藤沢久美のTHE rising Sun
2006年10月
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素敵な女性社長


2006-10-30 23:11:29
今日、ポスレンの代表取締役社長、
山名真由さんにお会いしました。

28歳のときに社長になられ、今年30歳。
私も、初めての起業は、28歳のとき。

なんだかお話をうかがっていて、
当時の自分のことを思い出し、
勝手に、グッと親近感を感じてしまいました・・・。

でも、当時の私よりも山名さんは、
とてもしっかりされていて、とても素敵。

一言一言に、力があって、
どの言葉も、心に響くものがありました。

そんな山名さんに、大いなる力を与えてくれたのは、
なんと、クビの経験。
初めて就職した会社を3ヶ月でクビになったそう。

でも、その経験で、山名さんはとことん落込み
そして、とことん考えたのだそうです。

なぜ、こんなことになったのか。
これからの人生、挫折の経験を持ったまま歩きつづけるのか。

とことん考え、そして客観的に自分を見つめ、
日々、自分を振り返ることを習慣にされた山名さん。

一言一言は重く、
そして、一歩一歩が着実。
そんな印象を受けました。


そんな山名さんの一言を紹介。

「いつ専業主婦になっても、
 社会人として悔いのない状態でいたいと思って、
 仕事に取り組んでいたら、こんな風になりました・・」
 
悔いのない歩みを本当にできる人は、
やはり、魅力的です。


今日の山名さんへのインタビューは、
来月あたり、社長TVでオンエアの予定です。
ぜひ、リアルな山名さんの語りをご覧いただきたいです。




追伸
ミクシーのことをブログに書いたら、
たくさんの方から、ミクシーの楽しみ方をアドバイスいただきました。
ありがとうございました!!!
ミクシーだからつながることができる・・そんな感じがあって、
ミクシーの不思議な力を体験しました。

サイボウズマン?


2006-10-17 08:10:04
昨日は、ネットテレビ「社長TV」の収録で、

サイボウズ青野社長にお会いしてきました。

サイボウズのオフィスのエントランスには、
大きな「サイボウズマン」が立っています。



そして、その脇の棚には、
「サイボウズマン・ヘルメット」が・・・。



サイボウズの仕事は、
オフィスの情報共有のためのグループウェアの開発販売。

つまり、お客様は、企業。

個人消費者向けの事業をする会社が、
こうしたキャラクターを作るのはわかるけど、
B to Bのビジネスでなぜ・・・?

青野社長曰く、

「やっぱり、サイボウズの商品を使って
楽しく仕事をして欲しいのです。

それに・・・

こんなキャラクターを作ってると
ふざけた会社か・・と一瞬思われるのですが、
ホームページにアクセスすると、
まじめにしっかりシステム開発をしていることが
わかって、よりイメージがアップするんです。

恋愛と同じ!V字回復パターンです!


