たまの休日に写真機材を抱えて京阪神のいずこかに出没、目指すは紀信かアラーキーか。みずからの愚かさ、未熟さ、時にはクライアントの理不尽さに嘆きつつも、世界を股にかけ写真を撮りまくることを夢想する・・・。
デジタル化の波に否応なく呑み込まれ、もみくちゃにされながらもどっこい生き残りを賭ける赤貧写真家の徒然なるブログである。

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11月 所感 映画編 [2007年11月30日(金)]

『大統領暗殺』 '06英 監督:ガブリエル・レンジ

刺激的かつ衝撃的な展開。現職のジョージ・バカ・ブッシュ大統領が暗殺され、その真犯人追及を関係者の証言でつないでいくというドキュメンタリ形式の構成。実話を基にした映画はたくさんあるが、もちろん架空の設定をあたかも実在の事件であるかのような展開は、不思議な感覚にとらわれ、錯覚を起こしそうになる。

山形でドキュメンタリー映画を集中して観た直後だけに、新鮮だった。こういう表現手段もあるんだ。ラストはちょと尻すぼみ気味だったけど。

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『自虐の詩』 '07松竹 監督:堤幸彦

監督の堤氏はTVドラマ&映画で、主演の中谷美紀と『ケイゾク』、阿部寛とは『トリック』で、それぞれマニアックで凝ったつくりのストーリー展開が定評、その組合せに興味を持った。原作は同名の著名な4コマ漫画だけど、全然見たことも聞いたこともない。ので、おそらく原作の4コマ漫画独特のテンポを映画で再現しようとしたためか、多分ギャグなんだろうけどちょっと笑えないシーンが連続した。

後半は中谷美紀の独走場となり、阿部寛や他の個性的な共演者西田敏行、竜雷太も霞むほど。まさに中谷美紀のための映画という感じ。演技上手すぎ。コメディというより人情派。でも、なんか徹しきれていない感じ。

エンドロールの配役で見た、ちょい役出演の気仙沼ちゃんに笑ってしまった。

デジタルカメラ受難 その1 [2007年11月29日(木)]

オートフォーカスといっても過信は禁物。ピントを合わせてからシャッターを切るわずかの間に被写体が動いたり(あるいはその逆も)、コサイン誤差、暗いところや、フラットな箇所(たとえば単色平面の壁など)なんかが代表例。

かねてから50mmレンズのピントが合わないことが多く、難儀していた。同じ状況下で撮っても、綺麗にあっているものもあれば、まったく外れているものもあり、ならばと絞り込んでみても、被写界深度分ましになる程度で、その傾向にばらつきが多く、上述の例では説明がつかなかった。

AFがあてにならないならMFで試みるが、AFカメラはファインダーでのピントの山がつかみにくく、正直厳密なピント確認は厳しい。特にメガネなしで生活できないほどの、近眼の私にとっては、なおさらのこと。

が、このピンボケ現象は、意外なことにレンズ自体のピント位置がずれていることも結構多いらしい。個体差というヤツだが、そのピントのずれを検出して合わせるのがAFだと思っていたのに、そうではないということか。

これはメーカも承知のことで調整してもらえるという。しかも無料で。もう20年来写真を撮っているが、そんなことはゼンゼン知らなんだ。

さらにはこのレンズ、購入当初からAF用モーターの具合が悪く、過去2回修理に出している。もう何年も前のことで、苦情を言うには時効を過ぎているが、同じAF不良なので合点がいかない。当時の修理票を捜し出し、添付して調整を依頼した。

数日後電話があり、「鏡筒内の○×が折れていて、それを部品交換します」と言われ、一瞬ヒヤッとした。これでは修理費がかかるのでは、思ったが「無料でやらせていただきます」とすぐに付け加えられたので、ホッとした。結果、工賃はもちろん部品代という実費さえも免じてくれたのは大助かり。修理票が功を奏したのか?

