があり、大手デパート
Marks&Spencerをはじめ街のかなり目に付くところで、フェアトレード商品をアピールしていたということでした。
M&Sは、自社ブランドによるレディメイド食品や質の高い下着などで若い顧客層から支持されている大手デパート、スーパー。
"デビッド・ベッカム"Designのオリジナル商品なども扱っています。
全英各地に約300店舗あるM&S、その内約200店舗で展開するカフェ(チェーンショップでは英国第3位)
Caf・Reviveでは、2004年秋から
フェアトレードのコーヒーと紅茶のみを扱い、これまでに3千5百万杯以上のフェアトレードコーヒーを販売しています。
イギリスでは、既に多くの消費者の間にフェアトレードが認知され、
新しい付加価値あるいは
買い物の習慣として生活に溶け込んでいるようです。
農林水産省のサイトに、フェアトレード市場についてのJETROロンドンからの報告記事がありました。
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060125、フェアトレード製品のライセンス制度〜より
[
フェアトレード製品の市場規模]
世界各国のフェアトレード市場は着実に成長しており、世界規模でフェアトレードの基準監督をおこなっている統括機関であるFLO(Fairtrade Labelling Organizations International )に加盟している20カ国の2004年度の小売価格推定総額は
7億9,105万ユーロにのぼる。
中でも英国は特に目覚しい成長を遂げており、下記表に示すように、2004年度の英国でのフェアトレード製品(フェアトレードマークがついている商品)の売上高は1億4,000万ポンド(約287億8,400万円)にのぼり、
前年度比で51%増、この
5年間で市場規模は約8倍以上と、着実に拡大している。
050818、着実に拡大している英国のフェアトレード市場〜より
[
フェアトレードに対する消費者の理解深まる]
・・・ 前述のように、大手スーパーマーケットでも、こうした消費者の動向をつかんで、新しいフェアトレード商品を次々と取り入れ、消費者ニーズに対応した販売を進めている。フェアトレード財団によれば、現在英国で購入できるフェアトレード製品は
150社以上で取り扱われており、その数は
900種類以上あるという。・・・
英調査会社MORI(Market and Opinion Research International)が毎年実施している国民調査(2005年4月)によると、
成人の50% がフェアトレード製品のロゴマークを認識していることがわかり、
前年度の39%を大きく上回る結果となった。そのうち、ロゴマークとともに表示されている「開発途上国の生産者へより良い取引条件を保証」というキャッチフレーズを併せて理解している人も昨年の
42%から51%へ増加している。
[
市場拡大のカギは消費者の理解の深度]
フェアトレード製品は、前述のとおり、一般商品に比べて割高になることから、消費者が目的を理解していないと市場の成長を期待することができないため、
製品に対する消費者の理解を深めることが非常に重要なマーケティング方法となる。〜〜

イギリスでは、
MAKE POVERTY HISTORY(ホワイトバンド)のセレブ効果もフェアトレード理解の醸成に貢献しているらしいです。
日本では、これからでしょうか?
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