サイボウズは、東証1部上場企業。
上場記念パーティで、サイボウズマンのヘルメットを
ご自身もかぶり、そして、東証の方々にもかぶってもらったとか。

何事も世界初をめざす青野社長。
遊び心を持ちながら、徹底して質の高い仕事に取り組む。

インタビューしていると、感じるのはそのこと。
一つ一つの打ち手に対して、
しっかりと企みと根拠があって、
とても信頼感がありました。


社員の方の青野社長評は、
「公明正大な社長」。

社員からも、信頼の厚い青野社長でした。


この収録の内容は、来月、社長TVで放送されます。


おまけ

サイボウズマンの声がするマウスが
サイボウズのホームページから
ダウンロードできます。
かなり面白いです・・。
詳しくはこちらから。




サイバーエージェントって


2006-10-11 21:49:01

今日の午前中は、
私のネットラジオ「社長Talk」の収録でした。



乃木坂のちょっとレトロなスタジオで
いつも収録しています。



このスタジオ、編集スタッフの方々が、
とっても心配りの方々で、
毎回、感動と感謝の連続。

実は、このスタジオの運営は、
エクセルヒューマン。

同社は、人材育成が素晴らしい
とうわさに聞いたことがありますが、

このスタジオにお世話になってみて、
なるほど、納得です。


そして、今日の収録ゲストは、
サイバーエージェントの
グループ会社の社長さんお二人でした。

もちろん収録は別々の時間に
させていただいたし、
お二人の個性も、全く違うけれど、

共通するのが、生き生きとお仕事をされていること。

そして、従業員の個性とやる気をとても大切に
されていて、お二人とも、
「若い人のやる気に任せたい」とおっしゃる。

さらに、お二人ともサイバーエージェントに所属する
組織の人でありながら、
「自由ですよ」とおっしゃる。

まさにアメーバのような組織作りが
機能しているんだな・・・と実感したインタビューでした。

さて、どこの会社の社長さんをお招きしたのかは、
10月20日と11月17日の社長TalkのOAをお楽しみに!

株式会社アスカネット


2006-09-14 10:00:27
思い出を形に残す「写真集」を提案

アスカネットCEOの福田さんが、
お会いするなりいきなり取り出されたのは、写真集。

素晴らしい自然を撮影したものや
ミュージシャンの演奏の様子をまとめたもの、
そして、海外旅行の思い出写真集・・。

それらは、一見、
本屋さんに売っている写真集です。

けれども、なんと、
どれもこれも素人の人が取った写真を
写真集にしたものだと言われ、びっくり。

紙も画質も申し分なしのこの写真集を、
一冊から作ってくれるのがアスカネットの事業です。

アスカネットのmybookやArtBookというサービスサイトから、
写真集を作るためのソフトをダウンロードし、
後は、自分がデジカメでとった写真をソフトの上で、
アルバムに貼り付けるように、並べていくだけ。

好きな文章なども入れ、出来上がったら、
「送信ボタン」を押して発注です。

大きさも様々で、
大きさとページ数によって値段が決まる。
B5の変形くらいのものなら、2千円〜3千円。

発注して、1週間で
出来上がったものが届くのだそうです。

「百聞は一見にしかず」というけれど、
この写真集ばかりは、
実物を見たら、その品質の良さに、
誰だって感動するに違いありません。

もちろん、写真の質は、
撮影者の腕によりますが、
印刷と製本の技術には、驚きました。


デジタル革命が生み出した新しい写真文化

元々、福田さんは、フォトグラファーでした。
結婚式の写真を撮って、
アルバムに貼り付けて
納品するときに感じた疑問がきっかけです。

「最近の結婚式は芸能人も顔負けの
凝った演出がされているのに、
そのアルバムは今一歩おしゃれじゃない。
本屋さんに売っているような写真集にできたら、
どんなに喜ばれるだろうか。」

そう思った福田さんは、それまで手がけた
年間葬儀の約三分の一のシェアを持つ
お葬式の遺影の画像処理で得た利益を元に、
一冊から作れる高品質写真集の
製作技術の開発に取り組みました。

印刷機械や製本機械を購入し、
試作品作りに取り組みましたが、
3年たってもなかなか納得できる仕上がりになりません。

プロの印刷技術者も「これが限界」と言うところを、
福田さんはあきらめずに、
印刷機のソフトの改良を繰り返し、
4年経ってようやく納得のできる品質の写真集を
作り出すことに成功したのです。

その間に投資した金額は数億円だとか。

しかし、その甲斐があって、
今では月に1万件を超える発注があるそうです。

結婚式や旅行写真を保存するためだったり、
子供の成長を残したいと
3ヶ月に一冊作る人もいるそうです。

福田さんのフォトグラファーとしての質へのこだわりと
写真を大切に楽しみながら保管して欲しいという優しさが、
デジタル革命の力を借りて、
このビジネスを生み出したのです。

この素晴らしい写真集の印刷ビジネスの存在を、
全国、全世界に広げていき、
さらには、アメリカへの進出を考えられています。
今後の展開が楽しみです。


会社概要
代表取締役(CEO) : 福田 幸雄
創業 : 平成7年7月
上場 : 平成17年4月 東証マザーズに上場
銘柄コード : 2438
主な業務 : 葬儀に使用する遺影写真制作を葬儀社と提携し全国展開。新事業として、高品質の個人写真集の製作が拡大中。
URL : http://www.asukanet.co.jp/

