我が家の決まり事で、仕事が休みの人が食事の用意をすることになっている。
関西人にとってお好み焼きはご飯のおかず、当然のことながら晩ご飯にもなるのである。私の実家では父親が何十年も昔に買った家宝の鉄板があり、これで焼いたお好み焼きを日曜日の夜に家族で囲むのが楽しい思い出で、とにかく格別にウマイ。いざ父親が死んで相続となった時には間違いなく兄弟取り合いになると思われ、末っ子でこの鉄板と一番付き合いが短い私には権利がなさそうなので、実家から独立してすぐにマイ鉄板を購入した。

厚さ8ミリ、重くて凶器になりかねないマイ鉄板。買った当時は嬉しくて週に3回くらい焼いていた。
具材はシンプル、キャベツ・ヤマイモ・タマゴ・天かす・小麦粉・豚バラ肉。細かくキャベツを刻み、ヤマイモをすり下ろして加え、タマゴを入れてキャベツとなじませる。焼く直前に小麦粉と天かすを加えて準備OK、鉄板に火を入れ薄くサラダ油を引き生地を乗せ、表面に豚バラ肉をきれいに乗せていく。火加減は弱火でジックリ焼いていくのだが、ここで忘れちゃいけないのがサイドメニューのソーセージ。分厚い鉄板で炙ると、噛んだときに口にあふれる肉汁がいつもの3倍になるのだ!!!
返しで焼き具合を確かめ、キツネ色になったらひっ
くり返す。ここでも1ポイント、ひっくり返したら決してコテで押さえ付けてはならない。ヤマイモをいれて折角柔らかく焼き上がるようにしているのに押さえ付けては台無し、ここはじっと我慢我慢。
豚バラ肉から染み出る脂が生地に染み込み旨味が増していく!バラ肉がキツネ色になったらひっくり返してソースをかける。定番のおたふく、人気のどろソース、各人好みのソースがある。トッピングにはかつおの削り節、青ノリ、最重要なのが紅しょうが。赤紫蘇を一緒に漬けた梅干しの汁にしょうがを漬けたのが本物の紅しょうがなのだ。これがあるなしで旨さが大きく変わる大変重要な薬味なので、母親は買うと高いからか毎年紅しょうがを漬けている。
表面の豚肉はサクサク、生地の下面は焼きめが香ばしく中はフンワリ柔らかい。しかもお口のなかは熱っつい熱っつい!!!
ビールに最高のメニューで間違いないでしょ?