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本しゃべりずむ

午後イチに

2006-06-13 16:47:22
徳間書店から今月出版される『官能小説家R』のPR打合せに行ってきた。
自らを“極限の愛の表現者として君臨”と奥付けで評する、あの杉本彩さん著作の2冊目の小説です。


杉本彩さんといえば、その昔、六本木で見かけて「ちっちゃいマリリン・モンローだ」と感動したのを思い出しました。ここ何年か前にテレビの社交ダンス番組にレギュラーで出ていて、家族そろってどんどん上達していく彼女を見て「この人はプロ意識の強い人なんだねぇ。やっぱり、きれい。」なんて云っていたので、この本のPRはとっても楽しみ。きっと、作家としても突きつめていく人なんだとおもう。
『作家。杉本彩』のPRとして頑張っていきたいところ。。。




書籍名   『官能小説家R』
著者     杉本彩
出版社    徳間書店
価格     1,365円



内容は、官能小説家の主人公が、よりリアルな官能描写を書くため、危険な匂いのする不動産会社社長に近づき、秘書の仮面を付け背徳の世界へと足を踏み入れる。というちょっとベタな感じのする話なんだけど。。。

実はちょうど、昨夜貸していた本を返してくれるため、お食事をご一緒した某週刊誌編集者のS氏が、お礼(?)にくれた久世光彦の『飲食男女』と『官能小説家R』が頭の中でちょっとつながり面白かったので、何が面白かったのかをここで、書いてみようと思います。

のっけから、「ぼくは、女の人のもうひとつの唇が物を言うのを聞いたことがある。−」と、ホラーのように始まり、ぎょっとさせられる『飲食男女』は、そのプロローグの中で

〈女を食べる〉と言うと、何だか品がないようだし、食べられる方は気味が悪いだろうが、この歳になるとそんな表現がいちばん〈感じ〉である。可愛いし、いい匂いがして、おいしい。
女にかぎらず、食べることは色っぽいことだと思いはじめたのは、ここ数年のことである。(引用)


と、春夏秋冬に章立てをなぞらえて、その季節に合った食べ物とその時々に関係のあった女性とを私小説風に書いた一冊。

確かに、食べるということをセクシシャルに感じる事ってある。「ちょっと厭らしいんだけど。。。」と恥ずかしそうに薦めてくれたS氏は言っていたけど、読んでみると、そうでもない。むしろ枯れてきたと自認(?)する作家の思い出話に「うんうん」と付き合う感覚に近い。ファンタジーである。

今まで私は男性の方がそちらの件に関しては直接的であると思っていたけど、ものを食べる行為を隠微に思う感じは女性の方がもっと発達しているのかなぁ?なんて思ったりする。
昨今、女性誌のエッチ特集なんかはもっともっと直接的になっているようだ。もしかして、それに慣れて、女性もどんどん直接的になっているのかもしれない。

『飲食男女』の中の「桃狂い」なんかは隣の奥さんとの関係を、次第に腐り、甘い腐臭を強烈に放っていく桃になぞらえた一遍だけど、女性の視点で読むと、隠微さが足りない気がするのは私だけだろうか? もともと腐りやすくて水分の滴る桃はセクシャルだと私は思う。でも、桃そのものがセクシャルなのではなくて、桃をかぶりついた時に、口の廻りに滴りつく汁や、指でつまんで食べている時に、その水分が指に滴り、腕までつたわってしまっているような、一種マナー違反のタブーを目にしてしまった時の隠微さなのだと思う。もちろん、所謂セクハラと一緒で、同じ行動を見ても、人によっては隠微を連想させ、またある人にはただのタブーを犯した行為であり、嫌悪感しか感じないお行儀の悪いギリギリの〈感じ〉だとおもう。

と、いうわけで久世氏のこの食べ物で女性を比喩する試みは、『厭らしさ』の観点から見た読み物として男性には向いているものの、女性には向かないような気がする。
そういった意味では、杉本彩の『官能小説家R』に出てくるウォッシュタイプのフロマージュのくだりの方がよっぽど直接的で、思わず顔を赤くしてしまう思い切りの好さがあり、男性向きだと思う。女性的な視点で書いた久世氏と男性的な視点で書いたと思われる杉本氏のあべこべさが私には面白く感じる2冊だった。

女性・男性の意見が分かれるところだけども、『官能小説家R』は今月19日頃に全国の書店に並びます。いかがでしょう?読み比べてみては。。。
ご意見等、頂ければ今後のPRに活かせて嬉しいです。

杉本彩サイン会のお知らせ

思った事 その1

2006-06-13 15:46:28
訊くところによると、本は1日に200冊、新刊本が出るそう。もちろん自費出版も含めての話だけども。。。
そんな中じゃ、よっぽどのベストセラーか著名人ものか、書評にたくさん取り上げられている話題作じゃないと、その本自体の存在さえ素通りしてしまう本が結構ある。


本PRの仕事をしているせいなのか、趣味なのかわからないけども、よく私は仕事で出会った人に「どんな本がオススメですか?」と訊く。もちろん、訊いたからにはちゃんと読んでみる。そうしたことで、当たり前かもしれないけど面白いのは、連鎖反応があることだ。

3年ほど前に、某雑誌編集長のO氏とコクトーやラディゲについて話が盛り上がった時、何故か薦められた『百年の孤独』がとても面白く、ガルシア・マルケスを妙に追いかけ読みしていた事があった。

気が付くとすっかりファンになっていて『予告された殺人の記録』なんかは、やっぱり何度も読み返す。そうしてまた別の編集者や友人の中にマルケスファンを見つけて、違うオススメ本を訊いてみると、コクトーから端をはっした糸がくもの巣を張ったように、色んなジャンルに形成されていくのが意外で面白い。

で、調子付いてまたまたO氏にオススメ本を訊いて見ると、今度は子供の頃に挫折(読み進めるのを)したトーマス・マンの『魔の山』なんかが出てくる。大人になってからならきっと読破できると挑戦はしたものの、やっぱり下巻の最初で断念。本棚の“積ん読(つんどく)”となっている。そのことをO氏に伝えてみると「あれはティーンエイジャーじゃないと夢中になれずに、面白くないからなぁ」なんて、今更云われたりする。

どう頑張っても、今更ティーンエイジャーには戻れないのでちょっと悔しい。将来、ちょうど好いくらいにボケて、青春時代に子供がえりしたらもう一度読んでみようかな?


のんびり

2006-06-13 15:45:07
打合せに来た客人に
「なんですか?ほんとにネコですか?」
とか
「ぶーちゃん」
とか、勝手に名前をつけられてしまうイシマツ。
一応、オンナの子なので、こうみえて結構傷ついていたりします(笑)

bye bisous chica
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