株式会社チップワンストップ


2006-09-07 09:24:45
半導体・電子部品のスピード調達を実現

インターネットが誕生して、世の中が大きく変化したことは、
誰もが実感しているところ。
なかでも、私たち女性が感じているのは、ショッピング。

今までは、東京でしか買えなかったものが、
どこに住んでいようと関係なく
買うことができるようになりました。

しかも、かつての取り寄せは、
数量をまとめて購入する必要がありましたが、
ネットのショッピングでは、
「一つだけほしい」というわがままな購入にも応えてくれます。

そんなショッピング革命を喜んでいるのは、
私たち女性だけではありません。

半導体電子機器の研究開発に取り組む人たちも、
その恩恵にあずかっているのです。


設計・開発・試作に必要な少量発注にも対応

その恩恵を形にしたのが、
今回ご紹介する株式会社チップワンストップ

半導体や電子部品のネット通販をしています。
扱っている品数は、なんと500万点!
やっぱりインターネットならではです。

お店ではとても並べられないし、カタログにしても、
写真だけを載せるわけにはいかないですから、
説明文まで入れたら大変な厚さになってしまいます。

チップワンストップのサイトは、
この500万点の商品の電子百科事典のようです。

技術者の方たちは、
このサイトの中で必要な部品を見つけ出して、
一個だけとか、五個だけとか、
少量の注文をすることができます。

そして、お届けは基本的に注文翌日から一週間。

おかげで、中小企業だけでなく
地方のベンチャー企業の人たちも、
今までのように電子部品を売っているお店まで
足を運ぶ苦労がなくなりました。
しかも品数も豊富です。

チップワンストップの誕生で、
かなりの半導体ベンチャーの裾野は
広がったのではないでしょうか。

実際に、小ロットの部品を購入して回路設計試作をする
半導体設計ベンチャーが集積する
北九州からの注文も多いとのこと。


在庫をもたず、口コミで顧客拡大

けれども、500万点もの商品を管理しながら、
一個から販売していくなんて、
チップワンストップは、儲かるのかしらと
素朴な疑問がわいてくる方もいらっしゃるかもしれません。

「そこのところは大丈夫」とおっしゃるのが、
社長の高乗正行さん。

半導体や電子部品メーカーからは預託契約を結び、
在庫はほとんどゼロに抑えています。

15000名を超えるお客様は、
すべてクチコミで広がったのだとか。

日本のエンジニアの数は、40万人。

上場を果たして、これからいよいよ、
市場を拡大する時がやってきたとところ。

次々に打たれる戦略が、
ますます追随を許さない強みへと変わっていきそうです。


会社概要
代表取締役社長 : 高乗正行
創業 : 2001年2月
上場 : 2004年10月 東証マザーズに上場
銘柄コード : 3343
主な業務 : ウェブサイトを通じたて半導体や電子部品のを多品種少量販売。半導体等の技術情報やソフトウエアソリューションの販売や子会社にて米国専門誌と提携し、「EE Times Japan」の発刊も手掛けている。
URL : http://www.chip1stop.com/

株式会社ジェイエムネット


2006-08-31 10:00:21
福岡からアジアへそして世界へ

今回ご紹介するのは、
株式会社ジェイエムネット社長の植木一夫さん。

同社は、福岡証券取引所のベンチャー市場
「Q−Board(キューボード)」の上場企業。

「どうして福岡なんですか?」とたずねたら、
「出会いだったんだよね」とおっしゃる。


ジェイエムネットは、
植木さんが大阪で立ち上げた会社です。

元は、半導体製造装置メーカーの
アプライドマテリアルズジャパンで技術者だった植木さん、
とにかく会社を立ち上げたくて、
とりあえず、立ち上げたのですが、
資本金が減るばかり。

ようやく落ち着いて取り組んだのが、
半導体製造装置の保守・メンテナンス業務です。

さらに、プログラマーを雇って、
客先からの顧客管理システムや半導体通信ソフトなどの
システム開発の依頼に対応するようになり、
福岡事業所、東京事業所を次々に開設。
資本も増強。
会社として軌道に乗り始めました。


