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本しゃべりずむ

お知らせです。

2007-06-30 00:01:55


本日、6月30日から
全国の大型書店のレジ横に並ぶ(ハズ。。。)

『本とも』(徳間書店刊)で、
連載書評エッセイを始めました。




題して、『My life My book』
毎回、本を読むシチュエーションと
その時々の気分に合った本数冊を
題材に書いています。

少しでも、
皆さんに触れる事が出来れば嬉しいです。
お近くの書店へ行った際、
覚えていてくれていたらお手に取ってみて下さい。
それでもって
ご感想等など戴けたら、ものすごーく嬉しいです。


Posted at 00:01 | お知らせ | この記事の詳細

謎。。。

2007-06-25 23:10:50

洗面台に何やら黒くうごめく物体がっ!!
と思ったら。。。


ドゥドゥでした。

そういえばティッティも、よくここで涼んでいましたが
タプタプとお腹の重い石松は乗った事がなかった。
イシマツと同じ種類とはいえ、やっぱりラガドゥは身軽なご様子。
いつまで登れるかしら?


謎といえば、何故か一昨日くらいからブログのアクセス数が
5倍に。何故だ???謎は深まるばかり。
Posted at 23:10 | この記事の詳細

『太陽の塔』

2007-06-25 14:07:07
最近気になる作家になった森見登美彦の『太陽の塔』を読み終わる。森見を知ってから、一番に読みたかった作品だ。この作品で森見は日本ファンタジーノベル大賞を受賞しているし、なんといっても、私の好きな岡本太郎の『太陽の塔』をそのまま題名に使っている事。そんな所が、気になって仕方がなかった。



アマゾンから内容を転用するとこう
京大5回生の森本は「研究」と称して自分を振った女の子の後を日々つけ回していた。男臭い妄想の世界にどっぷりとつかった彼は、カップルを憎悪する女っ気のない友人たちとクリスマス打倒を目指しておかしな計画を立てるのだが…。

2003 年のファンタジーノベル大賞を受賞した本書は、読み手をとことん笑わせてくれる抱腹絶倒の物語だ。文体は古風でごつごつした印象を与えるものの、それに慣れるころには一文一文に笑いが止まらなくなり、主人公やその友人たちのとてつもないバカっぷりが愛らしくなるだろう。登場する男は皆個性的で、インパクトの強い変人ばかり。主人公につきまとわれる女子大生も普通ではなく、言葉遣いも行動も完全にズレていて、アニメのキャラクターのようなぶっ飛んだ魅力がある。物語のクライマックスまでたどり着いた読者にはさらなる大混乱が待っている。そのばかばかしさのスケールにとにかく圧倒されるはずだ。

男的な妄想をテーマにしながらも、読み手の性別を選ばないのも魅力のひとつだ。賞の選考委員である小谷真理に「一番強烈で、一番笑いこけた作品」と言わしめた本書。一歩間違えれば単なるストーカーの独白に終わりかねない設定だが、そんないかがわしい行為ですらジョークに変えるほどの力がこの作品にはある。

また、ユーモアに満ち満ちた物語の中に、詩的な美しい描写が織り込まれているのにも注目したい。突然そうした穏やかな文章に出会うことで、読み手は台風の目に入ったかのような静けさに包まれ、著者の文体に独特の温かみを感じることができるのだ。ユーモアばかりが注目されるが、そんな絶妙なバランス感覚こそが著者の本当の才能なのかもしれない。(小尾慶一)

と、珍しく「アマゾン?」と思わせる程、しっかりその魅力が紹介されているのも“森見マジック”の成せる技なのか?とにかく抱腹絶倒ものの内容を、限りなくきれいな日本語で淡々と読ませ、読者を一気に物語へと惹き込んで行くのである。

お涙頂戴物に少し飽きてしまった人には特におすすめの作品、いや、おすすめの作家ですよ。

トレードの季節?

2007-06-21 02:47:00



ドゥドゥのいつも居る椅子の上に石松が!!

