藤沢久美のTHE rising Sun
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米国世代間格差


2007-05-22 10:46:00

今朝、ホテルに届いたUSA TODAYの
カバーストーリーは、
「ジェネレーション・ギャップ?」
というタイトル。

FED(連邦中央銀行)が発表した
年代別資産比較のデータに基づいた記事。

1989年から2004年までの15年間の
資産額の変化に大きな世代間ギャップがあるという。

この15年間で、現在の55歳から59歳の人は、
資産を95%も増やし、収入も52%増やしているのに、
35歳から39歳の人は、資産を28%も減らし、
収入も10%減っているとのこと。

その背景にある一つが、若い世代の借金の増加。
良い職に就くために、学生ローンを使って学位を
とる人が増えたことに加え、車のローンや
住宅ローンなど、高齢世代に比べて、ローンの比率が高すぎて、
将来に向けたお金が運用できていないこと。

さらに、学位をとるために大学院に行ったり
することで、就職時期が遅れ、結婚時期、
出産時期も遅れ、老後に向けての蓄えをする時間は
ますます足りなくなっている。

その上、両親が長生きするようになったので、
遺産相続の時期も先送り傾向。

このまま行くと、
「今の若い世代は、平均的な62歳定年は望めない」と
新聞では書かれている。


そして恐ろしいコメントのもう一つが、
「中間層には厳しい社会がやってきた」というコメント。

貧困層への税制優遇策の拡大と、
配当益や譲渡益に対する税金優遇策が、
貧困層と富裕層には追い風を送るが、
それに縁のない中間層は、厳しいというもの。

将来の日本を予感させるような二つの記事。

こういう問題の原点は、社会制度の問題なのか、
一人ひとりの国民の意識によるものなのか、
ふと考えてしまう。

私は、まず自分がどうありたいかを
早いうちから考えることが大切な気がする。

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投資信託会社勤務を経て、96年、日本初の投資信託評価会社を設立。現在はシンクタンク・ソフィアバンクの副代表、「社会起業家フォーラム」副代表。セミナーやテレビ、雑誌など幅広いメディアで活躍し、経済・経営に関するわかりやすい解説が評判。金融審議会委員など、政府の委員など公職も多数兼務。
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