本社移転のきっかけとなる出会い

そんなある日、植木さんは、
ヨーロッパへの半導体に関する視察団に参加することに。

「ヨーロッパには行ったことがないし、一度行ってみるか」
という軽い気持ちでの参加でしたが、
そこで旅を共にしたのが、福岡県知事。

「福岡をアジアのシステムLSI設計の拠点にしたい」

知事の熱い思いを聞き、視察の日程が終わるころには、
自分も一緒にその活動の一翼を担いたい
という気持ちが高まっていたと言う植木さん。

飛行機が福岡空港に降り立った瞬間、
本社を大阪から福岡に移転しようと決意したのだそうです。

大阪本社に戻り、数週間後の役員会議で、
本社の福岡移転を提議。

唖然とする役員たちでしたが、
植木さんに賭ける思いがあったのでしょう。
みんなが賛同してくれました。

そして、新天地福岡でさらに事業を拡大し、
上場も視野に入ってきた時、
福岡に本社を移したその思いを貫くには、
福岡証券取引所に上場すべきと、
キューボードへの上場を決めたのだそうです。

いずれは、さらに上の市場へと巣立つことになりますが、
それでも、最初は、福岡からという気持ちです。


地元の企業を育て、地域づくりに貢献

植木さんのその思いは、
ますます高まっている様子です。

今では、福岡県のベンチャー企業を
応援する取り組みを積極的にしています。

何しろ、植木さんは、ラジオ収録の際も、
まず自社の説明をする前に、
福岡のベンチャー企業が
新たにレコードレーベルを立ち上げた新聞記事を取り出して、
その解説をされるくらいの力の入れようです。

自社の足元を固め、地域の企業を育て、
「起業をするなら福岡」
と言われる地域づくりに取り組む姿は、
まさに企業の社会貢献の理想像です。



会社概要
代表取締役社長 : 植木一夫
創業 : 1995年3月
上場 : 2004年11月 Q−Board
銘柄コード : 2423
主な業務 : 半導体製造装置の立ち上げ、保守、メンテナンス等のカスタマーサービス業務、パッケージシステムの開発・販売、システムの受託開発、ハードウエアの設計・開発、システムLSIの受託開発
URL : http://www.jmnet.co.jp/

株式会社キャリアデザインセンター


2006-08-24 09:33:31
今回のインタビューは、
株式会社キャリアデザインセンター
代表取締役社長 多田弘實さん

です。


「キャリア」のための転職支援

リストラを終えた企業が、人材採用に本腰を入れ始め、
働きがいを求めて転職を考える人も増えてきています。

転職を考える人たちの強い見方といえば、
転職斡旋サービスをしてくれる会社。

特にデフレ期に入って、
企業側のリストラの波も手伝って、
この手の転職斡旋サービスは、
雨後のたけのこのようにたくさん生まれました。

特にインターネットの普及により、
「転職支援サイト」が続々登場して、
会社選びの前にサイト選びで疲れちゃった
という人も多いのではないでしょうか。

けれども、そんなデフレの時代から
一風変わった転職斡旋サービスをしていた会社があります。

それが、キャリアデザインセンターです。

「とにかく仕事につきたい」
というニーズが多かったデフレ時代から
「キャリア志向の高い『エンジニア』
および『ビジネスパーソン』のための求人情報」
と掲げてきました。

当時は、キャリアよりもまず仕事
という環境だったのに、なぜ・・・。


リストラをした企業が求める人材とは

その質問に答えてくれたのが、
社長の多田さん。

多田さんは、リクルート出身。
Be-ingやトラバーユなど数々のリクルートの情報誌の
立ち上げを担ってこられたそうで、
独立後は、古巣と正面から戦うのも申し訳ないので、
「キャリア志向の高い人材」に絞った求人情報誌
『Type』を発刊したのだそうです。