と思ったら、石松のいつも居る本棚の上に

ドゥドウが居た。。。

そういえば、

昨日からお互いの専用ご飯皿も取り替えっこしていた。

猫って、どうしてトレードしたがるんだろう?

お隣さんを気にするのは、猫も人間も同じようである。


『斜陽日記』

2007-06-17 00:06:28


兼ねてから「太宰を読む時は、気分的に落ちている時」と書いているので、あれですが。。。最近の私は、精神的にも元気なくせに太宰関係の本を読んでいる。それもこれも、書店にて太宰関係の書籍を一気買いしたせいなのであるが、事の発端は森見登美彦の『新釈 走れメロス』だ。

もともと、太宰好きなくせに『走れメロス』は、どちらかというと嫌いなお話であった。自分勝手で我が儘で「なんで、あんな嫌なお話を教科書に載せていたんだろう?」なぁんて思っていたが、森見版のメロスを読み、そして最近になって檀一雄の『小説 太宰治』を読んだら、そんなに嫌いではなくなった。

森見版はコミカルで非常に楽しく、檀一雄の『小説 太宰治』は「えええ?『メロス』って、モデルになる元の話があったのね!」と私を妙に納得させる作品だった。こうした関連ものを読むと、「なんだ、結局情けない太宰自身が自分を言い訳する為の話だったんだ」なんて思うと元々の『走れメロス』もついうっかり肩の力を抜いて楽しめるから不思議である。

で、今読み終わったのは『斜陽日記』
ご存知の方も多いとは思いますが、太宰の『斜陽』は、この太田静子の『斜陽日記』を元に書かれていたのである。『斜陽』好きとしては、あえて読まないようにして来たのだけど、結局好奇心が勝ち、読むに至った。

内容をアマゾンから転用すると

太宰治が没する前年の12月、『斜陽』は大ベストセラーになった。この小説が、実在の女性・太田静子の日記をもとに書かれたことは文壇史に名高い。しかしこの日記は太宰治の亡くなった1948年秋に発表されて以来、版を重ねることはなかった。戦中の疎開先で淋しく母を看取る娘の心細く健気な心情を伝える日記から、いかに魅力的な小説に展開させたか、太宰の作家としての力量を見る上でも貴重な幻の資料が、没後50年の今、甦る。

ながらく避けて来たけど、読んでおいて良かったと思う。ますます『斜陽』が好きになった。あの作品が素晴らしかったから、きっとこの本もただの日記ではなく、価値あるものになったのだと思うのだ。

時として、私は人から「やや四角四面で頭が固い」と評される事があるし、自分でも自覚がある。そんな私の心地よい倫理観とは合致しない、不倫・妊娠・出産などの「モラルや思想の度外視」をしても、やっぱり『斜陽』は素晴らしいと思う。特に気に入っているのは、主人公のかず子が最後の手紙の中で書いている言葉である。

抜粋すると

この世の中に、戦争だの平和だの貿易だの組合だの政治などがあるのは、なんのためだか、このごろ私にもわかって来ました。あなたは、ご存じないでしょう。だから、いつまでも不幸なのですわ。それはね、教えてさしあげますわ、女がよい子を生むためです。

と、こんな一文である。美しく、か弱く、ひとりではとてもやって行けそうもない主人公が、こんな風に図太く達観した事に、清々しいたくましさを感じ、強烈に惹き込まれる。この一文があるからこそ、この本が好きなのだ。

で、『斜陽日記』に話を戻すと、この本は興味深いものの、やっぱり個人の日記に過ぎないと思って読み進めていたけども、この作品の最後に「『斜陽』のかず子の最後の手紙、あの一字一句、そのままに、生きようと思います」と書いてあった。もう、その一文だけで充分である。この一文だけで、私の本棚から消える事のない本になったのだと思う。

