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本しゃべりずむ

願わくば。。。

2007-05-05 14:04:40

ブログを読んだ人が哀しい気分になったり、嫌な気分になる事は、なるべく書きたくないと思っているが今日はちょっと許してもらって、私の中の覚え書きとして、そして祈りとしてこんな事を書こうと思う。



いつもここで書いているように、ティナは我が儘で甘ったれ。で、怖がりなくせに冒険家である。「ティーナ?」「ティナ?」「ティッティ」「ティーちゃん」「可愛子たん!」「美人ちゃん」「ネズミちゃん」などなど、色んな呼びかけに対し、「にゃあん?」「にゃー」「んー?」と答え、ときには「ニャアン」と半ば脅かすように私に何かを問いかける。私が泣けばスリスリと頭を押し付けて慰め、夜更かしすれば少し怒ったように鳴き迎えにくるのが常である。

抱っこされたり、膝の上で寝るのが好きで、鋭い爪をたて私によじ登って来るから、もう何枚カシミアのセーターをダメにされたか判らない。眠るときは、どんなに暑い時にも私にぴったりと引っ付き、脇の下のところでタムタムするからパジャマの左脇はいつもボロボロになってしまう。

そんなティナが、昨日死んだ。時間は判らない。
昨日、窓を明けっ放しにして出かけた。夜、帰って来た時に友人たちと家に入ったから、何処かに隠れているんだと思っていた。そうゆう時、私が眠ると何処からとも無く這い出て来て、気がつけば脇の下で眠っているのが常なのに、朝目が覚めてもいなかった。絶対部屋の中に居ると確信したくて、安心したくて窓の外を覗いてみると、横たわるティナが真下に居たのだ。あわてて駆け下り、ティナを抱き上げると、既に冷たく、しなやかなはずのティナが硬直していた。

ベランダから落ちたのだ。
落ちて行く2〜3秒の間、とても怖い思いをしただろうに、不思議とその表情は安らかで夢見るように、こころもちうっとりとしたものであった。どこにも大怪我らしい所は見当たらず、まるで、ただそこに横たわるかのようなティッティ。即死だと思っていた。でも違った。

家に連れて帰り、櫛で梳かし、名前を呼びながらあちこち撫で回す。そしてティッティの4本の足、全ての肉球が汚れているのを見つけた。彼女はしばらくの間生きて、歩き回ったようである。お腹は痛くて苦しかったに違いないが、多分ティッティは、大好きな暖かい日差しと心地の良い風を全身で感じ、逝ったのだ。そんな顔だった。耳は、よく聴こえるように、とピンと真上に向いていた。多分、私が呼ぶ声を聞き逃さないように聞き耳をたてていたんだろうと思う。そんなティナに気づいてあげる事も、看取ってあげる事も出来なかった。

猫の平均寿命は20年。9歳と8ヶ月だった。短い命だった。

願わくば、もしも天国があるのなら、
暖かい日差しと風を充分に感じて幸せに過ごして欲しい。

願わくば、もしも生まれ変わりがあるのなら、
また可愛い猫になって私のところに戻って来て欲しい。

願わくば、短い猫生だったけれども、
愛されていたと、幸せだったと思っていて欲しい。

ティッティ、いつでもこれからも貴女が大好きよ。
安らかに眠って下さい。



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