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本しゃべりずむ

『沙門空海唐の国にて。。。』

2007-08-30 01:04:17
先月、ここでもご紹介した『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』の3巻と4巻が出版された。これで完結。「もっと読んでいたいなぁ。。。」と思わせる、私好みの歴史ファンタジーである。

読中、哀しく切ない楊貴妃を思いながらも、密を手中にした空海のその後を清々しい気持ちで読んだ。目をハートにしながら「こんな人が実際にいたらなぁ」と思っていたが、空海は、もちろん空想の世界の人ではない。実際にいたのだ。それも1200年も前に!!

この本を読む方々にひと言つけ加えるのであれば、
「気をつけて!きっとアナタも惚れちゃいます。」
かな。男性女性問わず、魅力的な空海にきっとハマります!




ちょっとだけ、自慢させて下さいね?
先日の取材の立ち会いの際に、夢枕獏さんに頂戴したサイン!
さらさらと、はげ坊主を描いていらしたので、「おじいさんになった空海かしら?」なんて思っていたら、なんと、ブッチャー(格闘家)なのだそう!!空海に負けず劣らず、魅力いっぱいの夢枕先生でした。

『王様は。。。』

2007-08-24 00:43:30


先日、もう結構いい年なのに、書店で見かけて思わず姉にねだって本を買ってもらった。昨年このブログで紹介した『ベトナムから来たもう一人のラストエンペラー』の著者、森達也氏の新刊『王様は裸だと言った子供はその後どうなったか』である。



もともと、森氏のドキュメンタリー映画『A』に興味を覚え、氏のマスメディアに対する姿勢やジャーナリズムの抱える諸刃の剣的な考え方に、普段から私の感じているモヤモヤを投影させて見ていたので、例えオサイフが少々頼りなげでも、是が非でも早く読みたかった本だった。だから、久々に会った姉にネダルなんて、強硬な真似をしたのだろうと、自分にいい訳しながら、むさぼり読んだ。

以前紹介した、森見登美彦の『新釈 走れメロス』も頭の中にあったので、オビ文句の「誰もが知っている15の物語に託した痛烈パロディ」という誘い文句にすっかり騙され「森氏は宗旨替えして、文芸にいったのか?」なんて激しい誤解をしていた事を、読み進めるうちに理解し、赤面する。森氏が試みたのは、寓話を元にした、独創的な社会論であった。

おとぎ話や童話の寓意を元に、現代のイデオロギーや事件・時事ネタと照らし合わせて巧みに紹介していく様は、読み進めて行くうちに思わず、前のめりの体制にさせる程、興味深く、読み応えがある。これまた、以前紹介したレーモン・クノーの『文体練習』の1遍を読んでいるかのようだ。「なるほど、立場を変えて、見方を変えればひとつの物語とは、こんなにも大きく膨らみ、また、全くちがう話になってしまうのだなぁ。。。」と。
絶品の1冊です。

つけ狙うのは。。。

2007-08-21 00:46:36
先日のつづき。
本当は、書籍の紹介をしようと思っていたのだけど
あんまりにも可愛らしいので、親バカながら
ネコ写真の更新です。



石松の憮然とした顔と、ドゥドゥの狙った顔が笑えます。
ちなみに、ここんとこ石松はドゥーにやられっぱなし。。。
昼夜問わず、ずっとこんなでイッタン寝不足気味。


フルーツバスケット?

2007-08-16 20:56:47

今日のイシマツは、朝からちょっと不機嫌だ。
理由は簡単。彼女の指定席で枕元に置いてある
木のテーブルを、昨晩はドゥドゥに盗られてしまったからである。
以下、昨晩の事の顛末。