が、事態はほんの序章に過ぎなかった。
カラオケ10hours [2007年11月25日(日)]
今日はカラオケ発表会の撮影。朝9時半から夜7時半まで10時間、延々と140人ほどが出演。

発表会なので、ゲスト出演以外では曲やステージ構成でメリハリをつけたり、盛り上げたりというスタイルにはなっていない。きっちり1曲分、一人4分ほどの持ち時間しかなく、前の人が歌い終われば、エンディングもそこそこ、次の曲の前奏が始まり、ところてんのように次の人が押し出され、歌っていく。

そして、同じ曲が何度も歌われる。歌う方は1曲しか歌えないので、それがすべてだが、聴かされる方は…。しかもほとんど演歌ばっか。

寝不足のため、途中意識が怪しくなったが、それを超えると、テンションがしだいにナチュラルハイに。そうでないと、どこかで拒絶反応を起こしていたかもしれない。
苦笑、チクショー、楽勝? [2007年11月07日(水)]
11/3 
3日、現場に到着し、準備を始めたとたん仰天した。「ありゃあー、カメラ1台使えない?!」

仕事では必ず2台以上のカメラを使う。そして撮影内容によって準備する機材は当然違ってくる。基本パターンはあるが、現場の様子等やこれまでの経験も加味して、入れ替えたり、追加したりして最良の組み合わせをしていく。今回、これまでの撮影であった不安定要因を解消できる組み合わせに変更した初めての機会だった。

このとき入念な機材チェックをすべきだったんだが、特に不具合の連発するフラッシュを主にチェックし、それを補正する機材を追加して終わった。少し冷静になって機材を見回すだけでも気付いただろうけど、「これで明日の撮影は完璧、楽勝だ」との思い込みで完全に抜けてしまっていた(具体的にはボディとレンズの組み合わせだが、詳述すると長くなるし、本題じゃないので、割愛させていただく)。

実のところ、最良の組み合わせといっても、現有機材内でのこと。いつもこっちがいいかな、あっちがいいかなと頭を悩ますものの、それはどんぐりの背比べのようなもの。撮影はできるが、余裕はない。上位クラスの機材があれば、そんな心配はなく、躊躇なくそれを選ぶ。それで対処できない撮影状況なんて、まずないからだ。が、代わりに財布に心配があり、いつもカメラ屋のショーケースの前で、躊躇している。

今回はそういった限られた機材の組み合わせが、完全にマイナスに作用してしまった。しかし、そんなときは何食わぬ顔をして、1台のカメラで平然と撮るのもプロの技(と思う)。2-1=1で、いつもの半分の労力で済んだ。ある意味、楽勝だった。
SDカードならば [2007年11月05日(月)]
『CFカード受難その4 SDカードならば』

CFカードを増やさなかったのは、ストレージがあれば、それ以上必要ないわけだったが、それは理由のひとつにすぎない。2GBやら4GBの大容量カード1枚あれば、RAWでの大量撮影でもしない限りカード交換も不要、ほとんど挿しっ放しでいいので、面倒な作業は減らせる。が、仕事では2台、3台のカメラを並行して使うので、それより小容量のカードを数枚持つやり方のほうが適切で、紛失・破損等のトラブルのリスクも分散できる。なので512MB〜1GBくらいが適当とみていた。

最近のメモリーカードの値下がり具合は、これまでの値段がウソのようで、怖いやらありがたいやら摩訶不思議な気持ちになるが、ふと周りを見ると同等クラス同容量のSDカードのほうが、CFカードの何割も安い。というのも、CFカードはデジタル一眼や一部PDAに使われるくらいで、より小型軽量、用途の広いSDカードがほぼ主流となり、いまや一部のデジ一でもSDカードになってきていることに及んで、CFカードはその耐用年数以前に市場での寿命が尽きそう。小さなお店ではもはや取り扱ってさえいない。

