2006-11-12 19:56:12
昨日から今日にかけて読んだ
エーリッヒ・フロム著「生きるということ」は、
とても考えさせられる内容だった。
私の尊敬する経済学者、シューマッハにも
共通するところがある。
21世紀に入り、まさに我々が直面している問題を
20世紀中に、鋭く指摘し、
その解決策までを提示してくれていて、
共感と共に、深く考えさせられる。
全体のテーマとなっている
「to have」(持つということ)と
「to be」(あるということ)は、
まさに哲学的なテーマで、
フロムは、これからは「to be」の考え方が
求められると語っている。
「所有」による豊かさではなく、
今ここにあるという「存在」による豊かさ。
そのことを考えるとき、
フロムは、人間の変革が不可欠であるという。
今まさにウェブ2.0の時代。
フロムはネット革命を見ることなく
この世を去っていったけれど、
彼の変革の提言は、
ウェブ2.0の社会で、実現可能だ。
「歴史上初めて、
人類の肉体的生存が
人間の心のラディカルな変革にかかっている」
そのアクセラレータは、
きっとネットだと思う。



