http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091203-00000006-dal-golf
勝って鮮やかに決めたいのはヤマヤマだろう。しかし決戦前日、石川はあえて、それを口にしなかった。
「最終日に最終組でプレーすることが大きな目標です」。代わりに定めたのは、現実的なターゲットだった。
唯一、逆転を許すケースが池田の優勝だ。
最終日に最終組でいれば、自ら優勝することによって最悪のシナリオは自力阻止が可能となる。
「優勝が絶対条件というのは池田さんにとっては厳しいけど、(池田の)気持ちの問題で変わってくるし、油断したくない」。賞金王は目の前にあるが、絶対ではないことを肝に銘じている。
まず大事なのは4日目に最終組にいること。その目標が達成できれば、賞金王は手を伸ばせば届く位置にあることになる。
仮に池田が下位に沈んだ状態なら、勝って終わることを目標にできる。それが石川の作戦だ。
賞金王を5勝目で飾れば、年間勝率2割8厘となる。景気悪化もあり今季は24試合と、73年のツアー制施行後では07年と並んで最も試合数は少ない。しかし5勝到達なら、1996年の尾崎将司の2割2分2厘(ツアー36試合中8勝)に続く史上2位の勝率となる。
池田も同じく4勝で「それは終わってみてから、意味を考えてみたいですね」と最終決戦前に多くを語らなかったが、2人で切磋琢磨(せっさたくま)してきたからこその偉業も、目前にはある。
この日のプロアマ戦は、紺のハンチング帽に、銀の3ピーススーツのようなベストという装いでプレーした。
最終戦はいつものサンバイザーではなく、このスタイルで臨む。「勝負服?というか、秋らしいというか、冬らしいというか、季節に合わせました」と大一番を前に、浮き浮きしたような表情で話した。
おしゃれ心たっぷりにハンターと化した石川。
「今週終わって、自分を褒めてあげられるかどうかは自分次第」。口元を引き締めた。
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