もちろん、義理だけじゃなくて、
「一度リストラをした企業は、
今後の正社員の採用は慎重になるに違いない。
きっと、質の高い人材を厳選して正社員にするはず」
と強く感じたことも事実。

そして、その信念を貫いて、
93年から周りが広く浅く求人情報を発信するなか、
「キャリア志向」にこだわって求人情報を発信し続けたそうです。

最初は雑誌『Type』の発刊、
次に『適職フェア』の開催、
そして、キャリアアップ転職専門情報サイト「@type」の開始と、
リアルとネットの媒体をうまく連携させて2004年10月に上場。


世の中が追いついてきた今こそ、基盤固め

いよいよリストラを終えた企業も、
成長戦略に入って、人材の採用も増えてきて、
多田さんの信念に世の中が追いついてきた感じです。

「次は、どんな新展開を考えていますか?」とお聞きすると、

「ヨットと同じで、風を見つけたら乗らないといけないですよ。
長年かけて準備してきたことに、
世の中がようやく追いついてきてくれた。
これから新展開よりも、
ますますこの基盤を固めて行きたいです」

と多田さんは答えてくださいました。

風を見つけたと聞けば、
ついつい、すぐに新しい風を探すことを期待してしまいますが、
確かに、ヨットにチョット乗っていた私の経験を思い出すと、
レースで風を捕まえたら、
その風に乗って周りに大きく差をつけるのが鉄則だった・・。
まさにフォローの風を受けた多田さん、
今が周りを引き離すときかもしれませんね。


会社概要
代表取締役社長 : 多田弘實
創業 : 1993年7月
上場 : 2004年10月 ヘラクレスに上場
銘柄コード2410
主な業務 : キャリア志向のエンジニアやビジネスパーソンの就職斡旋を行う。転職情報を雑誌『type』、適職フェア、インターネットでの情報発信やマッチングを行う。
URL : http://type.jp/company/index.html

株式会社ヤマノホールディングコーポレーション


2006-08-17 10:00:57
今回のインタビューは、
株式会社ヤマノホールディングコーポレーション
代表取締役社長 石塚三郎さん

です。


解雇なしの日本流M&Aで成長

昨年前半から話題となっている、M&A(企業買収)。
M&Aといえば、どんなイメージをお持ちでしょうか。

強い会社が弱い会社を買い取って、
従業員を解雇し、立て直す、
そんなイメージをお持ちの方も多いかもしれません。

ところが、日本には10年も前から
日本流のM&Aを続けて成長している会社があります。

この会社は、買収企業の従業員を決して解雇しません。
役員も送り込んだりしません。

しかも、「ぜひ、うちを買ってください」と
買収される会社の従業員からも
声があがるといわれているのだそうです。


それが、今回ご紹介する
ヤマノホールディングコーポレーション(YHC)。

実はこの会社、
創立者はあの山野愛子先生の三男
山野彰英会長なのです。


「美道五原則」に沿った創造的再生

愛子先生とM&Aというと、
なんともイメージに合わないのですが、
YHCでは、愛子先生の提唱された「美道五原則」に沿って、
女性を美しくするという企業目的の元にM&Aを活用し、
会社を成長させているのだそうです。

