※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません
2006年07月
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
リンク集
本しゃべりずむ

オススメ本ではありませんが。。。

2006-07-02 21:49:15
先月下旬に刊行された『世田谷一家殺人事件−侵入者たちの告白−』が出版業界で話題にされている。実際、本屋さんで見るこの本の置き方は尋常じゃないくらい多い。しかも、翌日もう一度見に行くと、確実に売れて、棚からごっそりとなくなっているのが、リアルに見えるほど、出版業界以外にも話題の一冊だ。

作家や編集者からは「何故、あえて読みにくい言葉を選んで書いたのか?」などの賛否両論はあるけども、私見で言うと皆一様に、ある意味嫉妬心をもって本書の話題をしている印象。。。と、云うわけでこの本の話題性や主題に惹かれて読んでみた。



手にとって、いざ読み始めると読み進めることが止まらない。確かに聞いていたとおり、やや読みにくい漢字や、言い回しのまずさ、古臭さなどが目立つが、内容自体にスピードがあり、2〜3時間ほどで読み終わってしまう。この本をエンターテイメントとして考えると最悪な気分になる。なぜなら、これは決して虚構なんかではなく、現実にあった陰惨極まりない事件の内容だったから。
“人がお金のために残酷極まりない方法で殺される”ことを目の前につきつけられる事は、言葉では言い表せないくらいの深い哀しみをもたらす。しかしながら、私にとっては北東アジアから希望に胸膨らませ、期待いっぱいに日本にやってきた留学生や研修生の一部の人が『クリミナル・グループ』なる凶悪犯罪に染まっていく所以を知ったことのほうが、もっと行き場の無いやるせなさを感じずにはいられなかった。勿論、やるせなさだけではなく、そこには恐怖感や警察への不信感など複雑なものが混じるのだが。。。。

私は、この本を何度も何度も読み返したいとは思わない。まして、本棚に大切に保管したいなどの気持ちもない。でも、ここであえて取り上げさせてもらったのは「なにを今更」と云われてしまうかも知れないが、この本に衝撃を受けたからだ。文章云々ではなく、この本の“全体の内容”“一人のジャーナリストの転機と執念”それに、“初刷8万部〜10万部と推定される、この本に携わった編集者や著者、出版社の心意気”に触れ、紹介したいと思ったからだ。

欲を言えば、海を渡ったとされる事件の主犯格の犯人写真まで入手しているのであれば、そして、そのことをこの本で公表するのであれば写真も一緒に載せて欲しかった。別に「犯人の顔を見たい」というのではなく、たんに信憑性の問題である。
http://www.cafeblo.com/chica/index1_0.rdf
ネットワーク (2)






(c) 1999-2008 Cafeglobe.com All rights reserved