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どうしても。。。

2006-12-16 11:31:45


以前、このブログで紹介した映画『行け、生きろ、生まれ変われ』(原題直訳)が来春、『約束の旅路』と云うタイトルで公開が決まり、昨日試写会を観てきた。まだ横浜でやっていた頃の「フランス映画祭」で偶然観て、あまりの素晴らしさに、映画祭のサブイベント、監督・俳優・プロデューサーを囲んでの少数ティーチインに参加してから、約1年半ぶりに再度観た映画だった。

既に紹介しているのにも関わらず、どうして?と思う人も居るかもしれない。でも、どうしてもこの映画に関して語りたい事があるから、ここで書くのだ。きっと、今日ここでこのブログに書いても、書き足りない事が沢山あるから何度だってあえて書く。




内容をシネマカフェから転用すると
1984年、飢饉に見舞われたアフリカ。ユダヤ教エチオピア人はイスラエルへ移住できると聞いた母親は、9歳の息子の命を守るためにユダヤ教だと偽らせる。母子は離れ離れとなり、息子だけがイスラエルへ。少年を引き取ったのはフランス系ユダヤ人夫婦。養父母は愛を注ぐが、少年は偽りの身分に思い悩む…。ベルリン映画祭でパノラマ部門観客賞を受賞するなど、各国の国際映画祭で感動を呼んだ必見の秀作。

最初に観たとき「多分、今回の映画祭で一番良い映画だったんじゃないかしら?」と思う反面「この映画は、多分日本で配給が決まらないんじゃないかしら?」と考えていた。

つまり、いかに作品の素晴らしくとも、それはあくまで観た後の感想で、あまりに日本と環境や人々の思う所が遠すぎて、社会派のイメージが強くて集客が望めないのでは?と思ったからだった。

そんな私の危惧をものともせずに、晴れて日本で公開される事が、私は嬉しくてしようがない。そして、映画関係社でもない私が試写を観る事が出来た偶然にも、本当に嬉しい。

先に書いた通り、最初に観た時には、まだ監督の話を聞いていなかったので、社会派エンターテイメントとしてみたのである。涙腺のちょっと緩い私がハンカチをグシャグシャにして、鼻をすすって、時には笑って、最後にはココロに温かいものが広がる感覚を享受したのであるが、その数時間後(?)のティーチインに参加して、更に心に響くものがあった。

それらを踏まえて、昨日もう一度観た所、ハンカチの枚数が更に必要であった。
「長い長い歴史の中、ユダヤ人であると云う事だけで多くの人々が虐待にあったり、殺されてきた。しかし、この映画においては「モーゼ作戦」と云う実際にあった歴史の一端に、“ユダヤ人(実際にはユダヤ人ではないが)だからこそ、生き延びられる事が出来た男の子”というフィクションを加えて映画を撮ろうと思った」と語った監督の言葉が耳に残る映画鑑賞であった。



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