M&Aはあくまでも道具なのです。


それにしても、山野会長、石塚社長が
今まで取り組んでこられたM&Aのお話をうかがうと、
驚くことばかりです。

今では、連結子会社が37社。
連結以外も含めれば40社の会社を買収してきましたが、
ちまたで言われるM&Aとはまったく違うスタイル。

従業員を一切解雇せず、
経営者も送り込まずに、黒字化していきます。

石塚さん曰く、
「商品を売ってくれる販売員様は、神様」。

大切なお客様のことを一番理解しているのは、
お客様と接する人たち。
その人たちこそ、大切な存在。
だから、解雇するなんてとんでもないのだとか。


「やる気」を高め、志を共有するパートナーに

ところが、多くの企業の場合は、
販売員は一兵卒のように扱われる。

しかも、大企業の子会社の場合は、
経営陣は定期的に入れ替わり、
会社の方針もコロコロ変わります。

それが、販売員をはじめ従業員のやる気を削いでしまう。

石塚さんたちは、
この「やる気」を高めることに注力しているとのこと。

買収された会社もその従業員も、
みんな志を共有するパートナー。

提案や意見も言い合える
そんな会社環境づくりができるように、
「ヤマノ経営塾」を開催し、
パートナー企業の人たちに学びの機会を提供しています。

日本企業らしいM&Aの姿が、YHCにあるようです。


会社概要
代表取締役社長 : 石塚三郎
創業 : 1987年2月
上場 : 1997年11月 JASDAQ市場 
銘柄コード : 7571
主な業務は、純粋持ち株会社として、和・洋装、宝飾品等の催事・訪問販売、ブランド事業、教育事業等を行う事業子会社の経営戦略立案・経営管理等を行うこと。
URL : http://www.yamano-hd.com/


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〜『藤沢久美の社長Talk News』 第2号より〜
(2006.9.11発行)

最近のM&Aといえば、
大手企業間だけではなく、
後継者を探す中小企業や大手企業の子会社など、
その市場は、拡大の一途。

けれども、まだまだM&Aのイメージは、
買う側と買われる側という
敵対的なイメージがつきまといますが、
ヤマノホールディングスのM&Aは、とにかく友好的。

「ぜひ、ヤマノさんに買われたい」
そんな立候補の声も上がるほど。
そんな日本式とも呼ばれる
ヤマノホールディングのM&Aについて、
じっくりうかがいました。

株式会社ヤマノホールディングス
石塚三郎さんとの対談は、
こちらからお聴きいただけます。

藤沢久美の社長Talk
http://www.shachotalk.jp/

株式会社ベストブライダル


2006-08-10 09:09:43
今回のインタビューは、
株式会社ベストブライダル
代表取締役社長 塚田正由記さん

です。


新しい結婚式のスタイルを提唱

以前、レギュラー出演していたNHK大阪の
「関西いちばん!」という番組で、
結婚資金について取り上げました。

その時に、調べてもらったデータでは、
ここ数年、結婚資金は増加傾向だとか。

結婚式のスタイルも変化していて、
増えているのが友人を呼んで、
新郎新婦も一緒に楽しむ、
こだわりの結婚式。

そんな新しいスタイルの結婚式をいち早く提唱し、
日本にそのマーケットを作ってしまったのが、
ベストブライダルの社長、塚田さん。


その結婚式のスタイルの名前は、
ゲストハウス・ウエディング」。

欧米の映画に出てくるような素敵な自宅に、
友人・知人を招待して催す
パーティのような結婚式のスタイルのこと。

しかし、日本の住宅事情では、
自宅で結婚パーティなんてできません。

そこで、塚田さんが考えたのが、
結婚パーティが出来るような
ゲストハウスを作ってしまうこと。


平成10年開業の日本橋を皮切りに、
現在全国に10店舗(28ゲストハウス)、
そしてハワイでも複数のチャペル運営を展開中。

例えば、大阪のゲストハウスは、ガラス張りのチャペル。
ガラスの向こうには、海。
芝生の敷き詰められた庭。
地中海にいるかと思う白で統一された邸宅・・。

そんな夢のようなゲストハウスを次々に作り上げました。
内装に使う家具は、すべて塚田さん自身が、
海外に行って見立ててきたもの。
塚田さんのセンスが光る夢の邸宅です。


様々なニーズから生まれるビジネスチャンス

しかも、このゲストハウス・ウエディングのユニークなところは、
決まったパッケージがないこと。

すべて、結婚する当人たちの希望を積み上げて、
パーティをデザインしていく。

そのため、パーティ作りのお手伝いをする
ウエディング・コーディネータは大変です。

大切な結婚パーティ。
出来る限り希望を形にして差し上げなくてはいけません。
様々な角度からお客様のニーズを聞いていると、
そこにはいろんなビジネスチャンスが生まれてきます。