そんな中、都合よくSDカード→CFカード用変換アダプタというのがあり、これを使って、SDカードに切り替えればコストパフォーマンスがよくなるだろう、と思ってしばらく様子を見ていた。

が、わたしはまだSDカード用の機器を持っていない。変換アダプターは高くはないが、安くもない。何枚ものSDカードを揃えないことには、その効果は薄い。さらにはSDにはminiSD、microSDとこれもアダプタをかませばそのまま使える派生品があり、値段も性能も大差はない。つまり“小”が“大”を兼ねるわけだが、microSDなんかだと大きさが爪の先くらいので、こんなのすぐに失くしちゃいそう。利便性の高さは危険性の高さと表裏一帯、あせって買うにはどうかと思った。

さらには、カメラの複数並行使用にあわせて、変換アダプタも複数枚用意すれば、逆に高くつく…。

赤貧写真家として少しでもコストを掛けまいと、あれやこれやと頭をひねって考えるその結果は、あんま
り変わらなかったのだ。トホホ
楽勝? 苦笑、チクショー! [2007年11月04日(日)]
11/3 
3時過ぎに始まった撮影仕事は4時半頃には終了。思った以上の早さにちょっと拍子抜け。そこから徒歩20分ほどの会社までの道を、回り道して2時間ほどかけて歩く。その間、小休止がてら缶コーヒー片手に、カメラの液晶モニタで撮影した写真を仮チェック。缶コーヒーも冷めぬ、ほんの10分ほどだった。

6時半過ぎようやく会社に戻り、データ整理を始める。今日は撮影枚数も少なく、内容も基本的、先ほどの仮チェックもあって1時間もするかしないうちに難なく終了。「さあ、これで帰れるぞ。今日の仕事は楽勝だったなあ」。

であればよかったが、そうならないところがこの仕事のミソ。家から持ってきた2週4回分、1644枚、約3GB分の撮影データを会社のサーバに移していく。この間、週末に会社、平日夜を自宅のPCで作業をするが完了せず、中途半端のまま行ったり来たりで、結局どれをどこまで仕上げたかわかんなくなり、半分くらいはやり直しとなった。

それらを昨晩からほぼ徹夜、空が明るくなる頃まで、さらには仮眠後出発ぎりぎりまでその作業に追われた。

これだけのデータ量だとコピーさせるにも結構時間を食う。その後の最終仕上げやら、必要な書類を用意したりと、なんやかんやで3時間近くかかり、会社を出たのは10時半ごろ。なんだ、いつもと変わらんな。ぜんぜん楽勝じゃないや。
あれよあれよの間に [2007年11月02日(金)]
『11/1 CFカード受難その3 あれよあれよの間に』

半日分の撮影データが消えたからと言って、諦めたわけではない。それは、データに真っ白い紙を被せたようなもので見た目上は何もないが、その紙一枚をめくればまだ残っている、というのがおおよその仕組みが分かっているから。

データ消失ミスの根本原因は、CFカードの絶対量の少なさ。趣味で撮る範囲では十分だろうが、やはり仕事で使うには保険の意味合いも含めて、もっと余裕が必要なことは判っていたが、ついそれを怠っていた。使えるものは使っちゃおうの倹約(?)主義も限界だったわけだ
そこであらたにCFカードを買い増すことにし、ついでなのでデータ普及ソフト付き、133倍速、ちょいクラス上のものを選んだ。ちょっとは“プロ”らしく見えるよな、これで。

1GB、4480円。3年前初めて買った128MBとほぼ同じ価格。何なんだ、この下落ぶりは?! 安いのは有難いけど、オープン価格ってほんとよくわかんない仕組みやな。

で、さっそく消えたデータのCFカードを、このソフトに掛けてみると、上書きされた分を除き、あれよあれよの間にデータが出てきた。この間数分間、思った以上に簡単だった(写真はその救出されたうちの1枚)。

これで安心してデータを消せるぞ。って、違うか。
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