大人になったら。。。

2007-06-14 23:26:17
エキゾチック・ショートヘアーという同じ種類の石松とラガドゥ。
ドゥドゥ(ラガドゥの愛称)はうちに来た時、「本当に同じ?」と思うくらい印象が違っていたけど、やっぱり同じ種類だけあって顔が似て来ている感じ。この子も相当表情が豊かです。大人になったら、この石松みたく立派になるのかしら?
石松もだんだん馴れて来たのか、またひっくり返って寝るようになりました。ドゥドゥが甘ったれだから、競争心に火がついたのか?単につられただけなのか?ここ最近の石松は異様に私の後を付いてまわる。ま、どちらにせよ、ティッティがいなくなって静まり返っていた我が家に明るい空気が戻って来たようである。




『カポーティ短篇集』

2007-06-10 22:27:32
こんな偶然って、在るのかしら?
例によってお風呂タイムに読もうと、書店でふと手に取り購入した、別段新しくもない『カポーティ短篇集』である。



しかしながら、密かなブームなのか?私の周りには、同じ時期、同じ本を読んでいる人が私の他に2人も居た。両者とも、たまたま短篇についての話題になった時に
「短篇といえば、今カポーティ読んでてさ。。。」
「え?私も!何読んでるの?」
「ええと、題名忘れたけど、最初が墓地の話。」
「あ、それ、私と同じだ」
と、こんな流れである。

会話の中で出て来た墓地の話は、『楽園への小道』と題された1篇。
内容をアマゾンから転用すると

妻をなくした中年男の一日を、一抹の悲哀を込め、ややユーモラスに描いた本邦初訳の「楽園への小道」をはじめ12編を収める。各ジャンルの中から作家の資質がもっともよく現れている作品を選んだ、1冊でカポーティの魅力を満喫できる本。

ちょっと不思議で、何処か物悲しく、また何故か微笑ましさも誘う素晴らしい作品だ。この妻をなくした中年男が主人公だと思いながら読み進めたのだが、気がつけば、墓場で中年男に声をかける女性に知らず知らずと視点がスライドして行く。私のイメージでは、おトボケ加減といい、にじみ出る人の良さ加減といい、まるで『家政婦は見た』シリーズの市原悦子である。

第1篇目というのっけから惹き込まれ、気がつけばやっぱりお風呂で湯あたりしてしまう。。。そんな1冊である。きっとこの先、何度も読み直してしまうんだろうな。

最後に、ちょっと切ないけど微笑ましい長閑さを感じさせてくれるこの本を読んだ人しか判らない暗号めいた事を書いてしまうと。。。
「未来の私が、新聞の死亡欄チェックして墓地に足を向ける事が無いように、切に祈るばかり」である。










『ゲドを読む』

2007-06-07 05:11:32

昨年の『ゲド戦記』映画公開に合わせて読んだ『ゲド戦記』総計6冊。DVDが発売されるのに伴いプロモーションの一環として『ゲドを読む』と題された無料の文庫を110万部配布している。実は、冒頭であげたように、私は既に原作も読み終え映画も観ている事から、プロモーションという意味でしか興味が無かったのである。しかしながら入手し、目次を見て大変驚かされる。「こんなの、タダで配ってしまっていいの?」と。。。



「『ゲド戦記』を読み解く」と言われると、ちょっとお腹いっぱい気味な気もするが、これは「読み解く」と云うより、「随筆集」とでもいおうか?素晴らしいのひと言である。何より執筆者がいい!宮崎駿は当たり前としても、中沢新一や河合隼雄の深みのある考察も素晴らしく読み応えがある。何度も言うが「こんな本、タダでいいの?」である。

本好きな方、『ゲド戦記』好きな方、ル・グウィン好きな方、この本の執筆者たちの好きな方、おすすめです。ちなみに私は上に挙げた中沢新一&河合隼雄だけで、文庫本1冊以上買う価値があると思う。

この無料文庫は5色あるらしいが、私が持っているのはフューシャピンク。中身は皆同じなのだろうか?じゃ無いのなら、集めてみたい気もするが。。。
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