いつものように、イシマツが指定席にいると
彼女のしっぽで、ドゥドゥが遊び出した。
あまりのしつこさに堪らず、逃げ出すイシマツ




主の居ない隙に、席をちゃっかり盗るドゥドゥ。



気を取り直し、水を飲みに行って戻って来て
初めてドゥドゥの策にハマった事に気づくも
後の祭り。。。




嬉ししくて、勝利の踊りを披露するドゥドゥの下には
悔し涙をキラリと光らせ「2度目は無いぞ!」と誓うイシマツであった。

『明治時代の人生相談』

2007-08-14 00:57:22

「読書」というには、相当憚りがありますが、実は私、よくコンビニなんかで売っている雑学モノに手を出してしまう癖がある。その昔『世界のトイレ事情』(名前は定かでありませんが)なる本を読んで、なんの役にも立たない雑学に無性に惹かれ、そのての本ばかりを読みあさったのが事の始まりだと記憶している。

中でも今東光の『毒舌日本史』『毒舌仏教入門』などの毒舌シリーズは面白く、いつでも読める状態で、私の書棚に収まっている。中でも『毒舌身の上相談』は面白く、「30年くらい昔の若者は、こんな事で悩んでいたのだろうか?」とかなんとか、言葉の言い回しや、その内容、その回答に苦笑しつつも読んだ素敵な本である。

その内容をアマゾンから転用すると

天台宗大僧正、中尊寺貫主、参議院議員、直木賞作家…。まさに波瀾万丈の人生を生きた今東光和尚。過激な毒舌の裏に溢れる人間愛と知性で、多くの人々に愛され続けた。その奔放な人生経験をもとに、若者たちの悩みにズバリ答えた型破り〈人生相談〉。

で、この度書店にて『明治時代の人生相談』なる本を見つけ、つい購入してしまう。



オビ文句を転用すると
恋愛・家庭問題、身分の問題、生活の不満、徴兵、将来の夢……
悩み事からみえてくる100年前の日本!!明治時代の新聞、雑誌に掲載された「人生相談」138本からみえてくる当時の世相、現代との意外なギャップ!!

なんと言っても、思わず手が伸びてしまう程、表紙が可愛らしい。まるで、昔のグリコのおまけみたいである。

中に掲載されている当時の人々の悩みも、そしてその答えも、大真面目で、すこぶる笑えて興味深い。が、しかし、これを一概に笑ってはいけないのだろう。明治時代の人の考え方に触れ、大いに反省する所もあるから面白い。

それに、こういった本は、只一重に楽しいだけではなく、例えば夏目漱石、森鴎外、尾崎紅葉といった作品の時代背景なんかも見えて、彩りを添えるから堪らないのである。本棚に、大切に置いておきたいかどうかは別として、一読の価値ある書籍である。

『吉原手引草』

2007-08-12 01:25:39

先々月かな?浅田次郎の『月島慕情』を読んだのは。。。
それで吉原の話づいたのか、書店にて妙に気になって手にした本が、この『吉原手引草』である。



内容をアマゾンから転用すると
なぜ、吉原一の花魁葛城は、忽然と姿を消したのか? 遣手、幇間、女衒ーー人々の口から語られる廓の表と裏。やがて隠されていた真実が少しずつ明らかになっていく……。吉原を鮮やかに浮かび上がらせた、時代小説のあらたな傑作!


形態としては、有吉佐和子の『悪女について』や、映画『市民ケーン』を彷彿させるかのように、物語の主人公となる人は一切表に出ず、その人に関わった人々へのインタヴューによって話が進められて行く。それぞれの人の独白によって、花魁・葛城に興味を引かれ、次第に吉原の世界に惹き込まれて行くのである。

ぐんぐん読んでしまえる程、面白いが、ふと、思いを馳せる。花魁になった葛城の女としての哀しさや、賢さ、逞しさ。あの時代に、そうせざるを得なかった彼女は、自分の運命をどのように捉えていたのだろう?そして、全てが終わってしまった後、彼女は何を思ったのだろうと。ま、フィクションなんだけどね。

昔観たヴィヴィアン・リーの映画『哀愁』を急に観たくなる1冊である。


『本とも』8月号

2007-08-03 01:53:15

先月創刊された『本とも』の第2弾
8月号が書店に並びはじめました。
今回のテーマは
ひとり暮らしの食卓で
「食べる」について考える

です。 

本屋さんにご用向きの際には
チェックしてみて下さい。


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