たとえば、結婚指輪や新婚旅行のアレンジや
引き出物のアレンジも対応してくれるのだとか。

いずれは、新居をゲストハウスのようなインテリアにしたい人には、
そのコーディネートのお願いもできるかもしれません。

結婚パーティビジネスというのは、
実は、結婚に関わる購買すべてに
ビジネスチャンスがあるようです。


わがままに応えて市場拡大

お話をうかがえばうかがうほど、
「やり直せるなら、私もこんなところで結婚式をしてみたい」
とうっとり・・。

そう思って、ハタと気づいたこと。

結婚パーティビジネスって、
少子化で厳しいって言われているけれど、
離婚率が上がっているとすれば、
結婚回数が増えるわけで、縮小するどころか、
わがままなお客様が増えて、サービスも充実して・・・、
実は、拡大する市場なのかもしれません。


会社概要
代表取締役社長 : 塚田正由記
創業 : 1995年10月
上場 : 2004年10月 マザーズ市場
銘柄コード : 2418
主な業務 :欧米のような邸宅をつくり、結婚式を行うゲストハウス・ウエディング事業が主力。ハワイでも展開している。
URL : http://www.bestbridal.co.jp/


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2005年6月にインタビューさせていただいた
ベストブライダルの塚田さん。

今年7月に、『藤沢久美の社長Talk』で
再度、お話を伺いました。

あのカリスマ・モデルのおふたりと
コラボレートしたウエディング・ドレスのお話や
新たに提案されている結婚式のスタイルについて
お話いただきました。

このインタビューにご興味のある方は、
こちらからお聴きください。

ボストンに来ています


2006-08-05 23:10:07

一昨日から、ボストンに来ています。

「東海岸は、大変な熱波」なるニュースが出ていて、
覚悟をしてきたけれど、意外にも、ボストンは涼しくて、
快適です。

そして、昨日は、投資信託に関わる人間なら誰もが
一度は憧れる、フィデリティの本社を訪問しました。

私が投信会社に入社した89年当時から、
これからの投資信託のマーケティングについて考えるとき、
アメリカからフィデリティのマーケティングツールを取り寄せて、
その先進的な取り組みに感動し、
いつか日本でも、こんなツールを提供したいと
胸を躍らせたのを思い出します。


そして、念願の訪問。
そこでうかがったお話も、やはり感動の物語でした。


本社のダイニングのあるフロアの入り口には、
蛙の置物や蛙の絵が、たくさん飾られていました。

「どうして蛙?」

1970年代の株式市場の不況
フィデリティの苦境の時代に蛙の物語が生まれました。

1940年代に運用会社として創業したフィデリティは、
当時既に、ダイレクトマーケティングを始めていたのですが、
それまで株式運用中心だったため、
株価の暴落と低迷の時期に、経営難に直面。

そこで決意した新たな一手が、
MMFの運用と販売。

「株式運用を看板にしてきたのに、MMFを!?」
そんな声も覚悟の上での英断です。

しかも、最初の2年間は、信託報酬は無料。

そして、まだまだ知名度も十分でなかったため、
新たなキャラクターを作り、
積極的に広告を打ったのだそう。

そのときのリーダーの英断と、
社員たちの一致団結が
フィデリティのMMFへの大量の資金流入を呼び、
新しい運命を切り拓いたのでした。

そう、そのキャラクターが「蛙」だったのです!

そのときのことを思い
蛙がたくさん飾られているのだそうです。


こうした逆境の中の英断は、一度だけではありません。

今、多くのアメリカ人の資産運用をサポートしているフィデリティ。
その歴史は、本にまとめたいと思うくらい感動の連続です。

現在もまだまだ、「常に改善」を合言葉に、
次なる未来へ向けて、進化を続けているフィデリティ。


フィデリティから学んだ経営の話、マーケティングの話、運用の話・・・
あふれるほどにありすぎて・・・・今日はこの辺で。



プロフィール
プロフィール
投資信託会社勤務を経て、96年、日本初の投資信託評価会社を設立。現在はシンクタンク・ソフィアバンクの副代表、「社会起業家フォーラム」副代表。セミナーやテレビ、雑誌など幅広いメディアで活躍し、経済・経営に関するわかりやすい解説が評判。金融審議会委員など、政府の委員など公職も多数兼務。
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