今日、元世界銀行副総裁の西水さんに
お会いしました。
世銀で女性の地位の向上に努められた
憧れの女性です。
そんな西水さんからうかがったお話の一つ、
バングラデッシュのマイクロ・ファイナンス(超小口融資)のお話は、
感動的でした。
ノーベル平和賞の影響で、
グラミン銀行が注目され、
マイクロ・ファイナンスの話題が高まっていますが、
西水さんがお話くださったのは、
グラミン銀行ではない、小さなNGOの活動によって
生まれ変わった村の話です。
バングラデッシュの貧しい村では、
女性たちは、宗教上の理由からも、
日中は家にこもり、日陰の存在で、
夫の暴力に苦しむ人も多いのだとか。
そんな村のなかから、NGOの声がけで、
村の女性たちの自立支援に立ちあがる人が出てきて、
村の女性たち自身が、
自分たちのためのマイクロ・ファイナンスを担う銀行業を
立ち上げるために、
会議の仕方、決済の仕方、リーダシップ、
戦略の立て方、銀行業務の仕方などを学ぶ場と機会をつくった結果、
たった5年で、自分たちでお金を調達し、
融資し、養鶏所などを立ち上げる人が
出てきたとのこと。
その中の一人の女性は、
5年前、海外から来た西水さんと話すことさえできず、
顔を隠し、震えていたのに、
5年ぶりに村を訪問したら、その女性は、
こうした取り組みに参加して、成長され、
なんと、村のみんなに推されて議員になり、
胸を張って、西水さんと話ができる女性になっていたのだそう。
しかも、こうした変化を男性たちも喜んでいて、
昔は仕事から帰っても、妻と話をしたいとは思わなかったが、
今は、妻と話すのが楽しいとおっしゃる男性も多いのだとか。
当然のことながら、
そんな両親を見つめている子供たちにも
変化が現れているらしい。
「たった5年でも、こんな大きな変化と
人間の成長は可能なのよ。
思いがあれば、できるのよ。」
西水さんのその言葉には、
とても勇気付けられると共に、
ふと、わが身を振り返りました・・。
バングラデッシュよりも
格段に恵まれている日本にいる私たちが、
もし、同じような思いをもって何かに取り組んだら、
もっと世界に貢献できる活動ができるはず・・・